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ニンジンの市場価格 変動とその理由 2023年2月

ニンジン市場価格のアイキャッチ画像
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ニンジンの市場価格について、その変動と理由を調べ発信しています。

11月から翌年3月までは、冬ニンジンの季節です。

冬ニンジンは関東の千葉県産、九州の長崎県産、鹿児島県産が多くを占め、平年の値動きは100円~150円ほどとなっています。

では、さっそく最新の市況をチェックしましょう!

※農林水産省の「青果物卸売市場調査」より作成しています。札幌市、仙台市、東京都、横浜市、金沢市、名古屋市、京都市、大阪市、神戸市、広島市、高松市、北九州市、福岡市及び沖縄県に所在する卸売市場のデータの集計です。本ブログで示す市場価格は、2022年9月より日本農業新聞の「日農INDEX」から農林水産省の「青果物卸売市場調査」に切り替えました。
「こんなグラフが欲しい」「生産量が知りたい」など、ご要望がありましたらお問い合わせフォームからご連絡ください。

1キロ119円と平年並み 2023年1月27日

ニンジンの市場価格が平年並みを維持しています。

寒波の影響で出荷量が伸びていないようです。

降雪による作業遅れなどで少ないままで相場保つ

引用:日本農業新聞2023年1月29日

ただし、畑のニンジンが少ないわけではありません。

主産地の千葉県では作柄もよく、2月の出荷量は平年並みとの予想です。

今後の市場価格も平年並みで推移するでしょう。

1キロ113円と平年並み 2023年1月23日

年明け以降ニンジンの市場価格は下落を続けましたが、どうやら下げ止まったようです。

11月の暖かさの恩恵を受けて大きく育ったニンジンの出荷が終わったのでしょうか、サイズが小さく出荷量が伸びていません。

12月の寒波で肥大鈍く細物中心。箱数伸びず量少ない

引用:日本農業新聞2023年1月22日

また、現在10年に一度といわれる寒波の真っただ中です。

千葉、埼玉、鹿児島といった冬ニンジン産地の気温や降雪状況によっては、価格上昇に転じる可能性があります。

1キロ112円と平年並み 2023年1月16日

例年通り、ニンジンの価格が1キロ110円台まで下落しました。

冬ニンジンの出荷が順調なようです。

収穫作業が本格化し、2L級も高く増量する中、販売環境はいまひとつで軟調

引用:日本農業新聞2023年1月15日

ただし、1月21日、25日と2回にわたって今シーズン最強と言われる寒波がやってくるとの報道があります。

生育や収穫作業、流通に影響が出た場合、値を上げる要因になると思われます。

1キロ128円と平年並み 2023年1月6日

冬ニンジンがシーズン後半戦を迎えています。

九州では長崎県産が終盤となる一方、鹿児島県産が順調にスタートを切っているようです。

産地の切り替え順調で安定した入荷。愛知産が出始める。特売で一定の引き

引用:日本農業新聞2023年1月8日

最大産地である千葉県産も生育順調とのことですから、平年通り1月下旬の1キロ110円台に向けて価格は下落していくものと思われます。

1キロ121円と平年並み 2022年12月16日

ニンジン価格が平年並みを維持しています。

ただし、消費動向は年末年始シフトに移行しています。

安定入荷が続く。学校給食が終わり太物需要減り、階級間の差がつきやすい

引用:日本農業新聞2022年12月16日

11月に好天が続いたため2L、Lサイズといった太物が多い傾向ですが、学校給食の終わりや業務需要の伸び悩みから大きいサイズは価格が伸び悩んでいるようです。

冬ニンジンの生育は良好とのことですから、平年以上の高値にはならないものと思われます。

1キロ108円と平年並み 2022年12月9日

ニンジンの市場価格が平年並みを維持しています。

ほかの葉根菜類と同様に豊作となっていますが、価格が下げ止まった要因は生産地の作業スケジュールにあるようです。

2L級がL級と同程度と肥大進むが、他品目の作業入り前週から減少で、下げ止まる

引用:日本農業新聞2022年12月9日

冬ニンジンの大生産地である千葉県では、年末の需要期へ向けたサトイモの出荷作業が本格化しており、ニンジンの収穫作業にやや遅れが出ている模様です。

また荷動きが改善しているとの情報もあり、例年通り年末に向けてじわじわと価格を上げる可能性があります。

1キロ113円と平年並み 2022年12月4日

10月下旬以来、1か月半にわたって下落基調が続いています。

8月の大雨の影響が解消し冬春ニンジンのシーズンとなって以降、生育が順調で出荷量が多いため安値になりやすい状況です。

この状態はしばらく続くものと思われます。

埼玉産はペース落ち着くが、各地増量期を迎え、肥大進んで潤沢でなお小幅下げ

引用:日本農業新聞2022年12月4日

例年であれば年末年始の需要期にむけて1キロ130円台となりますが、今年は安値傾向で推移すると思われます。

1キロ117円と平年比1割安 2022年11月12日

数か月もの間続いたニンジンの高値がついに終わり、約半年ぶりに平年対比で安値となりました。

その理由は不作となった北海道産の秋ニンジンの季節が終わり、千葉県産や長崎県産の冬ニンジンの季節がやってきたためです。

関東産主体。生育前進気味で入荷安定。

引用:日本農業新聞2022年11月13日

今作の冬ニンジンは播種時期に台風14,15号やその前後の天候不良の影響を受けて播き直した産地があるようですが、全体的には生育順調とのこと。

昨年に比べてジャガイモやタマネギの価格も安定しておりスーパーはセット売りで販売を促進しているようですが、今後は埼玉県産や香川県産が登場して量が増えるので今後の市場価格は平年並み~やや安値で推移すると思われます。

