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トマトの市場価格 変動とその理由 2022年5月15日最新版

日々変動するトマトの市場価格。変動幅とその理由について情報を集め、発信しています。天候、スーパーの意向、産地の動向によって左右される市場価格の予想は難しいですが、過去の事例を読み解けば自ずと答えが見えてくる!過去の情報と合わせてご覧ください。

目次

1キロ297円と下落ストップ、平年比2割高に 2022年5月15日

西南暖地の出荷が盛んとなり、一年で最も安値となる5月のトマト市場価格。

4月上旬より平年通りの動きで下落が続いてきましたが、ここにきて一時上昇に転じています。

その理由は、5月上旬の出荷量が多かったことによる反動。

前進の反動と夜温の低下で着色鈍く入荷量減る

引用:日本農業新聞2022年5月15日

5月上旬は気温上昇に伴って出荷量が増えましたが、その反動で出荷量が減っています。

またその後は天候不純が続いたため、積算温度で着色が進むトマトにとっては温度不足の状態となりました。

天候の回復により出荷量は増えるものと思われますが、6月に入ると冬春産地から夏秋産地への切り替わり時期を迎えます。

梅雨入り時期でもあり、相場の変動には注意が必要です。

1キロ278円と下落が続く 2022年5月8日

熊本県産を中心とした冬春トマトの出荷量がピークを迎えつつあり、市場価格は下落が続いています。

春トマトがピークに向けて増量。荷余り感が出て相場下げ、売り込み広がる

日本農業新聞2022年5月8日

冬春トマトが終わりを迎え、北海道、東北、岐阜を中心とした夏秋トマトがスタートする6月までは200円代半ばで推移するものと思われます。

1キロ297円とついに300円を下回る 2022年4月30日

日照不足のため色周りが遅く平年比で高値が続いてきたトマト市場ですが、ついに1キロ300円を割り平年並みの価格に戻りました。

その理由は着色が遅れていた分の出荷が進んだことと高値疲れ。

売り場が狭いままで販売苦戦

日本農業新聞2022年5月1日

5月は冬春物の終盤、そして一年のうちで最も出荷量が増える時期です。

1キロあたり200円代半ばまで値を下げるのが例年の動きですので、トマトの市場価格はしばらく下落基調が続くでしょう。

1キロ336円と330円台をキープ! 2022年4月24日

トマト市場価格の推移2022年4月24日
出典:ネットアグリ市況

気温が上昇するにつれて収穫量が増加し、平年のこの時期は1キロあたり310円を切るのが平年のトマト価格ですが、今年は事情が違うようです。

日照時間が増えず増量ペース緩やか

日本農業新聞2022年4月24日

思い返せば、4月12日ごろから北上を始めた台風1号の影響で前線が発達し、4月の中旬は太平洋側を中心に雨が続きました。

トマトは積算気温で色が回る作物ですから、曇天の影響を受けて出荷量が減っているようです。

それでは来週の天気はどうなるのでしょうか?

西日本は、天気は数日の周期で変わり、低気圧や前線の影響を受けるため、平年に比べ曇りや雨のぐずついた天気の日が多い見込み

日本農業新聞2022年4月24日

連休に向けてスーパーが仕入れを増やす時期に曇天の予報が重なってしまいましたね。

しばらく平年比より高い状況が続きそうです。

1キロ344円と価格維持 2022年4月17日

気温の上昇とともに果実の肥大がよくなってきましたが、4月上旬からの不安定な天候が出荷量に影響しています。

曇天による着色遅れで、入荷料伸び悩む

日本農業新聞 2022年4月17日

熊本、愛知といった西南団地産が影響を受けているようです。

また、暖かくなるにつれて増えるのがサラダ需要です。

来週は比較的天気も良く、トマト需要が増える見込み。

しばらく平年並み〜やや高値傾向が続くでしょう。

1キロ350円と価格上昇中! 2022年4月10日

3月下旬〜4月上旬にかけて春特有の不安定な天気が続き、熊本、愛知といった主産地で日照不足。

ただし影響は限定的なようです。

曇天で着色が遅れ増量は週後半

日本農業新聞 2022年4月10日

そしてこの時期に気になるのは消費動向です。

生食需要増え引き合い

日本農業新聞 2022年4月10日

気温の上昇とともにサラダ需要が増えるほか、行楽シーズンを迎えてサンドイッチなど業務需要も見込める春〜夏のシーズンに突入しましたね。

入荷も引き合いも増え、安定した価格が続く見込みです。

1キロ330円台と平年並み 4月の価格見通しは?

