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ブロッコリーの市場価格 変動とその理由 2024年10月

ブロッコリーのトップ画像

日々変動するブロッコリーの市場価格。変動幅とその理由について情報を集め、発信しています。天候、スーパーの意向、産地の動向によって左右される市場価格の予想は難しいですが、過去の事例を読み解けば自ずと答えが見えてくる!過去の情報と合わせてご覧ください。

※農林水産省の「青果物卸売市場調査」より作成しています。札幌市、仙台市、東京都、横浜市、金沢市、名古屋市、京都市、大阪市、神戸市、広島市、高松市、北九州市、福岡市及び沖縄県に所在する卸売市場のデータの集計です。本ブログ記載の市場価格は、2022年9月より日本農業新聞の「日農INDEX」から農林水産省の「青果物卸売市場調査」に切り替えました。

1キロ630円と平年比1割高 2024年10月3日

ブロッコリー価格がここ10日間で150円値を上げています。

高温からの急な気温低下が影響しているようです。

高温の影響で産地ロスが発生。月後半からは朝晩と日中の気温変化が大きい影響で入荷が不安定となった

引用:日本農業新聞2024年10月6日

10月は北海道や長野県といった高冷地から埼玉県、徳島県といった暖地へと生産地が移り変わる時期です。

暖地産の出荷量が増えるまで、高値傾向が続くでしょう。

1キロ528円と平年比15%安 2024年9月19日

高温と雨による生育不良で一時値を上げた夏秋ブロッコリーですが、例年より一足先に値を下げ始めました。

店頭価格は値頃感の薄い200円台が長期化したため、引きも弱く小売りは注文量を抑えているという

引用:日本農業新聞2024年9月20日

主産地北海道では気温が下がり、収量が増加する見込み。

今後のブロッコリー価格は値を下げるものと思われます。

1キロ531円と平年比4割弱の高値 2024年4月5日

例年4月中旬は秋冬作と春作の切り替え時期のため値を上げるブロッコリー価格。

ところが今年は3月から高値を記録し、ようやく落ち着いてきたものの依然として平年比4割高となっています。

原因は3月の低温ですが、その後産地の様子はどうなっているのでしょうか。

天候による日量差大きいが、総量は回復。

引用:日本農業新聞2024年4月7日

雨のため収穫が進まない日もあるようですが、気温上昇により出荷量は増えているようです。

春作の生育に大きな問題があるとの情報はありませんので、今後のブロッコリー価格は出荷量の増加とともに徐々に値を下げるものと思われます。

1キロ515円と平年比7割高 2024年3月22日

3月に入ってからというもの、3週間にわたってブロッコリーの高値が続いています。

当初3月下旬には解消するとの見込みでしたが、どうやら3月いっぱいまで続く恐れがあるようです。

低温で玉伸び鈍化し端境続く。売り込みは控えめだが月内は品薄で高止まり

引用:日本農業新聞2024年3月22日

東の群馬、西の徳島ともに25日から雨が続くとの予報です。

ブロッコリーの高値解消は雨が上がる30日以降になるものと思われます。

1キロ462円と平年比3割高 2024年3月8日

ブロッコリー価格の急上昇が止まりません。

秋冬作と春作の端境期を迎えていることに加え、以下の理由で端境が拡大しています。

  • 暖冬で秋冬作の生育が前進し、収穫終了が早まった
  • 3月以降の低温で、春作の収穫量はまだ少ない

さて、今後のブロッコリー価格はどうなるでしょうか。

春作は20日前後から増量し、月末にかけて本格化を見込む

引用:日本農業新聞2024年3月13日

ブロッコリーの高騰はもうしばらく続きそうです。

1キロ368円と平年比15%高 2024年3月1日

ブロッコリー価格は2月上旬から下落を続けましたが、2月下旬になって再び上昇。

1週間で80円近く値上がりしました。

やはり暖冬の影響を受けているようです。

生育前進の反動で先週から入荷が減っている

引用:日本農業新聞2024年3月5日

