サラリーマン時代にトウガラシの品種改良を担当していたこともあり、「激辛」とつくメニューにはとりあえず挑戦するはたけもんです。
ふるさとの広島に帰郷したのですが、久々に目にしたつけ麺屋さんの看板「ばくだん屋」を発見したのでさっそく入ってみることに。
浪人していたころよく通ったんですよねー。
とにかくタレが辛いのです。
タレの表面に真っ赤なトウガラシパウダーが層をなして浮かんでいる様は、思い出すだけで武者震いが…
広島市民なら誰もが知るつけ麺屋さん、「ばくだん屋」を堪能してきました。
廣島つけ麺本舗 ばくだん屋とは

トタン屋根に木製カウンター、ブリキ製(のような)煙突からもうもうと立ち昇る蒸気…
15年以上前の話ですが、予備校帰りに通っていたお店(まだあるのかな?)は戦後のバラック小屋のような、レトロというより廃屋に近い趣の不思議なところ。
初めて食べた時はそのあまりの辛さに驚いたものですが、なぜか前を通るたびに食べたくなる…
今にして思えば、この時すでにトウガラシの世界に足を踏み入れていたのですね。
Wikipediaではこんなふうに紹介されています。
関東地方などで広く知られるつけ麺とはやや趣が異なり、中華麺・チャーシューなどと共に、キャベツなどの茹で野菜やゆで卵が具材として添えられているのが特徴。つけだれもしょうゆベースのつけだれに唐辛子・ラー油・酢・ごまなどの入った辛口(激辛)のたれが基本となっている。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
さらっと書いてありますが、やはり「ばくだん屋」の特徴は激辛のタレなのです。
まずは見ていただきましょう。
これがばくだん屋のつけダレだ!

お分かりいただけるだろうか。
一見ごまの白さで分かりづらいのですが、その奥に深い赤色が潜んでいます。
醤油ベースのつけダレの上に層をなすトウガラシパウダー….!
テンションが上がりますね。
ちなみに辛さは調節可能です。
本当は20倍としたいところですが、近ごろ飲み過ぎで胃腸の調子が…
今回は泣く泣く12倍としましたが、それでもこの赤さ。
うれしいなー
トッピングは白ネギと半熟卵で

これはもう定番の組み合わせです。
ちなみにJA広島中央はネギの生産にも注力していて、近年生産量が増加中!
ばくだん屋のつけ麺は、最初の一口が激辛なのです

いかがでしょうか、この麺の赤さ!
麺をタレにつけてみると分かりますが、タレのトウガラシ層が最初の一口に一極集中してくるのがばくだん屋の怖いところ。
調子に乗って辛さの倍率を上げると、痛いめにあうのです…
ヒーヒー!
辛くてたまらん!…そんな時は冷たい茹でキャベツで一息つきましょう

しかしそんなばくだん屋も鬼ではありません。
辛味に苦しむ中毒者の我々に、ちゃんと逃げ場を用意してくれています。
それが茹でキャベツ。
茹でた後、冷やしてあるのがポイントです。
水分を多く含むので、カプサイシン地獄のお口を冷たくしずめてくれます。
さすがですね。我々のことをすべて分かってくれてる。
ばくだん屋を訪れるなら、広島駅のエキエバルで
新幹線の改札を出ると正面に見えるのがekieの2階部分。
お土産売り場がメインですが、その奥にあるのが飲食店街のエキエバルです。
お昼すぎだというのに、バーカウンターで昼のみを楽しむみなさん… ええのう。
ひと昔とはうって変わって楽しい駅になりました。
その一角にあるのがばくだん屋広島駅店です。
広島旅行の帰りにサッと寄って、あの辛味を堪能すべし!
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