1キロ144円と平年並みまで下落 2022年10月31日

ニンジンの市場価格が急落しています。

10月20日の1キロ188円をピークに下落をはじめ、10日間の間に40円以上も下落して平年並みの価格に戻しました。

10月中旬の高値は北海道産秋ニンジンの出荷終了が早まったために品薄となって起きたものですが、そのあとを引き継ぐ千葉県産の冬ニンジンはまだ出始めたばかりです。

つまりいまだに端境期やそれに伴う品薄は続いているのですが、なぜかニンジン価格は下落の一途をたどっています。

その理由は、高値が続きすぎたことによりスーパーが注文を控えているからのようです。

大きな増量見込みにくく、品薄状態が続く。高値が続き小売りは注文抑えめ

引用:日本農業新聞10月30日

ニンジンは定番の常備野菜ですから、市場価格が高いからと言ってスーパーは簡単には値上げできない商材です。

しかしここまで高値が続くと利益の確保が難しくなるため、スーパーは売り場の面積を減らすほかなかったようですね。

冬ニンジン産地である千葉県産や埼玉県産の出荷量が十分増えてくるのは11月下旬の見込みですから、品薄自体は今後もしばらく続きます。

高値疲れとはいえ、ニンジンの市場価格はしばらく平年並み~やや高値で推移するものと思われます。

1キロ188円と平年比8割高! 2022年10月20日

ニンジンの高値が止まりません。

本来であれば10月下旬まで北海道産の秋ニンジンが出荷を続けるところですが、今年は8月の大雨の影響を受けたため10月中旬で出荷が終了となりました。

一方、千葉県産を中心とする冬ニンジンは10月下旬から徐々に出荷が始まるため、量が出始めるまでにはもう少し時間が必要。

結果として端境期が長くなることとなったため、9月中旬より下落傾向であったニンジンの市場価格は10月上旬より再び上昇を始めました。

ここで千葉県産冬ニンジン開始前に、東北産が間を埋めるよう出荷を始めています。

秋ニンジンの不足分をカバーするほどの量ではないようですが、秋ニンジンと冬ニンジンの端境期を狙った作付けは大成功ですね。

下の埋め込みは、福島県のニンジン農家さん。

ニンジン価格の高値解消は、11月の冬ニンジンの登場を待つほかない状況です。

1キロ156円と平年比6割高 2022年10月12日

ニンジンの品薄が解消されないまま、10月中旬となりました。

8月中旬の大雨から2か月たちましたが、依然として北海道産の秋ニンジンの出荷量が平年より少ない状態が続いています。

ニンジンは、大雨で畑でのロスが増え、細物も多く入荷が減少。

引用:日本農業新聞

9月の取扱量(各地区大手7卸の集計)は6,042tと平年より20%も少なくなっています。

10月に入れば出荷量が回復するかと思われましたが、取扱量は未だに平年より少ないまま。

そして10月中旬以降は北海道産の秋ニンジンが出荷終了に向かって減少を始める時期になります。

中旬からは終了する産地が出てくるため価格は底上げか

