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ニンジンの市場価格 変動とその理由 2022年4月17日最新版

日々変動するニンジンの市場価格。変動幅とその理由について情報を集め、発信しています。天候、スーパーの意向、産地の動向によって左右される市場価格の予想は難しいですが、過去の事例を読み解けば自ずと答えが見えてくる!過去の情報と合わせてご覧ください。

目次

1キロ98円、依然として平年比3割安が続く 2022年4月17日

主産地である徳島県、長崎県の生育が順調です。

徳島県産のピークが続き潤沢入荷

… 中略…

生育順調で長崎産の入荷増

日本農業新聞 2022年4月17日

また、今後も価格上昇のきっかけはしばらくなさそうです。

気温の上昇で入荷量は今後も増加傾向が続くでしょう。そして加熱調理メインのニンジンは暖かくなる時期の販売が不利に働きます。

春ニンジンの大産地である徳島県産が終わりを迎える5月いっぱいまでは、低調な相場が続くと予想します。

1キロ93円と平年比3~4割安が続くニンジン市場価格、4月も安値が続く見込み 2022年4月3日

低迷が続くニンジン市場、4月も価格上昇は期待できないようです。

主産地において、生育が良好であり、潤沢な出荷が見込まれるため、4月の出荷数量は平年をやや上回り、価格は平年を下回る見込み。

出典:野菜の生育状況及び価格見通し(令和4年4月)について

この時期主体の春ニンジン、メインの徳島県は生育好調。3月〜5月に渡ってわたって徳島県産がつづくことから端境期による高単価も期待できません。

また生育が良いため大きなニンジンが取れていますが、コロナによる業務需要の落ち込みからうまく販売できていません。

生育良好で太物の割合が多かったが、M級などを望むスーパーのニーズと合わない

日本農業新聞2022年3月23日

さらに追い討ちをかけるのが、ジャガイモとタマネギの品薄。

調理の用途が重なるジャガイモとタマネギが品薄のためセットで売り込めず、小売りの販促が苦戦

日本農業新聞2022年3月23日

まさに三重苦。長期低迷の相場から抜け出すにはしばらく時間がかかりそうです。

1キロ94円と市場価格は平年比60%安、一方で平年並のスーパー店頭価格の謎! 2022年3月14日 

関東産が終盤戦、そして西の大産地である徳島産の出荷が本格化している春のニンジン市場。 

今年の春ニンジンは雨が少なく、順調な生育です。 

徳島産は、順調な生育であることから、引き続き平年並みの出荷の見込み 

野菜の需給・価格動向レポート(平成31年3月25日版)

「平年並みの出荷」とはいいながら、ここ数ヶ月終わりが見えないのがニンジン市場価格の安値傾向。 

年明けからコンスタントに3〜4割安の状況が続いています。 

ニンジン市場価格2022年3月14日
出典:ネットアグリ市況

この事態に、ニンジン農家産からもこんな声が。 

ニンジン農家さんにとっては資材高騰と安値のダブルパンチです。 

一方、消費者にとってはニンジンが安くなってうれしい!となりそうなものですが… 

ニンジンの小売価格は平年並みが続いています。市場価格が安いのになぜ? 