1月、2月に収穫が進みすぎた結果、今収穫できるブロッコリーが少なくなっています。

香川県、愛知県といった生産地では、3月中下旬まで平年より出荷量が少ないとの情報も。

今後のブロッコリー価格は、平年並み~やや高値で推移するでしょう。

1キロ310円と平年並み 2023年12月15日

11月半ばから高値傾向だったブロッコリー価格ですが、平年並みに戻しました。

中旬以降の気温上昇と降雨で、増量が進んだ

引用:日本農業新聞2023年12月19日

ただし、先日から九州で雪が積もるほどの寒波が襲来しています。

冬春ブロッコリー産地からは生育が停滞するとの予測も上がっており、価格の下落傾向は近いうちにおさまるものと思われます。

1キロ393円と平年比3割高 2023年12月8日

11月中旬以降、少雨と気温低下で高値傾向が続きましたが、12月中旬になって値を下げ始めました。

暖かい日が多く生育が進み、今週に入って潤沢な入荷が続いたことで、相場が下げている

引用:日本農業新聞2023年12月15日

ただし、いつも年末年始需要により値を上げます。

寒波襲来の予報もあり、再び値を上げる可能性が高いでしょう。

1キロ669円と平年比5割高 2023年10月19日

夏秋ブロッコリーから冬春ブロッコリーへと生産地が移行する中、品薄が長引き高値が長期化しています。

猛暑により、端境期が拡大しているようです。

JA道央(北海道恵庭市)では「猛暑で品質低下や病害が見られ、出荷も前倒しになった。出荷量は去年に比べて3割も減った」という。

引用:日本経済新聞2023年10月21日

埼玉県、愛知県といった冬春産地も暑さの影響を引きずっており、出荷量が伸び悩んでいるとのこと。

ブロッコリーの高値はしばらく続きそうです。

1キロ658円と平年比3割高 2023年9月29日

ブロッコリーの品薄が続いています。

夜温の低下で品質は回復傾向も、北海道、長野産とも終盤で入荷量は増えず

引用:日本農業新聞2023年10月1日

香川県、愛知県、徳島県といった冬春ブロッコリー産地の出荷が増える11月ごろまでは、ブロッコリーの高値傾向が続くでしょう。

1キロ849円と平年比5割高 2023年9月21日

ブロッコリー価格が高止まりしています。

高値反動は出るが、産地が限られ品薄の状態は続き、小売り売込み控えめ

引用:日本農業新聞2023年9月24日

季節が進みようやく気温が下がり始めたことで生産量は増えているものの、高温の生育ダメージはしばらく残るものと思われます。

埼玉県、徳島県産といった秋冬ブロッコリーの出荷が始まるまで、ブロッコリー価格の高値傾向は続くでしょう。

1キロ849円と平年比6割高! 2023年9月15日

ブロッコリー価格の上昇が続き、終わりが見えません。

絶対量不足が長期化し、業務需要ひっ迫。店頭価格も高止まりで、引き鈍い

引用:日本農業新聞2023年9月17日

北海道、長野県産を中心とする夏秋ブロッコリーは、定植から収穫まで3か月ほどかかります。

今収穫期を迎えているブロッコリーは夏の暑さの影響を大きく受けていますから、高温障害や病害の発生に悩まされ、収穫量が大きく減少。

ブロッコリーの高値傾向はしばらく続くでしょう。

1キロ687円と平年比3割高!2023年9月8日

厳しい残暑が高温に弱いブロッコリーの生育を直撃しています。

高温に加え長野産は干ばつ気味。産地ロス多く不足感は強いまま。

引用:日本農業新聞2023年9月8日

今後は気温が下がってくるとは言え、高温のためにそもそも定植できなかった圃場もあるとのこと。

北海道、長野県産を中心とした夏秋ブロッコリーの生産は10月まで続きますが、量・品質ともに平年を下回るものと思われます。

関東産、西日本産が出始める9月下旬までは、ブロッコリー価格の高値が続くでしょう。

1キロ596円と平年比1割高 2023年8月28日

ブロッコリー価格は7月下旬以降上昇が続き、1キロあたり200円以上も値を上げました。

やはり猛暑の影響を受けているようです。

高温障害や病害で入荷非常に少ない。定番販売が主体だが絶対量不足で高騰