引用:東京青果 10月野菜展望 にんじん

後続の冬ニンジンは11月開始ですから、少なくとも10月いっぱいはニンジン市場価格の高値が続くものと思われます。

1キロ188円と平年比6割高 2022年9月26日

8月から続くニンジンの高値に終わりが見えません。

8月の大雨で北海道産の秋ニンジンがダメージを受けたために起こっているニンジンの高騰ですが、10月も引き続き高値となりそうです。

10月15日頃までは潤沢な出回り見込みも、それ以降は6月下旬、播種期の雨の影響があり出荷量減少が予想される

引用:東京青果 10月野菜展望 にんじん

10月の上旬にいったん価格が下がるものの、中下旬に再び出荷量が減少し価格が上昇するとの予想です。

播種から収穫まで2か月ほどのダイコンと違い、ニンジンは4か月ほどと生育に時間がかかる作物であるため、悪天候の影響を受けやすい傾向にあります。

豊作でニンジン価格が暴落した昨年と比較すると、2倍以上の高値となる可能性があり、消費者の皆さんは注意が必要です。

ちなみに、11月以降出荷が始まる千葉県産の冬ニンジンは生育順調とのことです。ニンジンの高値は長くとも10月いっぱいとなるでしょう。

1キロ221円と平年比8割高 2022年9月15日

ニンジンの高値が続いています。

北海道の大雨の影響を受け、ニンジン価格の高騰が始まってから約40日になります。

お盆前に1キロ130円台であった市場価格は9月中旬には230円台と実に100円も上昇。

ところが、9月12日の239円をピークとしてここ数日は下落に転じました。

道内の一部産地の生育が回復し入荷量増える

引用:日本農業新聞2022年9月18日

大雨被害から1か月、徐々に出荷量が回復しつつあるようです。

ただし、生育への影響は依然として残っています。

太物が品薄で上昇し、階級間の価格差が広がる

引用:日本農業新聞2022年9月18日

肥大不足により、学校給食や外食産業など業務加工向けに需要のある2Lサイズが不足しています。

今後は10月いっぱいまで北海道産メインが続き、11月には千葉県や長崎県のような冬ニンジン産地へとシフトします。

北海道産の品薄は徐々に解消されると思われますが、心配なのは長崎県産のニンジン。

台風14号の被害は宮崎や四国が中心でしたが、長崎県も少なからず影響を受けている可能性があります。

その状況によっては、11月以降の価格変動に注意が必要です。

1キロ190円と平年比6割高 2022年9月6日

ニンジンが高騰しています。

そもそも春の干ばつにより高値傾向が続いていましたが、大生産地の北海道を大雨が襲い収穫作業と生育そのものに大きな影響を与えました。

ニンジンも前年の半分ほどの入荷が続き、強含みの展開

引用:日本農業新聞2022年9月6日

冠水被害のあった圃場は傷みでロスが多く、また日照が少なかったことから肥大不足になり細いニンジンが多いようです。

今後はどのような展開となるのでしょうか?

