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メロン品種の糖度ランキング!【甘さの測定結果を公開中】

メロン品種の糖度ランキング

春とともに、メロンの季節がやってきます。

アールス、アンデス、オトメ、クインシー…

青果売り場にはいろんな種類のメロンが並んでいますが、

「いったいどれがおいしいの?」

「できるだけ甘いメロンを購入したい」

などなど、迷ってしまう方も多いはず。

このページでは、購入したメロンの糖度調査結果と食べた感想をランキングにまとめています。

お買い物の参考にしていただけると幸いです。

この記事を書いた人
小林大介
小林大介
  • 元植物ブリーダー(品種改良をする人)
  • 味にこだわった品種の開発に従事
  • 得意なこと:作物の栽培、市場調査
  • お問い合わせはこちらからどうぞ
目次

現在のメロン高糖度ランキングはこちら!

ランキング画像品種糖度生産地購入日
1位オトメ16.2茨城県産2023年4月
2位クインシー15.4茨城県産2023年4月
3位キンショー15.1長崎県産2023年5月
4位イエローキング14.6茨城県産2023年6月
5位ルピアレッド14.4茨城県産2023年6月
6位メロン「クラリス」クラリス14.3茨城県産2023年6月
7位パパイヤメロンパパイヤメロン13.4長崎県産2023年5月
8位タカミ12.6茨城県産2023年6月
9位アンデス12.4熊本県産2023年5月
10位アンデス12.1熊本県産2023年4月
11位アムス11.9長崎県産2023年5月
12位アールス10.7熊本県産2023年4月
12位メロン「エリザベス」エリザベス10.7宮崎県産2023年5月
14位肥後グリーン肥後グリーン10.1熊本県産2023年5月

アンデスの糖度は12.1度!
2023年4月

品種名アンデスメロン
品種開発元サカタのタネ
開発年1977年
特徴高級メロン「アールス」に近い食味
トンネル栽培でもつくりやすい

4月に入り、本格的なメロンの季節がやってきました。

まず購入したのは、カット済みのアンデスメロン。

その糖度は12.1度!

果肉が柔らかく、ややあっさり、すっきりとした甘さです。

オトメの糖度は16.2度!
2023年4月

品種名オトメ
品種開発元タキイ種苗・大島種苗店
発売年1999年
特徴肉厚でジューシー、上品な甘さ

スーパーにてカット済みのオトメメロンを購入。

その糖度は16.2度!

糖度の高さもさることながら、メロンらしい香りが楽しめました。

果肉も柔らかく、ジューシーです。

クインシーの糖度は15.4度!
2023年4月

品種名クインシー
品種開発元横浜植木
発表年1998年
特徴サーモンピンクで肉厚
カロテン臭が少なく食味が良い

赤肉メロンって、ちょっとカキみたいな味で苦手…

という人もいるそうですが、クインシーはカロテン臭がぜんぜんありません。

食べやすい赤肉メロンです。

その糖度は15.4度!

果肉はしっかりめで食べ応えがありました。

糖度の高さの割にさっぱりとした甘さで、甘すぎるものが苦手な男性にもおすすめ。

アールスの糖度は10.7度!
2023年4月

純粋なアールス・フェボリット種なのかアールス系品種なのかは分かりませんが、「アールスメロン」と表示のあるメロンを購入。

いわずと知れた、高級メロンですね。

その糖度は、10.7度!

数字としてはそれほど高くありませんでしたが、そのお味は想像以上!

とにかく香りが素晴らしいです。

切った瞬間、メロンの上品な甘い香りに癒されました。

ジューシーで柔らかく、口に入れるとメロンの香りで一杯に。

食べ終わった後も香りと後味が長く残り、至福の時間が続きます。

アールスメロン、これほどおいしいとは思いませんでした。

アンデスの糖度は12.4度!
2023年5月

品種名アンデスメロン
品種開発元サカタのタネ
開発年1977年
特徴高級メロン「アールス」に近い食味
トンネル栽培でもつくりやすい

香りは控えめでしたが、しっかりと甘さを感じます。

その糖度は、12.4度!

あっさりとして食べやすいメロンです。

キンショーの糖度は15.1度!
2023年5月

品種名キンショーメロン
品種開発元スペインメロン株式会社
発売年1968年
特徴サクサク食感、さっぱりした甘さ

黄色でツヤツヤ、ネットのないメロン「キンショーメロン」を買ってみました。

その糖度は、15.1度!

香り、酸味などがほとんどなく、甘みをガツンと感じます。

中心部分がかなり甘く、皮の近くは甘さ控えめのあっさり味。

パパイヤメロンの糖度は13.4度!
2023年5月

品種名パパイヤメロン
品種開発元愛三種苗
特徴甘味が強く日持ちがよい

緑と黄色が入り混じる、少し不思議な見た目のメロンです。

その糖度は、13.4度!