引用:日本農業新聞2023年8月27日

8月上旬の大雨被害も加わり、北海道産の露地野菜はのきなみ出荷量が減っています。

北海道産が出荷のメインとなる時期は10月まで続きますので、ブロッコリー価格の高値は長期化する恐れがあります。

1キロ448円と平年並みも上昇中 2023年8月9日

北海道や長野県といったブロッコリーの生産地が、暑さに苦しんでいます。

北海道のJAは「高温障害で正品率が下がり畑でのロスも多い」と話す。

引用:日本農業新聞2023年8月9日

品薄により、7月下旬の360円台から一転して400円台半ばへと価格が急上昇しています。

なお、気象庁によると向こう1か月の気温は全国的に平年より高い予報です。

品薄による価格の上昇傾向は、今後も続くものと思われます。

1キロ361円と平年比1割安 2023年7月29日

ブロッコリー価格が伸び悩んでいます。

品質がネックとなっているようです。

入荷量は横ばい。気温の上昇で品質低下を懸念し、スーパーは注文を控えめ

引用:日本農業新聞2023年7月30日

なお、生産地では春まき栽培から初夏まき栽培へと作型の切り替わり時期を迎えています。

生育は順調とのことですから、今後のブロッコリー価格は平年並み~やや安値で推移するものと思われます。

1キロ406円と平年並み 2023年7月8日

端境期が解消したことにより値を下げていたブロッコリー価格ですが、下げ止まったようです。

北海道産の入荷が本格化して総量も増え、店頭価格も値頃感出て引き強まる

引用:日本農業新聞2023年7月9日

北日本や高冷地における6月下旬の低温の影響を受け、6月下旬は品薄高となりました。

7月上旬となりようやく市場価格が落ち着いてきたことから、販売が上向いてきたようです。

なお、夏はブロッコリー栽培が難しい季節です。

今後は、平年通り9月下旬の1キロ500円台に向けて徐々に値を上げていくものと思います。

1キロ454円と平年並みまで下落 2023年6月29日

端境期が解消に向かい、出荷量が増えています。

主力の長野、北海道産ともに生育順調で増量傾向。ただ、今週下げたことで荷動きの回復が期待できる

引用:日本農業新聞2023年6月30日

平年であれば、7月中旬に1キロ380円台まで下落します。

今年も7月上旬~中旬にピークを迎えるとのことですから、それまで下落傾向が続く可能性があります。

1キロ536円と平年比15%高 2023年6月19日

ブロッコリー価格の上昇が止まりません。

春ブロッコリーから夏秋ブロッコリーへの移行期に入ったため、品薄となっています。

産地の切り替わり時期で出回りが減っているのが要因

引用:日本農業新聞2023年6月20日

夏秋ブロッコリー産地である北海道産、長野県産が出始める6月下旬までは、高値が続くと思われます。

1キロ508円と平年比1割高まで上昇 2023年6月12日

5月下旬以降、ブロッコリー価格が急上昇しています。

春ブロッコリーの出荷が終わりに近づき、品薄です。

大阪の青果卸は「後続の石川、長野産の出方は順調だが、減少分をカバーできない。北海道産が出始める7月ごろまでは、少ない入荷が続く」という。

引用:日本農業新聞2023年6月13日

例年、北海道産を中心とする夏秋ブロッコリーが本格化する6月下旬ごろより、価格は下落に転じます。

今年も同様の展開になるものと思われます。

1キロ426円と平年並み 2023年6月5日

春ブロッコリーから夏秋ブロッコリーへと作型の移行が進んでいます。

端境期に入ったため、ブロッコリー価格は5月中旬から約70円上昇しました。

長野産はピークに向けて増量進むが、関東産の減少でやや不足感のある値動き

引用:日本農業新聞2023年6月4日

平年通り動けば、今後のブロッコリー価格は6月下旬時点で1キロ470円台まで上昇するでしょう。

1キロ371円と平年並み 2023年5月26日

春ブロッコリーから夏秋ブロッコリーへの移行期に入っていますが、春ブロッコリーの出荷はもう少し続きそうです。

埼玉産は終盤だが夜温低く一定の残量ある。東北の氷詰め需要高まり価格差