9月に入ってもしばらくは少なめの出方となり、回復は下旬~10月上旬になる見通し

引用:東京青果 9月野菜展望 にんじん

ニンジンは生育に時間がかかる作物です。

秋のニンジンはほぼ北海道産に頼っていることもあり、大雨の影響による品薄と高値はしばらく続くものと思われます。

1キロ125円と平年比25%高 2022年8月26日

ニンジンの品薄高が続いています。

8月から10月まで北海道産が多くを占めるニンジン市場ですが、長引く天候不順の影響で生産量が減少し、高値で推移しています。

雨の影響で正品率低く、収穫作業も遅れ品薄続く。細物が目立ち、太物上昇

引用:日本農業新聞2022年8月21日

実は昨年も生育不良のために品薄となり8月下旬に120円台をつけています。

ところがその後天候回復と気温の低下により生育環境が改善して多収となり、北海道産が終わりに近づく10月下旬まで価格が下がり続けてしまいました。

今後の北海道の天気予報を見ると、雨マークはまだ多いものの晴れの日もあり、気温は順調に下降しています。

現状は厳しいですが、9月の天候次第では下落に転じる可能性があると考えます。

1キロ121円と平年比25%高 2022年8月18日

お盆が明けて取引が再開されました。

例年、ニンジンの市場価格は7月下旬の1キロ150円前後から北海道産の出荷ピークに合わせて徐々に下落し、8月半ばには100円前後となる時期です。

今年もお盆前に96円まで下落したのですが、お盆明けになぜか20円ほど上がって1キロ120円という展開になりました。

原因はよくわかりませんが、Twitterで気になるコメントを見つけましたのでご紹介します。

東北に大きな被害をもたらした豪雨の影響で、全体に量が少ないようです。

収穫作業の遅れなのか、流通への影響なのか、そもそも畑の水没などでニンジンそのものにダメージがあったのか…

今後の市場価格は被害の実態次第で大きく変動する可能性がありそうです。

※8月19日追記

原因は北海道産の高騰のようです。

大雨により一部産地で冠水被害が発生するなど、入荷量が激減した

引用:日本農業新聞2022年8月19日

やはり冠水被害です。

これ以上被害が拡大しないことを祈っています。

1キロ112円と平年並み 2022年8月9日

ニンジンが売れていません。

春の干ばつにより生育不良となった影響から7月下旬ごろに1キロ180円手前まで高値をつけたニンジン市場ですが、そこから徐々に下落を始めました。

現在は110円台前半と、平年並みの価格とはいえ70円近くの下落幅です。

生産量が回復したのでしょうか?

細物多く箱数伸び悩むも入荷は増量傾向

引用:日本農業新聞2022年8月7日

確かに増えて入るようですが、全国の取り扱い量を見ると8日連続で平年量を下回っています。

生産量の増加で価格が下がっているわけではないようですね。

そしてもう一つ考えられる原因は、消費者の行動です。

ダイコンとニンジンは消費が鈍く、弱もちあい

引用:日本農業新聞2022年8月7日

やはり暑い時期に加熱調理を前提とした根菜類は販売が難しいようです。

干ばつの影響を受けた7月収穫分と比べると、8月分は生育が良好とのことですから、1キロ100円前後の平年並みでしばらくは動いていくものと思われます。

1キロ130円と平年比6%安 2022年7月31日

ニンジンの市場価格が、5月中旬以来、実に1ヶ月半ぶりに平年比で安値に転じました。

春夏ニンジンの生育不良により高値が続いたニンジン市場に何が起きているのでしょうか?

作柄の回復で出荷量が増加

春の干ばつの影響で生育不良となりましたが、作が進むことで徐々に解消に向かっているようです。

8月からの産地は生育順調で中旬までに出揃い、平年通りの充分な出回りが見込まれる。これまで堅調だった相場は下落傾向に

引用:東京青果 8月野菜展望

細ものが多く量が少なかったものの、今後は肥大が進みLや2Lが増えていく予想です。

輸入が増加

国内の不足分を補うため、業務用を中心に輸入が増えたようです。

ニンジンは細物多く、業務筋は輸入品の調達増やす

引用:日本農業新聞2022年7月31日

業務加工向けに不向きな細いニンジンが多くなると、輸入に頼らざるを得なくなるのですね。

今後は北海道産の増量により下落傾向が続くでしょう。

1キロ162円と平年比2割高 2022年7月17日

5月頃よりニンジンの高値傾向が続いています。

特に北海道、青森産の春夏ニンジンに移行してからというもの価格はみるみるうちに上がっており、ついに1キロ160円台に突入しました。

その理由は、4月の記録的干ばつ。

高気圧に覆われた日が多く、記録的な高温、小雨

引用:北海道地方4月の天候 札幌管区気象台

夏ニンジンの種蒔をする大事なシーズンに干ばつとなり、初期生育に影響があったようです。

天候に加え、カレンダーの影響も。

連休に向け小売が在庫を確保する動きもあり、引きが強かったという

引用:日本農業新聞2022年7月17日

5月になると干ばつは解消したため出荷量も回復してくると思われますが、昨年の安値の影響か作付面積そのものが減少しているため、出荷量はそれほど多くはならないと思われます。