小玉傾向が続いています。

M級で小玉目立ち、増量は小幅

引用:2022年3月27日 日本農業新聞

原因は、主産地である熊本、愛知、関東産の長期栽培が終盤を迎え、トマトの木が疲れてきているから。

主産地において、樹勢の低下等に伴い、肥大が進まず、小玉傾向

引用:野菜の生育状況及び価格見通し(令和4年4月)について

一方、消費者は大きいサイズを求めているようです。

売り場は16, 20玉級が主体で、28玉級以下は販売苦戦

引用:2022年3月27日 日本農業新聞

小玉ではあるものの出荷量は平年並み、価格も平年並みとなる見通しです。

1キロ321円とほぼ平年並みも、価格上昇の予感 2022年2月13日

葉根菜類を中心に、価格の上昇が通いています。

低温と干ばつに加え、露地物は降雪で収穫作業の遅れも懸念される。品薄感が強まり、底上げする品目が目立つ。

日本農業新聞 2022年2月13日

また関東産のキュウリ、高知県産のピーマンも低温と曇天のため出荷量が少なく、高値続きです。

そんな中、好調を維持しているのがトマト。

熊本県産、愛知県産を中心に出荷量、価格ともにほぼ平年並みを維持しています。

そして今後の展開ですが、どうやら価格上昇の気配ありです。

トマトは他の果菜類よりも値頃感があるため、スーパーが仕入れを増やし、強含みの展開となる

日本農業新聞 2022年2月13日

気象庁の季節予報によると、2月〜3月にかけて気温は平年を下回る見込み。

3月に入れば日射量の増加とともに入荷増・価格下落が始まりますが、2月いっぱいはこの傾向が続きそうですね。

2022年2月 トマト価格は平年並みで推移する見通し

低温で出荷量が伸びない果菜類ですが、トマト価格は平年並みを維持しています。

トマト市場価格の推移2022年1月
出典:ネットアグリ市況

色まわりが遅いのは確かなようですが、寒さで消費も落ち込んでいるようです。葉根菜類の安さもあって、量が出ていない割には価格が伸びていないということですね。

入荷は減少基調が続く。消費が落ち着き、相場上昇は小幅

日本農業新聞 2022年1月30日

今後6月までは熊本県産メインが続くトマト市場、春になり気温が上昇するまではこの状況が続きそうです。

2022年1月 トマトの生育状況および価格の見通し

2022年1月のトマト価格は平年並みとの予想

毎月発表される、「野菜の生育状況及び価格見通し」。

主産地等からの聞き取り調査をもとに、農林水産省が発表します。

2022年1月のトマト価格の見通しは以下の通り。

主産地において、生育が順調であり、安定した出荷が見込まれるため、1月の出荷数量、価格ともに平年並みで推移する見込み。

引用:野菜の生育状況及び価格見通し(令和4年1月)について

主産地熊本県を中心に天候に恵まれ、生育、出荷ともに順調です。

昨年の同時期は安値続き。2022年1月は安値になるかも

クリスマス効果もあり、2021年12月26日現在は平年をやや上回るトマト価格。

今後はどうなるのでしょうか。

まずは、昨年2021年1月の見通しを振り返ってみましょう。

主産地において、生育が平年並みであるため、1月の出荷数量、価格ともに平年並みで推移する見込み。

引用:野菜の生育状況及び価格見通し(令和3年1月)について

…ほぼ同じ表現となっています。

これに対し、実際の価格の動きはどうだったのでしょうか。

2021年1月のトマト価格の推移
出典:ネットアグリ市況

…ずっと安かったですね。

コロナのせいで外食需要が低迷したのが痛かった2021年1月。
オミクロン株警戒で、昨年と同じ状況に陥る恐れがあります。

今後の値動きに注意しましょう。

1キロ359円で平年並み、ただしミニトマト上昇中 2021年12月19日

葉菜類を中心に安値が続くなか、大玉トマトの市場価格は平年並みに推移しています。

ネットアグリ市況 大玉トマトの市場価格の推移 緑が2021年、桜色が平年値