引用:日本農業新聞2023年5月26日

とはいえ、6月上旬には香川県産や熊本県産といった春ブロッコリー産地の出荷がほぼ終了します。

品薄により、近いうちにブロッコリー価格は1キロ400円台まで上昇するでしょう。

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1キロ364円と上昇傾向 2023年5月19日

ブロッコリー価格がじわりと上がり始めました。

産地切り替わりに伴う端境で入荷減り相場は上向く

引用:日本農業新聞2023年5月21日

春ブロッコリーから夏秋ブロッコリーへと作型が移行するにつれ、今後のブロッコリー価格は平年通り上げる展開となるでしょう。

1キロ355円と平年並み 2023年5月13日

5月上旬から急落していたブロッコリー価格が下げ止まりました。

香川県産をはじめとする春ブロッコリーが終了に近づき、出荷量を減らしています。

前進した西南暖地産は終盤で、福島産も一服し入荷減。活発な売り込み続く

引用:日本農業新聞2023年5月14日

気温上昇のため、6月以降は長野県や北海道など生産できる地域が高冷地に限られるシーズンに入ります。

生産量減少に伴い、今後のブロッコリー価格は徐々に上昇へ向かうでしょう。

1キロ420円と平年比1割高も下落中 2023年5月6日

生産地により出荷状況が異なるようです。

埼玉県産が順調に出荷量を伸ばす一方、徳島県産をはじめとした西日本産はやや苦戦しています。

鳥取産が出始めるものの顔見せ程度で品薄感は解消せず。売り場は狭いまま

引用:日本農業新聞2023年5月7日

出荷前進の影響がまだ残っているのでしょうか。

5月下旬より、春ブロッコリーから夏秋ブロッコリーへの移行期間に入ります。

ブロッコリー価格は近いうちに下げ止まり、再び上昇に転じるでしょう。

引用:食べチョク

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1キロ473円と平年比2割高 2023年4月22日

平年と比べるとペースは遅いものの、ブロッコリー価格が下落を始めました。

やや遅れていた春ブロッコリーの出荷量が増加しています。

不安定感のあった入荷は徐々に回復し相場は落ち着く

引用:日本農業新聞2023年4月23日

やはり、生育不良というより雨による収穫作業の一時的な遅れであったようです。

平年通り出荷が進めば、ブロッコリー価格は1キロ300円台半ばに向けて下落します。

ただし、今後の天気予報を見ると雨マークが多いようです。

今後の価格は天候に大きく左右されるでしょう。

1キロ500円と平年比でやや高値 2023年4月16日

秋冬ブロッコリーから春ブロッコリーへ切り替わりの時期を迎えています。

端境期による高値は4月中旬には解消に向かうと思われましたが、ここ数日はむしろ上昇傾向。

春ブロッコリーの出荷量が思ったより伸びていないようです。

春作は遅れ回復も入荷の波あり微増にとどまる

引用:日本農業新聞2023年4月16日

生育が悪いとの情報はありませんが、雨がやや多いためでしょうか?

東京、大阪の両市場とも入荷量は増えていません。

とはいえ、各地の春ブロッコリーは出荷ピークに向け増量に向かいます。

平年通り、近いうちに下落へ向かうと思われます。

1キロ534円と平年比でやや高値 2023年4月7日

急騰したブロッコリー価格ですが、上昇は止まったようです。

後続の作型や関東産が徐々に増え、端境は解消に向かう

引用:日本農業新聞2023年4月9日

3月の暖かさで生育が進みすぎ、4月上旬出荷分が不足していましたが、その後西日本産に加えて埼玉県など関東の春ブロッコリー産地も出荷量を増やしています。

今後のブロッコリー価格は、5月上旬の1キロ300円台半ばに向けて徐々に値を下げるでしょう。

1キロ475円と平年比1割高、急上昇中!2023年4月3日

ブロッコリー価格が、直近1週間で180円近く上昇しています。

ほぼ平年通りの動きとは言え、かなりの急上昇です。

何が起こっているのでしょうか?

