メロンは高級フルーツの代表的存在です。
その価格は天候や生産動向のほか、イベントごとや景気の良しあしで大きく左右されます。
市況に関する情報を定期的に更新していますので、仕入れや購入の参考にしていただけると幸いです。
※農林水産省の「青果物卸売市場調査」より作成しています。札幌市、仙台市、東京都、横浜市、金沢市、名古屋市、京都市、大阪市、神戸市、広島市、高松市、北九州市、福岡市及び沖縄県に所在する卸売市場のデータの集計です。
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1キロ589円と平年比2割高 2023年5月18日
コロナが収束に向かいつつあることから、販売好調によりやや高値で推移しています。
ただし、メロンの生産量も大きく増えるシーズンに入りました。
出荷果開始時期の4月上旬までは小玉傾向だったが、中下旬から順調に肥大し2L級、3L級の発生も増加。5月上旬から出荷のピークに入った
引用:日本農業新聞2023年5月18日
茨城県、熊本県といった各生産地とも生育は順調とのことです。
今後のメロン価格は、平年並み~やや高値で推移するでしょう。
1キロ719円と平年比15%高 2023年5月1日
メロンの販売が好調です。
コロナ5類移行やインバウンドの回復で手堅い需要。「母の日」需要も
引用:日本農業新聞2023年5月5日
ただ、4月中下旬からの低温で生育が遅れ気味だった熊本県産は、5月に入り出荷量を増やしています。
茨城県産も5月中旬ごろより出荷ピークに入るとの予想です。
平年通り、5月下旬にかけて価格の下落が続くでしょう。
1キロ757円と平年比15%高も下落中 2023年4月27日
年始から続いたメロンの高値が徐々に解消に向かっています。
メロン以外のフルーツが増えてきて、売り場が充実してきたためです。
スイカをはじめ、競合品目が増えてきたことで需要が分散され引き合いが弱まった
引用:日本農業新聞2023年4月28日
同様の傾向は今後も続くとの予想です。
メロン価格は平年並みの水準まで下落するものと思われます。
引用:食べチョク
赤肉メロンの最高峰!夕張のキングメロン
メロンでは不可能と言われた、無農薬・化学肥料を使わない栽培。
技術力の高さに脱帽です。
1キロ1261円と平年比3割高 2023年3月30日
静岡県産や熊本県産が出荷量を増やし価格は下がっていますが、依然として平年比3割高となっています。
重油高騰によるコスト高で、国内産の出荷が減少しているためです。
なお、需要は底堅く高値はしばらく続きそうです。
加工需要は低調だが、ホテルのビュッフェなど業務需要が堅調
引用:日本農業新聞
1キロ1578円と平年比3割高 2023年3月16日
複数の要因が重なり、メロンが平年比3割高となっています。
高値の理由として、以下のような要因が考えられます。
- 春のお彼岸を控え、お供え物の需要が増加
- 重油高騰により、この時期のメロンの作付面積が減少
- コロナ禍により低迷していた業務需要が回復
今後も高値はしばらく続く予想です。
メロンの業務需要や海外ニーズは底堅く、彼岸後は価格を下げても小幅にとどまる
引用:日本農業新聞2023年3月17日
茨城県産や熊本県産の半促成メロンが出荷量を増やすまで、高値はしばらく続くでしょう。
1キロ1375円と平年比5割高 2023年2月7日
メロンの市場価格が平年比5割高の高値となっています。
原油高騰を意識してか、この時期の作付けが減っているようです。
厳寒期に作を開ける生産者が平年より多く、スロー作業と休作により入荷量は前年比85%
引用:東京青果 2月果実展望 アールスメロン情報 静岡
メロンの高値傾向はしばらく続きそうです。
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