日々変動する白ネギの市場価格。変動幅とその理由について情報を集め、発信しています。天候、スーパーの意向、産地の動向によって左右される市場価格の予想は難しいですが、過去の事例を読み解けば自ずと答えが見えてくる!過去の情報と合わせてご覧ください。
1キロ438円と平年比17%高 2022年6月15日
白ネギの市場価格がじわじわと上昇を続けています。
その理由は、関東の梅雨入り。
降雨による収穫作業遅れで入荷量が減った
引用:日本農業新聞2022年6月16日
東京中央卸売市場の集計で5月〜8月まで出荷量トップを走る茨城県では、6月6日の梅雨入り後に降雨が散発的に続き、収穫作業に支障が出ているようです。
今後の予報をチェックすると、やはり2週間のうち7日ほどに雨マークが付いていて、収穫作業の遅れは今後も続きそうですね。
天候の状況次第で、白ネギの市場価格は不安定な状態が続くでしょう。
1キロ410円と平年比1割高 2022年6月5日

白ネギの高値が続いています。
5月中旬より1キロ400円を超える市場価格が続き、6月に入っても価格が下る気配がありません。
その理由は、東日本の雨、そして西日本の干ばつです。
まずは日本有数の夏ネギ産地である茨城県。
雨の影響で入荷の不安定さ残り、微増にとどまる
日本農業新聞2022年6月6日
今年は4月中旬以降に低気圧や前線が定期的に雨を降らせ、日照不足が続いています。
収穫作業の遅れにも繋がり、関東産の出荷が減って高値傾向に。
一方、西日本有数の白ネギ産地である鳥取県。
こちらは干ばつに苦しんでいます。
鳥取産が干ばつで出方鈍く少ない入荷が続く
日本農業新聞 2022年6月5日
前線が日本の南を通過し雨を降らせたものの、日本海側は雨の少ない状況が続いている模様です。
関東とは反対に、雨が少なく白ネギの生育が停滞して出荷が遅れています。
ただし、今後7〜8月にかけて順次北海道、東北産といった夏ネギが始まります。
梅雨時の雨量と日照時間が勝負となるこの作型、天候の動きに注目ですね。
コメント