今後もニンジンの市場価格は高値で推移するものと思われます。

1キロ139円と平年比1割高 2022年7月3日

5月中旬より高値が続いてきたニンジンの市場価格。

6月の下旬に平年並みの1キロ120円台まで下げたものの、そこから再び上昇に転じ、平年比1割高の1キロ139円まで上昇しました。

その理由は、7月のニンジンの主役である青森産の不調です。

青森産は増量も干ばつで細物多く箱数やや少ない

日本農業新聞2022年7月3日

実は、4月中旬から5月中旬にかけて、北海道、東北を中心に記録的な干ばつとなっていたのです。

青森産ニンジンにとっては播種後1ヶ月の大事な時期であったために、ダメージは大きかったようです。

そして8月より全国のニンジンの殆どを占める北海道産にも、同様のことが言えます。

播種直後に干ばつの影響を受けた4月まきのニンジンも出荷量が減少し、高値傾向は続くものと思われます。

1キロ128円と平年比15%高 2022年6月15日

5月中旬ごろから平年を上回る価格での取引が続いているニンジン。

市場価格の上昇が止まらず、1キロ130円台に手が届きそうな勢いです。

その理由は、春夏ニンジンの主産地である千葉県の出荷量が減少していること。

(6月)上旬は、同県産の入荷量が前年比27%減で…

引用:日本農業新聞2022年6月15日

千葉県の4月、5月の降水量が平年より多く、難しい作柄となっているようです。

そして千葉の春夏ニンジンに代わり、7月より出荷が本格化するのが青森、北海道といった夏どりのニンジンです。

その東北、北海道の生育に関して以下のような情報が。

降雪で種まきがずれ込んだ地域もあり、やや遅れる

引用:日本農業新聞2022年6月16日

ベジ探の産地作柄情報によると、青森県の作柄は5月の干ばつ、6月の低温と決して恵まれた生育状況とは言えないようです。

ニンジンの市場価格はしばらく高値が続くでしょう。

1キロ123円と平年比1割高続く 2022年6月12日

ニンジンの市場価格がまたジワリと上げました。

その理由ですが、主力産地のひとつである千葉に関してこんな情報が。

千葉産は増量期だが作柄不良で伸び悩み…

引用:日本農業新聞2022年6月12日

作型不良?と聞いてもピンときませんが、農林水産省発表の野菜の生育状況及び価格見通し(令和4年6月)についてでは次のように説明されています。

主産地において、曇天や低温の影響で肥大が進まず細物傾向ではある

引用:農林水産省 野菜の生育状況及び価格見通し(令和4年6月)について

5月は東日本を中心に天候が不安定で、平均気温が平年より1℃ほど低いそうです。

それに加えて、関東地方では6月6日に平年より8日早い梅雨入りとなりました。

天候の回復を報じるニュースはありませんし、関東産はこのまま少ない状態が続くと思われます。

北海道、青森産を中心とした夏ニンジンが本格化する7月まで、高値が続きそうです。

1キロ117円と平年比1割高 2022年6月8日

5月中旬以降、ニンジンの市場価格は平年並〜やや高い水準で推移しています。

ニンジンに限りませんが、ここのところ野菜の高値が続いている原因は、関東産の生育遅れです。

徳島産が切り上がり、関東産も生育や収穫の遅れから出方がやや鈍いという

日本農業新聞2022年6月8日

関東産の春夏ニンジンは、2月播種〜6月収穫と長丁場の栽培です。

2月の低温+曇天、4〜5月の天候不良を経験し、生育が思うように進んでいないと思われます。

今後の見通しはどうなのでしょうか。

北海道産など後続産地が増え出すのは下旬以降で、「それまでは入荷は横ばいで堅調」と見通す

日本農業新聞2022年6月8日

青森、北海道産などの夏ニンジンが登場するまでは、ニンジンの市場価格は高めで維持する見込みです。

1キロ109円と平年並みの価格が続く 2022年6月5日

6月に入り、千葉や和歌山の春夏ニンジンが出荷ピークを迎えています。

6月4日の大田市場入荷量は以下のとおりですが、春ニンジンの徳島県産から春夏ニンジンの千葉県産に完全にシフトしたことがわかります。

  • 千葉産 85t