こちらはここ3ヶ月のニンジン小売価格です。 

ニンジンの小売価格2022年3月14日
出典:お値段ノート

一袋3本入りが150円前後で推移していますね。 

不作と巣篭もり需要で高値をつけた2021年を除けば、平年並みの価格です。 

しかし市場価格が安いのに、なぜスーパーの店頭価格は下がらないのでしょうか。 

…ここで日本農業新聞に気になる記事を発見。 

利益商材と位置付けて売価を高く設定しているスーパーが多く、売れ行きが伸びていないという

日本農業新聞2022年3月15日

なんと、スーパーは安く仕入れたニンジンを平年並みの価格で販売することで、利益を出しているんですね。 

むむむ… しかしスーパーがそこまでして利益を出したい状況とは、一体どういうことなのでしょうか。 

はたけもんの考察はずばり、タマネギとジャガイモの高騰。

昨年の北海道の干ばつに始まったタマネギとジャガイモの価格高騰ですが、いまだに解消されていません。 

特にタマネギの市場価格は1キロ190円前後と平年の2倍以上の値をつけています。 

ところが、スーパーの店頭価格は一袋270円ほどと平年の200円前後と比べてやや高い程度。 

つまり、タマネギではあまり利益が出ていないものと思われます。 

「タマネギを安く、ニンジンを高く売ることで店頭価格が平年並みに調整されている」 

というのがはたけもんの予想です。 

いずれにしてもニンジン農家さんには厳しい状況が続きます。 

我々消費者は、ニンジンをたくさん食べて農家さんを応援しましょう! 

平年比6割と安値が続くニンジン、2月下旬より価格が上向く見込み

毎月発表される、「野菜の生育状況及び価格見通し」。

主産地等からの聞き取り調査をもとに、農林水産省が発表します。

2022年2月のにんじん価格の見通しは以下の通り。

2月下旬にかけて、関東産の出荷が終盤に向け減少するため、2月後半の出荷数量、価格ともに平年並みに戻る見込み。

引用:野菜の生育状況及び価格見通し(令和4年2月)について

長らく低迷が続いたニンジンの相場が、ついに上向く予想です。

というのも、2月から3月にかけては大産地である千葉県産が終了し、徳島県産に切り替わる時期なのです。

今作の特徴である干ばつと低温が徳島の春ニンジンにどう影響しているか、見ものですね。

ちなみに、徳島のニンジン農家さんの声がこちら。

どうやら、秋の晴天が影響して生育旺盛な模様。

本当に価格は上昇するのでしょうか?

1キロ83円と平年比20%安、厳しい販売環境が続く見込み 2021年12月1日

冬春栽培で生産量トップの千葉県。生育は順調のようです。

台風被害もなく順調だ。現在、例年より若干早くピークを迎えている

日本農業新聞 2021年12月1日

出荷量が多い分価格が上がりにくい状況ですが、安値の原因は他にも。

土物類が品薄でセット売りが難しく、販売環境は厳しい

日本農業新聞 2021年12月1日

そう、ニンジンのセット販売といえば、ジャガイモとタマネギ。

カレーに肉じゃがにシチューにと活躍する3兄弟です。

そのジャガイモ、タマネギはともに平年比150〜200%近くと高騰中。

兄弟たちの品薄を受けて、ニンジンの使い道が難しくなっています。

ニンジンの安値、残念ながらしばらく続きそうです。

1キロ98円と平年比30%安、ただし価格上昇のきざしあり!2021年11月12日

alic 野菜ブックより

11月はニンジンの産地が切り替わる時期です。

大阪市場の場合、8月から10月の間北海道の独壇場だったところから、長崎県産をはじめとした西南暖地へと移行します。

そんな大阪市場で異変が起きているようです。

なんと北海道産10kgが1404円、前日より500円以上値を上げています。

北海道産が終盤、後続産地も種まき時の長雨で生育が遅れ、品薄感が強まった

日本農業新聞 2021年11月12日

ん?長雨といえば8月のことです。

実はニンジン、じっくり大きくなるのでは種から収穫までかなり時間がかかります。

9月に 蒔いたら11月にとれるダイコンとは大違いですね。

それにしても夏の出来事が冬の入り口にまで影響するとは、ニンジンの市場価格奥が深いです。

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この記事を書いた人

神戸大学大学院農学研究科卒業、元種苗メーカー研究開発部門所属。
こんなことが得意です。
・野菜の栽培
・トラクター、農業機械の操作
・環境制御ハウスのオペレーション
・農家さんへの栽培指導、講習会の開催
・商品企画、開発、設計
・バイオサイエンス分野の最新情報の提供
・統計解析、プログラミング(←勉強中)

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