香りはほとんどありませんが、雑味のないシンプルな甘みが楽しめます。

肉質はサクサクしていてナシに近いような…

中心部分はとても甘いのですが、皮に近づくにつれて少し酸味が出てきて、これはこれでおいしいです。

いわゆるメロンという感じではありませんが、気に入りました。

アムスの糖度は11.9度!
2023年5月

品種名アムス
品種開発元園芸植物育種研究所
発売年1974年
特徴柔らかく多汁、メロンらしい香り

ネットのほか、縦に入る縞模様が特徴的なアムスメロン。

その糖度は、11.9度!

とにかくジューシーで、スプーンを入れると果汁があふれてきます。

果肉はとてもやわらかく、皮が薄いせいか皮の近くまで甘みが強い!

やや小玉のアムスメロンでしたが、大満足の食べ応えです。

香りはやや控えめでした。

肥後グリーンの糖度は10.1度!
2023年5月

品種名肥後グリーン
品種開発元松井農園
特徴甘味が強く、すっきりとした味わい

購入してから2週間、待てど暮らせど硬いままでメロンらしい香りがしてきません…

調べてみると、

通常、メロンが完熟しているサインはこの4つです。
1.メロンのツルが枯れている
2.メロンのお尻を指で押すと柔らかい
3.メロンを指ではじくと鈍い音がする
4.メロンの表面から独特の甘い香りがする
この中から1~2個程度当てはまると感じたら完熟のサインです。

しかし、肥後グリーンメロンはこの1以外のサインが表れにくいため、同梱されている食べ頃の期間にお召し上がりいただくことをオススメします

引用:菊池まるごと市場

むむ。

箱入りで購入したわけではないので、目安が分かりません。

食べてみましたが、硬くて甘みがほとんど感じられず、香りもない…

糖度計の値は10.1度でしたが、本当?というくらいさっぱり味。

結局食べごろが分からぬままでした…残念。

エリザベスの糖度は10.7度!
2023年5月

品種名エリザベス
品種開発元みかど協和
特徴サクサクした食感で、甘すぎず食べやすい

購入してから10日ほどおいていましたが、こちらも食べごろがよくわからず。

糖度を計ると、10.7度!

なんというか、もそっとした食感で実が硬く、皮ばかりで食べるところのないメロンといった印象。

おそらく、完熟していなかったのでしょう。

食べごろが難しい…

クラリスの糖度は14.3度!
2023年6月

品種名クラリス
品種開発元ナント種苗
特徴収穫直後からいつでも食べごろ、なめらかな食感

このところ、食べごろを見極められず連敗しています。

そこで購入してみたのが、クラリス。

いつ食べてもおいしいことが売りのメロン品種です。

その糖度は、14.3度!

切ってみるとワタの部分が少なく、実が分厚い!

中心近くはかなりの甘さで、香りもある程度楽しめました。

皮の近くは歯ごたえがあってあっさり味です。

はじめは甘く、後半スッキリと食べ終えることができます。

アールスのような華やかな風味とは少し異なりますが、男性でも食べやすいメロンです。

タカミの糖度は12.6度!
2023年6月

品種名タカミ
品種開発元園芸植物育種研究所
特徴甘味が強く香りがよい

「タカミはうまい!」と聞き、以前から気になっていたメロンを購入。

やわらかくなってきたので切ってみたところ、その糖度は12.6度!

まず香りがすばらしいです。

アールスに近い、期待通りのメロンのよい香りがします。

そして清涼感のあるすっきりした甘さ、ほのかな酸味。

「これぞ求めていたメロンや!」という気持ちになりました。

おいしかった~

イエローキングの糖度は14.6度!
2023年6月

品種名イエローキング
品種開発元萩原農場
特徴糖度が14~15度に安定し、日持ちがよい

大きな露地メロン「イエローキング」を購入しました。

その糖度は、14.6度!

強い甘みがある一方、香りはゼロ。

肉質は硬めで、キンショーメロンとほぼ同じ味です。

大きいわりにリーズナブルなお値段でした。

ルピアレッドの糖度は14.4度!
2023年6月

品種名ルピアレッド
品種開発元ヴィルモランみかど
発表年1990年
特徴糖度が高く、とろけるような肉質

近くのスーパーで、赤肉メロンを入手。

その糖度は14.4度!

やや過熟だったのか、お尻の部分がジュルっとしてアルコール臭がありました。

ただ、それすら味方につけるほどの甘味、なめらかでジューシーな食感、メロンらしい香り、そして赤肉ならではの濃厚な風味。

柔らかく食べやすいこともあり、ひと球ぺろりと平らげました。

おいしい!

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