「3月20日前後に前倒しで集中した分、直近の出荷が極端に少ない」と話す。4月上旬の1日当たり出荷量は平年比2、3割減を見通す

引用:日本農業新聞2023年4月5日

観測史上最も暖かい3月となった影響で、4月上旬に収穫されるはずだったブロッコリーが3月に出荷されてしまったようです。

そのため、3月下旬に1キロ300円を切る安値となった後、急に品薄となり500円近くまで急上昇。

品薄の解消は、4月中旬になるとの予想です。

ブロッコリー価格の高騰は1週間近く続く恐れがあります。

この記事を書いた人
小林大介
小林大介
  • 元ブリーダー(品種改良担当の技術者)
  • 機能性野菜品種の開発等に従事
  • 得意なこと:野菜の栽培、市場分析
  • お問い合わせはこちらから

1キロ377円と平年並みも上昇中 2023年3月31日

春ブロッコリーの生育は順調なものの、今年も端境期が来たようです。

秋冬物終盤で春物出始めるまで量少ないまま。年度替わり引き強く品薄気味

引用:日本農業新聞2023年4月2日

春ブロッコリーの出荷ピークは4月下旬とのこと。

例年通り、4月中旬の1キロ500円台に向けてブロッコリーの市場価格は上昇するものと思われます。

1キロ296円と平年比1割安 2023年3月27日

降雨により上昇するかと思われたブロッコリー価格ですが、反対に下落が続き、ついに1キロ300円を切ってしまいました。

ちなみに、ネットアグリ市況によると、4月のピーク時の価格は以下の通り。

  • 2018年:600円台前半
  • 2019年:500円台後半
  • 2020年:500円台後半
  • 2021年:300円台前半
  • 2022年:400円台前半

