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農業技術者検定のお勉強!その1 植物成長調節剤について

ペチュニアの鉢植え

日本農業技術者検定を受験しようと思います。

日本農業技術者検定とは、こんなやつ。

全国農業会議所
全国農業会議所 私たちは、国と農業者をつなぐかけ橋です。農業委員系組織は、農業・農業者の代表機関です。

これだけの農業知識を持っていますよ、という証になるんですね。

資格でプロの農家になれるわけではありませんが、勉強して損はない!

というわけで、さっそく過去問に挑戦です。

今回の問題はこちら!

目次

草丈の伸長を抑制する目的で使用する植物成長調整剤を選びなさい

野菜や花の生産で何かとお世話になる薬、植物成長調節剤についての問題です。

選択肢はこちら。

①ジベレリン

②ダミノジット

③ベンジルアデニン

④インドール酪酸

⑤2-4D

引用:全国農業会議所 2級学科試験問題の事例(2019年度).pdf

うむ、見慣れない単語がたくさん並んでいますね…

一つ一つ調べてみましょう!

植物成長調節剤とは?

まずは植調協会による説明から。

育調節剤とは、農作物など有用植物の成長や発育をコントロールして、品質を高めたり、収量を上げたり、不良条件でも収量を安定させたり、生産上の労力を省いたりするために用いる薬剤を指します。

引用:植調協会

一般に植物ホルモンと呼ばれたりします。

トマトの着果をよくするトマトトーンなんかが有名ですね。

高校生の頃、ダーウィンの実験で勉強したのを思い出しました…

植物の生理って興味深い。

ジベレリンとは?

種無しブドウとジベレリン処理についての説明

ジベレリンは、イネの病気から発見された植物ホルモンです。

馬鹿稲病菌に感染したイネは、菌が作り出すジベレリンによって草丈がドーンと伸びます。

ジベレリンには、細胞の伸長を促進する効果があるのです。

ちなみに、ナス種子の発芽促進やブドウの種無し化にも使われます。

ダミノジットとは?

矮化剤ダミノジットの説明

成分名はダミノジット、商品名はB-ナイン。

花を小さくコンパクトに栽培するために使われる、矮化剤の一つです。

ジベレリンの合成をストップすることで、植物が上に伸びるのを防いでくれるそう。

コンパクトな方が栽培しやすいし、見た目もまとまりがよくなって可愛く見えますよね。

ベンジルアデニンとは?

人工サイトカイニン であるベンジルアデニンの説明

化学合成のサイトカイニンです。細胞分裂に関わっています。

用途は以下の通り。

  • 組織培養
  • 着果促進(ウリ科)
  • 果樹の枝数増加

農業現場でも使われているんですね。知らんかった…

インドール酪酸

発根剤であるインドール酪酸の説明

オーキシンの一種で挿木の発根剤に使われます。通称IBA。

トマトやナスの着果処理に使われるインドール酢酸(通称IAA)と似た名前ですね。

両方がオーキシンの仲間ですが、天然にはIAAの方が多く存在しているみたいです。

なかなかマニアックな選択肢ですね。

2-4Dとは?

除草剤 2-4Dの説明

2,4ジクロロフェノキシ酢酸=2-4Dは一般に除草剤に使用される化合物です。

ベトナム戦争の枯葉剤で有名ですね。

イネ科には除草効果がないので、水田で使われているようです。

というわけで、正解は②のダミノジットでした。

花を栽培されている人にとっては簡単な問題かもしれませんね。

正直、商品名のB-ナインすら知りませんでした…

いい勉強になりました!

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この記事を書いた人

神戸大学大学院農学研究科卒業、元種苗メーカー研究開発部門所属。
こんなことが得意です。
・野菜の栽培
・トラクター、農業機械の操作
・環境制御ハウスのオペレーション
・農家さんへの栽培指導、講習会の開催
・商品企画、開発、設計
・バイオサイエンス分野の最新情報の提供
・統計解析、プログラミング(←勉強中)

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