  • 埼玉産 18t

そんな関東向けの主産地である千葉に関して、気になる情報が出ています。

千葉産はピーク迎えるも曇天でペース伸びず。

日本農業新聞 2022年6月5日

確かに、銚子地方気象台の千葉県農業気象速報(旬報)を見ると4月中下旬、そして5月中旬は千葉県全体で日射量が平年を下回っている様子がわかります。

低気圧や前線の通過により、まとまった雨となったところも多かったようです。

そして気になる今後の天気ですが、やはり6月の第1週、第2週は低気圧や前線の通過により雨が多く、日照不足になる恐れがあります。

6月のニンジン市場価格は、天候不順による生育停滞・収穫遅れで今後上昇していくものと思われます。

1キロ110円とようやく平年並みの価格に戻る 2022年5月22日

春ニンジンの大産地である徳島県産がほぼ終了し、千葉県産、長崎県産にシフトしています。

需給のバランスは良好で、長らく低迷したニンジンの市場価格は平年並みの水準まで回復しました。

徳島県産は最終盤も千葉県産の増量進む。端境なく入荷安定し、相場変動は小幅

2022年5月22日

7月からは再び青森、北海道といった夏秋ニンジン産地にシフトしますが、気になるのは北海道の干ばつ。

北海道の4月は記録的な高温、少雨、多日照となっていて、4月播種・7月出荷のニンジンの生育状況が気になるところです。

隣りの青森県では生育順調とのことですが、昨年の干ばつのようにならないよう祈りましょう。

1キロ98円、依然として平年比3割安が続く 2022年4月17日

主産地である徳島県、長崎県の生育が順調です。

徳島県産のピークが続き潤沢入荷

… 中略…

生育順調で長崎産の入荷増

日本農業新聞 2022年4月17日

また、今後も価格上昇のきっかけはしばらくなさそうです。

気温の上昇で入荷量は今後も増加傾向が続くでしょう。そして加熱調理メインのニンジンは暖かくなる時期の販売が不利に働きます。

春ニンジンの大産地である徳島県産が終わりを迎える5月いっぱいまでは、低調な相場が続くと予想します。

1キロ93円と平年比3~4割安が続くニンジン市場価格、4月も安値が続く見込み 2022年4月3日

低迷が続くニンジン市場、4月も価格上昇は期待できないようです。

主産地において、生育が良好であり、潤沢な出荷が見込まれるため、4月の出荷数量は平年をやや上回り、価格は平年を下回る見込み。

出典:野菜の生育状況及び価格見通し(令和4年4月)について

この時期主体の春ニンジン、メインの徳島県は生育好調。3月〜5月に渡ってわたって徳島県産がつづくことから端境期による高単価も期待できません。

また生育が良いため大きなニンジンが取れていますが、コロナによる業務需要の落ち込みからうまく販売できていません。

生育良好で太物の割合が多かったが、M級などを望むスーパーのニーズと合わない

日本農業新聞2022年3月23日

さらに追い討ちをかけるのが、ジャガイモとタマネギの品薄。

調理の用途が重なるジャガイモとタマネギが品薄のためセットで売り込めず、小売りの販促が苦戦

日本農業新聞2022年3月23日

まさに三重苦。長期低迷の相場から抜け出すにはしばらく時間がかかりそうです。

1キロ94円と市場価格は平年比60%安、一方で平年並のスーパー店頭価格の謎! 2022年3月14日 

関東産が終盤戦、そして西の大産地である徳島産の出荷が本格化している春のニンジン市場。 

今年の春ニンジンは雨が少なく、順調な生育です。 

徳島産は、順調な生育であることから、引き続き平年並みの出荷の見込み 

野菜の需給・価格動向レポート(平成31年3月25日版)

「平年並みの出荷」とはいいながら、ここ数ヶ月終わりが見えないのがニンジン市場価格の安値傾向。 

年明けからコンスタントに3〜4割安の状況が続いています。 

この事態に、ニンジン農家産からもこんな声が。 

ニンジン農家さんにとっては資材高騰と安値のダブルパンチです。 

一方、消費者にとってはニンジンが安くなってうれしい!となりそうなものですが… 

ニンジンの小売価格は平年並みが続いています。市場価格が安いのになぜ? 

