カボチャの市場価格について情報を集め、公開しています。
カボチャは国内生産のほか、海外からの輸入が多くを占める品目です。
生産地の作柄、為替、輸送の状況など、価格変動にかかわるたくさんの要因について分析してみましょう!
※農林水産省の「青果物卸売市場調査」をもとに作成しています。札幌市、仙台市、東京都、横浜市、金沢市、名古屋市、京都市、大阪市、神戸市、広島市、高松市、北九州市、福岡市及び沖縄県に所在する卸売市場のデータの集計です。
1キロ451円と平年比3倍の高値 2023年3月27日
カボチャの供給不足が続いています。
抗酸化パワー満点の「かぼちゃ」ですが高値がつづいています。理由は2月に輸入元のニュージーランドで自然災害があった影響。5~6月にメキシコ産の輸入がはじまるのでそれまで高値はつづきそう。。
引用:Twitter 【公式】アグリネ(青果市況の速報)
2月~4月の間はカボチャ供給のほとんどをニュージーランドに頼っているため、代わりの輸入先は簡単には見つからないでしょう。
引き続き、輸入動向を注視したいと思います。
1キロ411円と平年比2.7倍の高値 2023年3月13日
主産地ニュージーランドのハリケーン被害について、続報です。
やはり生産地への被害は深刻であるようです。
2月中旬に大型サイクロン「ガブリエル」がカボチャ産地の同国北島を直撃し、洪水や土砂崩れが発生。物流網が寸断されるなどの被害が出ている
引用:日本経済新聞2023年3月14日
また、インフラのみならず生産地そのものへの被害も報じられています。
Multiple orchards and farms producing apples, watermelons, stonefruit, onions, squash and pumpkins were flooded, she said.
引用:Cyclone Gabrielle: Heartbreak in Hawke’s Bay as ‘fruit bowl’ wrecked and lives, jobs, homes devastated
カボチャを含め、北島で生産される多くの作物が被害を受けました。
復興には数年の時間を要するほか、一部の生産者は農業からの撤退を余儀なくされる恐れがあるとのことです。
日本のカボチャ価格への影響は、5~6月にメキシコ産の輸入が始まると同時にいったん解消へ向かうと思われます。
ただし、来年以降の2月~5月にカボチャの輸入先を確保できるかどうかは不透明なまま。
被害の全体像が分かるまで、時間がかかりそうです。
被災された方々の無事と復興をお祈りいたします。
1キロ382円と平年比2.4倍の高値 2023年3月10日
主産地ニュージーランドのハリケーン被害により、カボチャ価格が高騰しています。
高値続きで注文が減り、一時1キロ700円台目前まで上がった価格は300円台まで下がりましたが、それでも平年比2倍以上です。
当然ながら、小売価格も上昇しています。
店では、100グラムあたり108円で販売していて、このカボチャは、4分の1カットで、551円。1年前に比べ、4倍ほど高くなっているそうです。
引用:YAHOO!ニュース 3月値上げされる食品3442品目 空前の「値上げラッシュ」市民は、商店は… 2023年3月11日
高値は数か月の間続くと思われます。
カボチャの消費低迷が懸念されます。
1キロ619円と平年比4倍の高値 2023年3月3日
2月から5月までカボチャ供給のほとんどを頼っているニュージーランドついて、引き続きお伝えします。
状況はかなり厳しいようです。
先日ニュージーランドでハリケーンが発生いたしまして その影響で収穫量が7割も減少してしまったんですね
引用:テレビ愛知 価格調査隊 中継 生鮮食品館 サノヤ 2023年2月28日
影響は2、3か月続くとのことです。
5~6月にメキシコ産や鹿児島県産の出荷が本格化するまでのあいだ、価格高騰が続くでしょう。
1キロ610円と平年比4倍の高値続く 2023年2月27日
ニュージーランドを直撃したサイクロンについて、続報です。
やはり、北島に位置するカボチャ生産地が被害を受けています。
2月中旬のサイクロン直撃により、大きな被害を受けた。3月の出回り分は直撃前の収穫分のため、少ないながら出回る見込みだが、4月以降は不明確。
引用:東京青果3月野菜展望 かぼちゃ
沖縄産も不作とのことで、5月から始まるメキシコ産の入荷が始まるまで品薄となることは避けられない状況です。
カボチャ価格の高騰は長期化するでしょう。
1キロ694円と平年比5倍の超高値!! 2023年2月25日
カボチャ価格に異常事態が起きています。
もともと不作で量が少なかった上に、輸入先のニュージーランドを1月末に豪雨が、2月中旬にはサイクロンが襲いました。
その結果、カボチャの市場価格が天井知らずで上昇しています。
東京の有名青果店「アキダイ」の秋葉社長もこのコメントです。
35年以上ですね この業界にいて初めて カボチャ上がりすぎてる これはやばいっすよ
引用:THE TIME 2023年2月27日
ニュージーランドを襲ったサイクロンによる洪水で、流通に混乱が生じているとのこと。
生産地へのダメージについては情報がありませんが、まだまだ価格を上げる可能性があります。
ニュージーランドにサイクロン「ガブリエル」が直撃
北島に被害甚大か 2023年2月13日
2月から5月までの間、日本はカボチャ供給のほとんどをニュージーランドからの輸入に頼っています。
そのニュージーランドにサイクロンが襲来し、史上三度目となる国家非常事態が宣言されました。
ガブリエルは13日、人口約360万人の北島を直撃。ホークスベイ地区では、数百人の住民が助けを求めて屋根に上るなど、近年最悪の水害となった。
引用:YAHOO!JAPANニュース NZ北島をサイクロンが直撃 洪水と土砂崩れで集落が孤立 2/15(水) 16:39配信
被害を大きく受けたのはニュージーランド北部で、ギズボーン地方、ホークスベイ地方、マナワツ地方などカボチャの大生産地が含まれています。
被害の全容解明はこれからですが、カボチャの生産、流通への影響が懸念されます。
被災された方々の無事を祈っています。
1キロ377円と平年比6割高 2023年2月6日
カボチャ価格が長期的な高値となる見通しです。
2月~5月のカボチャの供給はニュージーランドからの輸入でまかなわれていますが、現地の天候不良により量が大きく減っています。
主産地のニュージーランドでは1月下旬、政府が緊急事態宣言を出すほどの記録的豪雨が発生。都市部の空港が冠水するなど物流も滞った。
すでに昨年の雨で播種が遅れていることもあり、生産量の大幅減は今後も続くと思われます。
1キロ352円と平年比8割高 2023年1月28日
メキシコからの輸入が激減し、高値となっているカボチャの市場価格。
2月よりニュージーランド産に切り替わりますが、品薄による高値が継続する見込みです。
ニュージーランドは「現地の天候不順の影響で不足感が強まる」見通しだ
引用:日本農業新聞2023年1月31日
2月~5月まで、カボチャの市場流通の多くをニュージーランド産が占めます。
ニュージーランドからの供給不足の影響は長期に及び、高値が続くものと思われます。
1キロ340円と平年比8割高 2023年1月14日
品薄により、カボチャの市場価格が高騰しています。
【メキシコ】1月の入荷は作付減と為替の影響で引き続き少なく、前年比3割減の見込み。
引用:東京青果 1月野菜展望 かぼちゃ
12月~1月はメキシコ産が市場に多く出回る時期ですが、円安の影響を受けて日本向けの輸出が減っています。
また、2月~5月まではニュージーランド産メインとなりますが、こちらも数が少なく入荷が遅れる見込み。
カボチャの市場価格高騰はしばらく解消されないと思われます。
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