日々変動するタマネギの市場価格。変動幅とその理由について情報を集め、発信しています。天候、スーパーの意向、産地の動向によって左右される市場価格の予想は難しいですが、過去の事例を読み解けば自ずと答えが見えてくる!過去の情報と合わせてご覧ください。
※2022年の高騰により、平年価格は高めに算出されています。
※農林水産省の「青果物卸売市場調査」より作成しています。札幌市、仙台市、東京都、横浜市、金沢市、名古屋市、京都市、大阪市、神戸市、広島市、高松市、北九州市、福岡市及び沖縄県に所在する卸売市場のデータの集計です。本ブログでは、2022年9月より日本農業新聞の「日農INDEX」から農林水産省の「青果物卸売市場調査」に切り替えました。
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1キロ160円と平年比2割高も下落中 2024年2月26日
北海道産の不作により高騰していたタマネギ価格ですが、思いのほか早いペースで値を下げています。
国内産は高値のため売れ行きが不調なようです。
輸入物が豊富な上、店頭の売価高く苦戦。
引用:日本農業新聞2024年2月18日
ただし、静岡県産、佐賀県産のような新タマネギは販売好調とのこと。
タマネギ価格は近いうちに下げ止まり、1キロ150円前後で推移するでしょう。
1キロ183円と平年比4割高 2023年2月8日
北海道産の不作により出荷量が少ない状態が続き、タマネギ価格が高騰しています。
静岡産は温暖なことによる前進出荷で1月に多く出たため、例年より早くピークが終了する気配。2月下旬には引き合い強まるか
引用:東京青果2月野菜展望
北海道産は、8月から翌年3月までの長期にわたってタマネギを供給する大産地です。
4月に入り佐賀県産や兵庫県産が本格化するまでの間、タマネギの高値は続くでしょう。
1キロ200円と平年比8割高 2023年12月14日
タマネギ価格が高騰し、終わりが見えません。
在庫確保の動きに合わせ増量するが絶対量不足で高止まりし小売り引き鈍い
引用:日本農業新聞2023年12月17日
北海道産の不作の影響は、まず間違いなく来年まで持ち越します。
タマネギの高値は数か月単位で続くでしょう。
1キロ173円と平年比6割高 2023年11月27日
9月中旬からタマネギ価格が上がり続け、高止まりしています。
北海道産タマネギが夏の高温の影響を受けているようです。
夏の高温による正品率の低下で平年より少ない入荷が続く
引用:日本農業新聞2023年11月26日
なお、北海道産は来年の3~4月にかけて貯蔵物が流通します。
今後の出荷分確保のために年内の出荷量が抑えられるほか、年末年始の需要期に向け価格が上がるシーズンに入ることもあり、平年価格に戻す材料は見当たりません。
当面の間、タマネギ価格の高値が続くでしょう。
1キロ99円と平年並み 2023年8月28日
北海道産の生産量増加にともない、平年通りタマネギ価格が下落しています。
8月は北海道産が増量する中で兵庫・佐賀産の残量があり産地移行が進まず、荷動き鈍化して相場下落となった。
引用:東京青果 9月野菜展望 たまねぎ
また、残暑が厳しく消費は低迷しているとのこと。
しばらくの間、平年並み以上の価格は期待できないでしょう。
1キロ117円と平年並み 2023年8月1日
北海道産が出荷を開始しました。
北海道産出荷開始。豊作傾向もありやや弱めの展開予想。
引用:仙台中央卸売市場今週の入荷と価格の見通し 2023年8月1日
今年は生育がよい一方、猛暑のため需要が伸び悩んでいます。
タマネギ価格は近いうちに下落に転じるものと思われます。
1キロ121円と平年並み 2023年7月22日
西日本産から北海道産へと生産地がシフトする時期に入りました。
府県産が徐々に減少し、7月中は堅調な相場。
引用:日本農業新聞2023年7月23日
なお、北海道産は生育順調とのことです。
北海道産が本格化する8月中旬までは、1キロ120円台で推移するでしょう。
1キロ109円と平年比1割安も上昇中 2023年6月29日
タマネギの品薄傾向が続いています。
栃木産終盤で減少、佐賀産は田植えから出荷なく兵庫産も少なく全国的に品薄傾向で高値展開予想
引用:仙台中央卸売市場 今週の入荷と価格の見通し 2023年6月29日
ただし、生育自体は順調で7月の出荷量は平年並みを見込んでいます。
近いうちに上昇傾向は終わり、今後のタマネギ価格は1キロ100~110円で推移するでしょう。
1キロ104円と平年比1割安もやや上昇 2023年6月24日
7月まで兵庫県、佐賀県といった西日本産がメインとなるタマネギ市場。
農繁期に入り出荷量が減少していることから、やや値を上げています。
