LEDキューブにモロヘイヤを植えることにしました。
野菜の王様モロヘイヤ、きっと重宝するはず!
と思い、さっそく種まき。
炒め物にスープにおひたし、楽しみですな。
播種して10日後、モロヘイヤの水耕栽培を開始!
いつものLEDキューブで栽培をスタート!
タンクにハイポネックス 500倍の培養液を入れ、ネットカップと苗をセットしたらLEDライトをつけるだけ。
はじめのうちは水換えも必要なし!
モロヘイヤが大きくなって来たら、週一くらいで培養液を交換するだけ。
まさにズボラな独身男(32)むけの家庭菜園です。
楽しみじゃのう。
順調に生育…と思いきや、モロヘイヤの葉っぱがデコボコに。なんの病気ですか?
なんだか気持ち悪いですね。どうしたものか。
生長点付近、新しく出てくる葉っぱはきれいなんですが、しばらくするともこもこしてくるのです。
しかしここは室内、他の野菜たちに病気や虫が出たことは一度もありません。
むむむ…
もしや水疱症?調べて見ると、LED栽培特有の生理障害だった!
ここではたと気がつきました。
もしやトマトの水疱症と同じ障害なのでは?
トマトの水疱症とは、こんなやつ。
トマトの育苗中、特に接ぎ木の養生で発生しやすい生理障害です。
こいつが出始めると3日で葉っぱがチリチリになってしまいます。恐ろしい!
それにしてもよく似ていますね。
あのもこもこは、葉っぱの細胞が一度カルス化、つまり脱分化して細胞の塊になってしまったものと思われます。
細胞の塊はそのまま死んでしまうので、葉っぱがチリチリになって行くのです。
…しかしなぜこんなことに?
水疱症の原因は紫外線不足。 LED栽培の唯一の弱点はこれだった。
LEDキューブのモロヘイヤ、その後も大きくはなって行くものの水疱症の症状は治まりません。
水疱症の原因をぐぐって見ると、こんな情報が。
多湿、低紫外線の環境下ではトマト葉面に未分化細胞の塊が発生することがあります。水疱症と呼ぶ場合もあります。
ベルグアース 商品紹介サイト https://product-bergearth.jp/attention/
実はLED、太陽光や蛍光灯と比較して紫外線が少ない光源なのです。
トマトの育苗でも、LEDを使うとこの水疱症が発生するリスクが高いことが知られています。
LED水耕栽培、屋内家庭菜園の唯一の弱点、水疱症にまんまとやられてしまいましたね。
モロヘイヤの水疱症に関する知見、いくら探しても見つからず。本件が報告第一号かも。
日本語検索では出てこず、英語でぐぐってもそれと思しき記事は見当たりません。
そんな時は、Google Scholarで論文検索です。
やはり出て来ませんね。
世界広しといえども、モロヘイヤで水疱症の報告を行ったのははたけもんが初かも。
なんだか発見をした気分です。笑
みなさま、情報をお待ちしております。
コメント