ニンジンの小売価格2022年3月14日
出典:お値段ノート

こちらはここ3ヶ月のニンジン小売価格です。 

一袋3本入りが150円前後で推移していますね。 

不作と巣篭もり需要で高値をつけた2021年を除けば、平年並みの価格です。 

しかし市場価格が安いのに、なぜスーパーの店頭価格は下がらないのでしょうか。 

…ここで日本農業新聞に気になる記事を発見。 

利益商材と位置付けて売価を高く設定しているスーパーが多く、売れ行きが伸びていないという

日本農業新聞2022年3月15日

なんと、スーパーは安く仕入れたニンジンを平年並みの価格で販売することで、利益を出しているんですね。 

むむむ… しかしスーパーがそこまでして利益を出したい状況とは、一体どういうことなのでしょうか。 

はたけもんの考察はずばり、タマネギとジャガイモの高騰。

昨年の北海道の干ばつに始まったタマネギとジャガイモの価格高騰ですが、いまだに解消されていません。 

特にタマネギの市場価格は1キロ190円前後と平年の2倍以上の値をつけています。 

ところが、スーパーの店頭価格は一袋270円ほどと平年の200円前後と比べてやや高い程度。 

つまり、タマネギではあまり利益が出ていないものと思われます。 

「タマネギを安く、ニンジンを高く売ることで店頭価格が平年並みに調整されている」 

というのがはたけもんの予想です。 

いずれにしてもニンジン農家さんには厳しい状況が続きます。 

我々消費者は、ニンジンをたくさん食べて農家さんを応援しましょう! 

平年比6割と安値が続くニンジン、2月下旬より価格が上向く見込み

毎月発表される、「野菜の生育状況及び価格見通し」。

主産地等からの聞き取り調査をもとに、農林水産省が発表します。

2022年2月のにんじん価格の見通しは以下の通り。

2月下旬にかけて、関東産の出荷が終盤に向け減少するため、2月後半の出荷数量、価格ともに平年並みに戻る見込み。

引用:野菜の生育状況及び価格見通し(令和4年2月)について

長らく低迷が続いたニンジンの相場が、ついに上向く予想です。

というのも、2月から3月にかけては大産地である千葉県産が終了し、徳島県産に切り替わる時期なのです。

今作の特徴である干ばつと低温が徳島の春ニンジンにどう影響しているか、見ものですね。

ちなみに、徳島のニンジン農家さんの声がこちら。

どうやら、秋の晴天が影響して生育旺盛な模様。

本当に価格は上昇するのでしょうか?

1キロ83円と平年比20%安、厳しい販売環境が続く見込み 2021年12月1日

冬春栽培で生産量トップの千葉県。生育は順調のようです。

台風被害もなく順調だ。現在、例年より若干早くピークを迎えている

日本農業新聞 2021年12月1日

出荷量が多い分価格が上がりにくい状況ですが、安値の原因は他にも。

土物類が品薄でセット売りが難しく、販売環境は厳しい

日本農業新聞 2021年12月1日

そう、ニンジンのセット販売といえば、ジャガイモとタマネギ。

カレーに肉じゃがにシチューにと活躍する3兄弟です。

そのジャガイモ、タマネギはともに平年比150〜200%近くと高騰中。

兄弟たちの品薄を受けて、ニンジンの使い道が難しくなっています。

ニンジンの安値、残念ながらしばらく続きそうです。

1キロ98円と平年比30%安、ただし価格上昇のきざしあり!2021年11月12日

11月はニンジンの産地が切り替わる時期です。

大阪市場の場合、8月から10月の間北海道の独壇場だったところから、長崎県産をはじめとした西南暖地へと移行します。

そんな大阪市場で異変が起きているようです。

なんと北海道産10kgが1404円、前日より500円以上値を上げています。

北海道産が終盤、後続産地も種まき時の長雨で生育が遅れ、品薄感が強まった

日本農業新聞 2021年11月12日

ん?長雨といえば8月のことです。

実はニンジン、じっくり大きくなるのでは種から収穫までかなり時間がかかります。

9月に 蒔いたら11月にとれるダイコンとは大違いですね。

それにしても夏の出来事が冬の入り口にまで影響するとは、ニンジンの市場価格奥が深いです。

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