4月は秋冬作と春作の端境期にあたるため、3月下旬から4月にかけて価格が上昇する傾向にあります。

ただし、今年は様子が違うようです。

秋冬作切り上がるが春作は順調。気温上昇による品質懸念で産地間で価格差

引用:日本農業新聞2023年3月26日

今年の春は気温が高く適度な雨があったため、春ブロッコリーの生育が順調。

端境期による品薄がなく、平年のような価格上昇に向かわない可能性があります。

その場合、ブロッコリー価格は4月のピークがなく、5月の春ブロッコリー終了に向けてじわじわと上げる2021年のような展開になるでしょう。

1キロ319円とほぼ平年並み 2023年3月18日

秋冬ブロッコリーの出荷が終盤を迎えています。

秋冬作が終盤迎え産地間で品質差。増量した前週からやや減り相場持ち直す

引用:日本農業新聞2023年3月19日

これより秋冬ブロッコリーから春ブロッコリーへの移行期間にはいりますが、品薄から価格が上昇する傾向にあります。

今年のブロッコリー価格も、例年同様に上昇に転じると思われます。

※雨が1週間近く降り続く予報です。
ブロッコリーは露地栽培主体の野菜ですから、収穫作業の遅れに高値となる恐れがあります。

1キロ353円と平年比1割高 2023年3月11日

ブロッコリーの販売が好調です。

スーパーの売り込み意欲が旺盛で荷動きは良好

引用:日本農業新聞2023年3月12日

気温が上がり、サラダ野菜の需要が伸びています。

ただし、終わりに向かいつつある秋冬ブロッコリーは適度な雨もあり出荷好調。

春ブロッコリーに移行する3月下旬までは、現状維持~やや下げる展開となりそうです。

1キロ365円と平年比2割高 2023年3月3日

ブロッコリー主産地の一つ、愛知県産の出荷量が伸び悩んでいます。

産地間で差あるが、前進入荷した分減る。

引用:日本農業新聞2023年3月5日

1月上中旬が暖かかったため、2月出荷分が1月に、3月出荷分が2月に出荷されてしまい、量が少ない状態です。

ただ、気温の上昇に合わせて生産量が再び増加するとの予想です。

2月中旬から1キロ360~370円を維持しているブロッコリー価格は、再び下落に向かうと思われます。

1キロ361円と平年比15%高 2023年2月27日

2月上旬から下落を続けていたブロッコリー価格が、下げ止まりました。

西日本を中心に気温が低かったこと、全国的に雨が少ないことが原因で、出荷量が減少しているようです。

各産地とも入荷減る。干ばつ傾向で品質がばらつき、特売する小売りも減少

引用:日本農業新聞2023年2月26日

生育そのものに問題はなく、3月は平年並みの出荷となる見込み。

今後のブロッコリー価格は、再び下落に転じるでしょう。

1キロ367円と平年よりやや高値も下落中 2023年2月18日

2月9日からの10日弱の間に100円近く値下がりしました。

西日本産地が寒波の影響から抜け出し、出荷量を伸ばしています。

増量した前週のペースを維持。店頭売価徐々に下がり、特売を打つ小売増

引用:日本農業新聞2023年2月18日

日によって寒暖差が激しく見通しにくいものの、全体としては3月の出荷ピークに向けて増量を続け、価格は1キロ200円台後半に向けて徐々に下落するでしょう。

1キロ462円と平年比2割高 2023年2月9日

1月下旬からの低温の影響が長期化し、約20日連続で価格を上げています。

ただ、ようやく出荷量が増加するようです。

生育遅れが回復に向かう。品薄傾向が続いて店頭価格が高く、荷動きは鈍化

引用:日本農業新聞2023年2月12日

香川県や徳島県といった生産地は、3月の出荷ピークに向けて出荷量を徐々に増やします。

今後は平年通り、徐々に下落へ向かうと思われます。

1キロ444円と平年よりやや高値 2023年2月3日

寒波の影響が残り、やや品薄の状態が続いています。

冷え込みで西南暖地産中心に生育停滞続き、前週後半からの上げ基調を継続

引用:日本農業新聞2023年2月3日

また、1月中下旬の暖かさと適度な雨で生育が進みすぎたことにより、2月出荷分が平年より少なくなっているようです。

ただし、2月は平年より気温が高くなる予想で、中旬には雨予報も。

場合によっては、3月出荷分が2月に前倒しで出荷される可能性があります。

天候次第ではありますが、今後の市場価格は平年通り3月上旬の1キロ300円に向けて下落するものと思われます。

1キロ426円まで急上昇し、平年並みに回復 2023年1月27日

ブロッコリーの市場価格が1週間で1キロ100円の急上昇です。

積雪で収穫作業進まず入荷量は少ないまま。

引用:日本農業新聞2023年1月29日

24日~25日にかけて九州や四国でも積雪があり、収穫作業に遅れが出ています。

また、1月前半の暖かさと適度な降雨により生育が進みすぎた反動で、2月の生産量は平年より少ない見込みです。

今後の市場価格は平年並み~やや高値で推移するものと思われます。

 

1キロ323円と平年比25%安 2023年1月20日

ブロッコリーの市場価格が、1キロ300円台前半に沈んでいます。

先週の降雨で生育が進み、出荷量が増えたためと思われます。

週明けには寒波襲来との予報ですが、今後の値動きはどうなるでしょうか。

寒さで週後半に数量が減る可能性があるが、流通在庫あり前半は相場を維持

引用:日本農業新聞2023年1月22日

低温による生育鈍化のほか、降雪による流通の混乱や収穫作業の遅れにより品薄となる恐れもあります。

週後半以降、価格が上昇に転じるでしょう。

※1月24日追記
今後、品薄気味で推移し価格を上げる可能性があります。

2月中旬までは前進した影響で少ないままの産地があると見込まれ、「大幅な増量がなく、しばらく相場はもちあいで推移する」と見通す

引用:日本農業新聞1月24日

1キロ395円と平年比1割安 2023年1月14日

12月の寒さにより品薄気味となっていたブロッコリーの生産量が回復しています。

ただ、平年比1割安の理由はほかにもあるようです。

年末年始の消費疲れに物価高が重なり、財布のひもは例年以上に固い

引用:日本農業新聞2023年1月17日

1月下旬は気温低下が予想されています。

出荷量の大幅増はない見込みですが、消費の冷え込みによりしばらく価格が上がりにくい状況が続くでしょう。

1キロ397円と平年並み 2023年1月6日

ブロッコリー価格が平年並みを維持しています。

九州産はピークすぎるが、愛知産が徐々に本格化し総量横ばいで小幅下げ

引用:日本農業新聞2023年1月

ただし、1月中旬までは平年より暖かい予報に変わりました。

12月の生育が鈍かった反動も加わり、これからブロッコリーの生産量が増加すると思われます。

今後のブロッコリー価格は平年並み~やや安値で推移するでしょう。

ブロッコリーが2023年の売れ筋野菜3位に!