今後は出荷量が回復しますが、それほど価格は下がらない見通しです。
田植えが終わり7月3日の週から増える。特売品目に入り相場は堅調を維持
引用:日本農業新聞2023年6月25日
梅雨入りの影響で多くの野菜が高値となっているため、タマネギが特売の対象になっているようです。
1キロ99円と平年比1割安 2023年6月19日
3月下旬からじわじわと下げ続けたタマネギ価格ですが、ついに下げ止まりました。
主産地で田植え作業が入り、入荷ペースは落ち着く見通し
引用:日本農業新聞2023年6月21日
今後、7月までは兵庫県産がメインとなります。
8月に北海道産が大量入荷するまでは、それほど大きな価格変動はないものと思われます。
1キロ95円と平年比15%安 2023年6月9日
不作により高騰した昨年の影響を受けて平年比安値となっていますが、今年の生産量は平年並み。
さて、4月上旬から続いていた下落傾向はいったん止まったようです。
産地が農繁期で出方が鈍く、入荷は少ない。数量が減る分相場は下げ止まる
引用:日本農業新聞2023年6月11日
田植えシーズンと重なり、出荷作業が遅れています。
6月から7月にかけて佐賀県産から兵庫県産へと徐々にシフトしますが、佐賀県産と同様に兵庫県産も生育は順調とのこと。
今後のタマネギ価格は、しばらくは大きく変動しないものと思われます。
1キロ99円と平年比2割安 2023年5月26日
秋まきタマネギの出荷好調によりタマネギ価格は下落傾向が続いていますが、いったん下げ止まるようです。
入荷量減り荷余り感はやや緩和
引用:日本農業新聞2023年5月28日
田植えシーズンと重なったことなどで、一時的に出荷量が減っています。
佐賀県や兵庫県といった秋まきタマネギ産地では、早生種から中生種へと切り替わりの時期を迎えており、6月上旬には中生品種の出荷が本格的に始まるとのこと。
再び出荷量が潤沢となれば、今後のタマネギ価格は安値が続く展開となる恐れがあります。
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1キロ101円と平年比1割安 2023年5月15日
秋まきタマネギの生産地では、品種が早生種→中生種へと切り替わる時期にさしかかりました。
早生種に続き中生種の生育も順調で、十分な出荷量となりそうです。
今後、早生から中生品種へと切り替わる佐賀産は、「端境はなくリレーは円滑で、前年比1割増の出荷ペース」(JAさが)という。
引用:日本農業新聞2023年5月17日
ただし、大きく値を下げるほどではないとの予想です。
5月中は、平年並み~やや安値で推移するでしょう。
1キロ86円と平年比2割安 2023年5月12日
佐賀県産、兵庫県産などの秋まきタマネギが生育順調で、やや生産過剰に陥っています。
特売で一定の引き合いあるが、それ以上の数量で余剰感強い。2L級が中心
引用:日本農業新聞2023年5月14日
5月上旬から中旬で早生種の出荷ピークが終わるものの、その後も生育は順調とのこと。
タマネギの安値傾向はしばらく続く可能性があります。
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1キロ104円 2023年4月27日
昨年の高騰により、平年価格は高めに算出されています。
春の気温が高かったためか、佐賀県産、兵庫県産をはじめとする秋まきタマネギの出荷が好調です。
大玉傾向で各産地生育順調。小売りの売り込み活発だが、それ以上の供給量
引用:日本農業新聞2023年4月30日
佐賀県産は5月上旬、兵庫県産も5月上中旬に早生品種の出荷ピークを迎えます。
べと病の拡大等がなければ供給過多となり、下落傾向が続く恐れがあります。
1キロ104円 2023年4月24日
昨年の高騰により平年価格は高めに算出されていますが、1キロ100円~110円は平年並みの価格と言ってよいでしょう。
佐賀県産新タマネギの出荷ピークにより、100円台で落ち着いています。
佐賀県産は早生種変わり出荷ピークで 2L・L 中心の入荷で価格は弱め展開となります。
引用:仙台中央卸売市場 今週の入荷と価格の見通し
北海道産は終了に向かうものの、佐賀県産、兵庫県産が出荷量を伸ばしています。
しばらくは同水準の取引が続くものと思われます。
1キロ106円と平年比2割安 2023年4月17日
2022年の高騰により平年価格が高めに算出されていますが、その影響を除けば平年並みの価格と言えるでしょう。
2023年4月のタマネギ価格は、寒波の影響が残り遅れていた佐賀県産新タマネギの増量により、下落傾向が続いています。
佐賀産は肥大良く20kg箱主体となり月末ピーク
引用:日本農業新聞2023年4月16日
