LEDタワーを使って、メロンとキュウリの室内水耕栽培に挑戦しているはたけもんです。
室内栽培のメリットは、環境条件に左右されにくいこと。
中でも一番嬉しいことは、虫の害が少ないことです。
ベランダや畑で家庭菜園をやっていると、アザミウマやアブラムシ、コナジラミに青虫類…
あっという間にたかられてしまいます。
その点室内では虫の心配がほとんどありません。
少なくともここ1年間、何の被害もありませんでした。
室内水耕栽培で、初のアブラムシ確認!
ところが、ついにきてしまいました。泣
メロンの生長点がこんな姿に…
こちらはキュウリ。アブラムシが出す甘い汁で葉っぱがカピカピに…
これはまずいですね。
他の作物に移る前に、何とかせねば。
我が家のウリ科にやってきたアブラムシ、なんて言う名前なのか
調べて見たところ、どうやら「ワタアブラムシ」のようです。
こんなやつ。
様々な植物に寄生する、多食性のアブラムシだそうです。
これはまずい、同じ室内にはナスやししとう、トマト、その他葉物野菜が同居しています。
被害が拡大する前に手を打たねば。
浸透移行性の殺虫剤、「ベストガード」を使ってみた
室内で殺虫剤をスプレーするのはかなり抵抗があります。
居住空間に漂う霧状の殺虫剤… おうちではかなり無理がありますね。
しかもスプレーではかけ方にどうしてもムラができるので、生き残ったアブラムシから再び増殖。
イタチごっこになってしまいます。
そこで選んだのはこれ!
ベストガード粒剤です。
粒剤タイプのこの殺虫剤、普通は定植時に植え穴に入れて使うもの。
苗が活着して生育が本格的にスタートするまでの間、植物を守ってくれるものです。
水に溶かしてスプレーするタイプと何が違うのでしょうか。
ベストガード粒剤は根から吸収されて植物全体に行き渡る、浸透移行性
出典:http://www.greenjapan.co.jp/bestguard_r.htm
植物全体にくまなくスプレーするタイプ(水溶剤)とは違い、粒剤タイプは根の周辺にまくだけ。
殺虫成分は根から吸収され、植物全体に行き渡ります。
かけムラの心配もありません。
こいつは便利!
2日後、アブラムシが全滅!効果は抜群です。
ご覧ください。黒くしぼんでしまったアブラムシたち。
床には死んだアブラムシが散らばっています。
植物を隅々まで観察しましたが、全て死んでいるようです。
さすが浸透移行性、そして即効性も抜群。
これは想像以上の効き目です。
ベストガード粒剤を水耕栽培で使う上で心配していること
ただし、重大な心配事が。
それは、「使用法に水耕栽培がない」と言うことです。
基本的に土での栽培(土耕栽培)での使用を想定しているこの商品、水耕栽培での使用例はありません。
家庭菜園レベルでは、自己責任となってしまいます。
個人的に注意したい点は、以下の通り。
- 効果は30日以上。言い換えればその期間は植物に成分が残っています。その間に収穫されたものは、食べないほうがいいでしょう。
- 水耕栽培の場合、タンクの水の中の成分がいつまで残っているのか分かりません。使用してしばらくしたらタンクの水を交換してリセットし、いつまでも殺虫成分が残らないように気をつけたほうがいいかも。
- 殺虫剤がとけたタンクの水を捨てるときは、土の上にまいて染み込ませましょう。流しに捨ててしまうと、環境汚染の原因になってしまうかも。
効果は抜群でしたが、この使い方が正しいかどうかは不明です。
繰り返しになりますが、ご使用は自己責任で。
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