天候に恵まれたとはいえこの寒さ、着色が思うように進まず供給過剰とまでは行かないようです。

ところがミニトマトは12月中旬以降、価格を伸ばしています。

ネットアグリ市況 ミニトマトの市場価格の推移 緑が2021年、桜色が平年値

スーパーも売り場を広げているようです。

(大玉トマトは)ミニトマトに押されて、売り場は狭い

日本農業新聞 2021年12月19日

その理由は、クリスマス需要!

この時期のサラダや付け合わせは、ミニトマトが似合いますね。

1キロ355円で前市比25円安 2021年12月14日

青果価格が上昇基調にあったトマト市場ですが、ここにきて下落に転じています。

原因は、11月の着色遅れ。

低温で伸び悩んでいた出荷量が、その反動から逆に伸びているのです。

冷え込みによる生育遅れが回復し、入荷量が増えた

日本農業新聞 2021年12月14日

天候が原因で伸び悩んで高値、その反動で出荷ピークがやってきて安値。

連続収穫するナス科野菜あるあるですね。

1キロ434円で前市日15円アップと価格上昇!2021年11月22日

トマトの需給動向より

11月に入り、日本一のトマト産地熊本県の出荷が本格化!

ただし、ちょっとした異変が起きているようです。

着色遅れで入荷が伸びない

日本農業新聞2021年11月23日

気温が下がるなか高騰する重油代に耐えかねて低温管理になているという話も聞きます。

また心配なのがこの病気、黄化葉巻病です。

https://twitter.com/TJRfarm_tmt/status/1462955411380703240

今期は雨が少なかったためか害虫がかなり多い!

タバココナジラミが媒介する黄化葉巻病が広がりを見せています。

12月に増量との予想もありますが、今後の気温の推移と入荷量に注目です。

1キロ440円と微減するも、大阪市場では価格上昇中!2021年11月7日

netアグリ市況より トマトの市場価格推移 緑線が今年の推移、ピンクが平年値

10月からの価格低迷を抜けてようやく平年値に戻したトマト。

全国平均では平年並みですが、大阪市場で価格が上昇中です。

トマトは夏秋物がほぼ終了するのに加え、秋冬物も干ばつの影響で正品率が低く品薄高となる。

日本農業新聞 2021年11月7日

天気が良すぎて雨が降らず、乾燥によって秀品率が低下しているようです。

今後は気温低下が進み着色もペースダウンするはずですから、上昇基調が続く可能性があります。

1キロ485円と前市比43円高! 2021年11月2日

トマトの価格が上昇しています。

理由は北海道産の出荷終了と西日本産地の収量ピークが落ち着いたため。

「北海道産がほぼ切り上がり入荷量が少ない」とせり人。西日本産も生育の前進で10月中に多かった反動で、数量が落ち着いた

日本農業新聞 2021年11月2日

夏秋栽培の大産地北海道が終盤を迎え、品数が減っているようです。

そして今秋は天候に恵まれました。8月の豪雨が嘘のようですね。

そのおかげで西日本産地の生育が前倒しに。

結果として出荷も前倒しとなり、10月下旬の出荷量が減ってしまったのです。

ただし、その影響も一時的。

来週以降は熊本をはじめとした西日本産地が持ち直し、価格はこれ以上上がらない予想です。

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この記事を書いた人

神戸大学大学院農学研究科卒業、元種苗メーカー研究開発部門所属。
こんなことが得意です。
・野菜の栽培
・トラクター、農業機械の操作
・環境制御ハウスのオペレーション
・農家さんへの栽培指導、講習会の開催
・商品企画、開発、設計
・バイオサイエンス分野の最新情報の提供
・統計解析、プログラミング(←勉強中)

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