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レビュー:マイクログリーン(スプラウト)を栽培しよう!7品目を比べてみました編

7品目のマイクログリーンを栽培しよう

育てて簡単!収穫まで約10日!サラダで食べられて栄養たっぷり!

マイクログリーン(スプラウト)は家庭菜園の王道です。

栽培の方法はこちらにまとめていますので、ご覧ください。

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マイクログリーンと一口に言っても、実はいろんな作物があります。

今回は7種類のマイクログリーンを同時に栽培して、収量性やお味を比較してみましょう!

目次

試験の概要

  • 播種日:5月下旬
  • タネの量:全ての作物で15g
  • 供試作物:カイワレダイコン 、ブロッコリー、ルッコラ、アルファルファ、白ごま、青しそ、ソバ
  • 培地:ダイソーのヤシガラ培地
  • 栽培方法:発芽後暗黒下で3日、1日1回程度霧吹きにて潅水。その後LED光下に置き、アンダートレーに1000倍希釈したハイポネックス を1日あたり150ml与え、適期に収穫。

カイワレダイコン

アブラナ科ダイコン属。

みなさんおなじみのマイクログリーンです。スーパーでも簡単に手に入りますね。

その魅力は、その生育の早さ!タネが大きい分、生育が早く収穫まで一直線です。

ピリリとした辛みは、料理のアクセントに最適!

ブロッコリー

アブラナ科アブラナ属。こちらもスーパーでは定番の野菜になりました。

抗酸化作用やがん予防で知られる「スルフォラファン」が豊富に含まれています。

ルッコラ

アブラナ科キバナスズシロ属。

イタリアのハーブです。ほのかにゴマの香りがします。

同じく抗酸化作用やがん予防がある「グルコシノレート」が含まれています。

アルファルファ

マメ科ウマゴヤシ属。

サプリメントの原料になる程、ビタミンが豊富に含まれています。

マイクログリーンの代表的存在!

白ごま

ゴマ科ゴマ属。

実は精進料理に使われているそうです。

それだけ栄養豊富なんですね。抗酸化作用のある「ゴマリグナン」、動脈硬化予防の「レシチン」など。

青しそ

シソ科シソ属。

芽シソのような使い方ができそうですね。

あの香りをマイクログリーンでも再現できるのか、楽しみ!

ソバ

タデ科ソバ属。

ソバってスプラウトにできるんですね。

生活習慣病予防に効果のある、「ルチン」が豊富。

タネまき

ダイソーの20cm×25cmステンレスバットに500mlのヤシガラ培地を入れ、それぞれ15gのタネをまきます。

カイワレダイコン やソバのタネは大きいので粒数少なめ、逆にタネが小さいアルファルファや青しそはびっしりです。

まいた後は、霧吹きでしっかり水をあげましょう。

播種後3日目

発芽のスピードに大きな差があります。

さすがのカイワレですね!

かなり伸びてきたので、トップトレーを外して光の下におきます。

ここからは水を多く必要とするので、アンダートレーへの潅水をスタート!

ブロッコリー、ルッコラ、アルファルファもあと1日で光の下です。

一方、白ごま、青じそのスタートはゆっくりですね。トップトレーを重ねたまま、しばらく様子をみます。

ソバはタネが大きいものの、スロースターターのようです。

播種後4日目

カイワレダイコン 、光の下に出した途端にぐんぐん伸び始めました!

もう食べてもいいのでは…笑

ブロッコリー、ルッコラ、アルファルファも光の下へ。

じわじわ伸びてきています。

白ごまと青じそはまだまだですね。

トップトレーを被せて暗くしたまま、しばらく伸びてもらいましょう。

こちらはソバ!

この1日でグッと伸びましたね。こちらも光の下へ。

トップトレーを外した後は、アンダートレーへの潅水(ハイポネックス 1000倍希釈を150ml)を忘れずに。

播種後7日目 カイワレダイコンとソバ スプラウトの収穫

マイクログリーンのタネを蒔こう

ソバの追い上げがすごい!

カイワレダイコンとソバは、収穫のタイミングです。

タネが大きい作物は、発芽後の生育が早いですね。

カイワレダイコン は165g、ソバは70gを収穫できました。

カイワレダイコン がピリ辛スパイシーなのに対して、ソバはクセがなくとても食べやすい!

