1キロ99円と平年比2割高 2022年5月15日
4月下旬より安値が続いたキャベツの市場価格ですが、5月上旬より価格が急上昇!
5月15日現在で平年比2割高となっています。
その理由はやはり作型の切り替わり。
春の愛知県産から、夏の神奈川、千葉県産へと産地が変わる時期に差し掛かっています。
春物が切り上がり、次の作型がまとまるまで端境。
引用:日本農業新聞2022年5月15日
5月に100円程度に上昇したあと徐々に価格を下げ、群馬県産が大量に出荷を始める7月に60円代まで落ちるのが例年の動きです。
今後は夏ハクサイの増量に従って、だんだんと下落が進むでしょう。
安値が続いたキャベツ価格、1キロ95円とついに平年並みに回復 2022年2月13日

昨年末からキャベツ価格は低迷を続けてきました。
その理由は好天と業務加工需要の低下です。
雨が少なく作柄は良好、千葉・愛知県産を中心に出荷量は平年をやや上回る状況が続いたことに加え、オミクロン株が流行。
飲食業界からの引きが弱く、価格低迷の一因となりました。
しかし年明け以降、安値ながらも価格はじわじわと上昇し、ついに平年並みに戻る展開に。
低温と干ばつで小玉傾向。特に週前半は減り幅が大きく、上昇した相場を維持
日本農業新聞 2022年2月13日
キャベツは仕上がった状態でしばらく畑に置いておける品目です。
年末からの寒波の影響が、2月になってようやく出荷量の減少という形で表れてきました。
このキャベツ価格高騰傾向には流通関係者も神経を尖らせています。
卸は急騰懸念し特売の依頼抑制
日本農業新聞 2022年2月13日
この傾向、いつまで続くのでしょうか?
実は今後の主体となる春キャベツの生育状況、作柄がよく生育が前進しているようです。
春キャベツの主役でこの時期全国で流通するキャベツの半分以上を占める愛知県の情報を見てみましょう。
気温が低すぎず、適度な降雨もあり、2週間ほど生育は早い。平年は3月中旬がピークだが、上旬に前倒しとなる可能性もある
日本農業新聞 2022年2月8日
肥大期に低温の影響を受けた今流通しているキャベツは小玉なようですが、今後上昇気温下で肥大期を迎える春キャベツは生育順調なようです。
価格の上昇傾向は2月まで、3月から出荷量が増える予想です。
1キロ61円と平年の3割安 2021年10月20日
台風被害もなく温暖な気候が続いた結果、結球野菜が全面安の展開に。
大雨の影響は限定的で、終盤の群馬県産も出荷が順調なことが影響。後続の千葉県産も潤沢に出回る展開。
日本農業新聞 2021年10月19日
これから冬がやって来ます。
鍋がおいしい季節になると、結球野菜の主役は白菜へ。
しばらく安値基調が続きそうです。
追記 12月26日
1キロ59円と平年比4割近い安値が続いています。
キャベツ農家さんの悲鳴の声が。
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