出荷量はは平年並みとの予想です。
今後のタマネギ価格は100~110円ほどで推移するでしょう。
1キロ112円と平年よりやや安値 2023年4月10日
タマネギ価格が下落しています。
佐賀県産の出荷が順調なようです。
佐賀産は生育停滞が見られたが回復傾向、中旬から20kg箱での出荷となり、下旬にはピークを迎える
引用:東京青果 4月野菜展望
なお、平年価格の動きをみると4月下旬に価格が跳ね上がっていますが、これは不作により価格が1キロ300円台まで高騰した年の影響を受けて高めに算出された結果です。
4月の出荷量は平年並みの予想ですので、今後のタマネギ価格は1キロ110円前後で推移するでしょう。
1キロ121円と平年並み 2023年4月3日
佐賀県産秋まきタマネギの出荷量が増え、玉ねぎ価格は下落傾向です。
前週末に佐賀産が出始め安定した入荷が続く。
引用:日本農業新聞2023年4月2日
佐賀県産は4月下旬に出荷ピークを迎えるとのことです。
タマネギ価格は今後も1キロ120円前後で推移するでしょう。
1キロ133円と平年並み 2023年3月17日
玉ねぎ価格が1キロ130円台をキープしています。
新タマネギの出荷量がやや減っているようです。
静岡産は徐々に減り佐賀産も雨でペース鈍化
引用:日本農業新聞2023年3月19日
佐賀県産が出荷ピークを迎える4月に向け、タマネギ価格は若干ですが下落に向かうでしょう。
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1キロ113円と平年比1割安 2023年3月3日
静岡県産、長崎県産の新タマネギが生産量を増やしています。
北海道産は安定。静岡県産もピーク続き潤沢入荷。
引用:日本農業新聞2023年3月5日
3月後半からスタートする佐賀県産も、生育順調とのこと。
しばらくは、平年通り1キロ120円前後での取引となりそうです。
1キロ126円とほぼ平年並み 2023年2月27日
静岡県産の秋まきタマネギが出荷ピークを迎えています。
北海道産は終盤だが、静岡県産が増量し入荷量が多かった
引用:日本農業新聞2023年2月28日
また、3月中盤には佐賀県を中心とする九州産の出荷が増えてくる見込み。
供給量は安定しており、タマネギ価格はしばらくの間平年並みで安定すると思われます。
1キロ123円と平年並み 2023年2月4日
タマネギの市場価格が平年並みを維持しています。
静岡産はやや遅れも入荷本格化。北海道産は青果用の仕向けが若干減り堅調
引用:日本農業新聞2023年2月5日
静岡県産の新タマネギが始まりましたが、メインの北海道産は加工向けに出荷される割合が増えたために市場流通分がやや減少。
長崎県産の新タマネギの出荷が遅れているとの情報もありますが、2月の出荷量全体としては平年通りとの予想です。
今後の市場価格は平年並みで推移するでしょう。
1キロ134円とやや高値 2023年1月30日
タマネギの市場価格が平年並み~やや高値を維持しています。
出荷の大部分を占める北海道産の市場流通分がやや少ないようです。
北海道産は生食用の出荷計画が下方修正され多くない中、相場は堅調推移
引用:東京青果 2月野菜展望 たまねぎ
ただし、昨年のような不作からの品薄はなく、2月の出荷量は平年並みとの予想。
静岡県産の出荷が2月中旬以降ピークを迎えることもあり、今後の市場価格は平年並みで推移するでしょう。
1キロ127円と平年並み 2023年1月26日
タマネギの市場価格が平年並みを維持しています。
北海道産は安定。静岡産は生育やや遅れ。2月以降の春物の売り場広がり引き
引用:日本農業新聞2023年1月26日
当初は北海道産の出荷が平年より多くなるとの予想でしたが、輸出や加工に回って市場出荷分が減少したため、価格は平年並みとなっています。
今後、静岡県や長崎県産の出荷が増加します。
新タマネギの登場が需要の増加につながるか、注目です。
1キロ167円と平年比2.2倍の高値 2022年6月12日
昨年の北海道の干ばつの影響により、タマネギの市場価格高騰が続いています。
一時は300円台まで上昇しましたが、5月に入りようやく減少傾向に入りました。
佐賀県産は中生が上旬まで順調で、栃木産もピーク。相場下げ加工筋から引き
引用:日本農業新聞2022年6月18日
ただし、全国の出荷量の7割を占める圧倒的な大産地である北海道産の貯蔵タマネギがこれまで少なかった影響か、今なお平年の2倍を超える高値での取引が続いています。
次に北海道産が出回り始めるのが8月ですから、高値はしばらく続きそうです。
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