カイワレダイコン がトッピングなら、ソバはサラダの主役でもりもり食べられます。

葉っぱも大きくて、食べこたえ十分。マイクログリーン界の重量級選手です。

播種後9日目 ブロッコリースプラウトの収穫

家庭菜園のコスパ ブロッコリースプラウト

ブロコリーが収穫を迎えました。

左の市販品と比較しても、かなりのボリュームです。

市販品の収量がそれぞれ16g、37gなのに対して、HATAKEMON収穫分はなんと143g!

たくさん採れましたね。

気になるお味は、やや控えめのピリ辛。カイワレダイコン を口いっぱいにほおばると鼻がツーンとしますが、ブロッコリーは大丈夫。

柔らかな食べ心地で、幸せになれます。143g、心ゆくまで堪能しました。これは間違いなくリピートです。

播種後10日 ルッコラスプラウトの収穫

こちらはルッコラ。収量を稼ぐためには、もう少し伸ばしたいところです。

…ところが!えらいことに気づいてしまいました。

なんと、部分的に傷んで来ているではありませんか。えらいこっちゃ。

原因は、おそらくタネのまき過ぎです。カイワレダイコン にならい20cm × 25cmのバットに15gまきましたが、タネが小さいので思った以上の粒数が入ってしまい、過湿状態になってしまったみたい。

次回は10gくらいに抑えた方が良さそうですね。

早いですが、急遽収穫を始めます!

傷んだ部分を除いたことと、やや伸長不足だったことで収量は72g強にとどまりました。

そして肝心のお味は、なんとも言えぬコクのある味わい!とてもスプラウトとは思えない濃厚さです。

サラダもいいですが、きのこのソテーやお肉の付け合わせとして使われる意味が、とてもよく分かります。

これは野菜というより、もうハーブの領域です。

繊細な見た目に反するこのパンチ!試したもののみが味わえる贅沢ですね。

残るは、この3品目。

左から、アルファルファ、白ごま、青じそです。

ルッコラ同様かなりの密植ですが、過湿に強いのでしょうか。今のところ三つともに健全に生育しています。

特に白ごまの生育が急に進み始め、収穫までもう少し!といった感じです。

そして楽しみなのが、一番右の青じそ。

生育こそゆっくりですが、葉っぱをサラーと撫でるだけで青じその爽やかな香りが!

お蕎麦のつゆやお刺身の付け合わせなど、贅沢な妄想が胸いっぱいに広がりました。

これは期待です。

播種後11日 アルファルファスプラウトの収穫

ルッコラに続き、一番左のアルファルファを収穫します。

本葉が伸びて来て、かなり密集して来ました。

87g、まあまあですね。

1本1本は細く、パリッとしています。

食べてみると…クリスピーな食感でもやしに似ています。さすがマメ科植物ですね。

もやしよりさらっと食べられて、豆苗より柔らかい、サラダに向いています。

播種後16日 白ごまスプラウトと青じそスプラウトの収穫

播種から2週間後、ついに最後の収穫を迎えました。

じっくり生育して来た白ごま、青じそを収穫します。

2つとも撫でれば柔らかな肌触り、食べてしまうのが惜しいくらいです。

しっかり伸びてから収穫できたせいか、2つとも豊作です。

カイワレダイコン、ブロッコリースプラウトに迫る収穫量ですね。

気になるお味ですが、まずは白ごまから。

…そのまま食べると苦い!なんて大人の味なんや…

サラダはあきらめて、お茶漬けにしてみました。

なんとこれが合うんですね。だしの旨味と見事に調和。カイワレの辛みとは一味違ったアクセントになります。

続いて青じそ。

これは期待通り!食べ応えのある芽ジソです。

お豆腐やお刺身の薬味にしても、サラダのアクセントにも、お茶漬けにも。

個人的には、今回調べた7品目の中でもっとも美味です。使い道は無限!

この2週間というもの、眺めて嬉しく食べて美味しい、贅沢な時間を過ごしました。

スプラウトさえあれば、野菜不足とは無縁の生活が送れます。

皆さんもぜひ!

コメント

コメント一覧 (1件)

  • マイクログリーンを扱うビジネスを立ち上げたいと思い色々と情報を集めておりましたところ偶然に貴殿のサイトに辿り着きました。とても参考になり興味深く見させて頂いております。
    お尋ねしたいことがありコメントをお送りいたします。

    マイクログリーンを個人(自宅)で栽培し収穫後小売りを行いたいのですが、許可・認可など必要なものがあるのでしょうか。また衛生管理など従わなければならない基準や規制などがあるのでしょうか。
    もしご存じであればどうぞご教示お願い致します。

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