日本農業新聞が今年の「農畜産物トレンド調査」を発表しました。

2023年に消費が伸びそうな品目では、ブロッコリーが3位入賞!

3位のブロッコリーは、栄養価が高いイメージや用途の広さから人気が定着している

引用:日本農業新聞2023年1月5日

安定した需要が市場価格の底上げにつながることを期待したいですね。

1キロ450円と平年並み 2022年12月28日

低迷していたブロッコリー価格が上昇し、平年並みの1キロ400円台半ばまで回復しました。

12月の冷え込みにより生育が鈍いとのことです。

ただし、1月中旬ごろより出荷量が増加する予想となっています。

1月中旬頃から量がまとまり、1~2月のピークに向け増量する

引用:東京青果 1月野菜展望 ブロッコリー 愛知 愛知みなみ(田原)

今後のブロッコリー価格は、年明け以降の気温の推移に大きく左右されるでしょう。

1キロ401円と平年並みまで急上昇 2022年12月24日

12月上旬以来、ブロッコリー価格が急上昇しています。

たった3週間足らずで1キロ200円近く上昇し、価格はほぼ2倍に。

年末年始の需要期に突入したほか、低温で生育が鈍いようです。

安定鈍足 冬モード(゚∀゚) 少ないけど冬らしい 良いブロッコリーぜ♪

引用:Twitter

気象庁の季節予報によると、向こう1か月は西日本を中心に平年より気温が低くなる予想です。

今後も1キロ400~500円台を維持するものと思われます。

1キロ307円と平年比2割安も上昇中 2022年12月19日

12月に入り、ブロッコリー価格の上昇が続いています。

主産地のJA香川県は「寒波で気温が5度以下の日もあり、生育停滞で出荷規格に届くのに時間を要する」と話す。

引用:日本農業新聞2022年12月21日

クリスマスを前に、サラダ需要が高まっています。

この数日でさらに価格を上げるでしょう。

※12月23日追記 クリスマス以降も上昇の可能性があります。

クリスマス以降も、年明け分の在庫確保でスーパーから安定した引きがあると見込まれる

引用:日本農業新聞2022年12月23日

1キロ283円と平年比25%安も上昇中 2022年12月13日

1か月以上続いたブロッコリー価格の下落が終わり、上昇に転じました。

12月の気温低下で生育が鈍っているようです。

ピーク過ぎ入荷落ち着く。前週までの安値で特売需要が続き、荷動き活発化

引用:日本農業新聞2022年12月11日

ただし、香川県、愛知県といった冬春ブロッコリー産地の生育状況は良好とのことです。

平年以上の高値となる可能性は低いと思われます。

1キロ215円と平年比3割安 2022年12月3日

ブロッコリー価格の下落が続いています。

平年であれば11月下旬に1キロ300円前後で下げ止まるところですが、今年は12月に入っても下落を続け、100円台も視野に入るほどの安さとなっています。

資材高騰に苦しむ生産者にとって大きな打撃となる事態ですが、その理由はやはり生産過剰です。

ピークの九州産をはじめ、下旬の需要期へ各地増量し、過剰感で軟調が続く

引用:日本農業新聞2022年12月4日

高単価となる年末年始に合わせて作付けしたブロッコリーの生育が11月の陽気で早まり、生産過剰に陥っているようです。

12月の低温と生育前進の反動で値を上げる可能性はありますが、ほかの品目も同じような状況で野菜が余っています。

しばらく安値は続くものと思われます。

1キロ270円と平年比2割安 2022年11月26日

ブロッコリー価格の下落が止まりません。

10月の下旬の1キロ490円台から下落の一途をたどり、1か月で220円安くなりました。

その原因は11月の暖かさですが、12月の気象条件はどのような予想になっているでしょうか。

どうやら12月の第2週は冷え込みが厳しいようです。

11月の暖かさに慣れきったブロッコリーは、さぞかしびっくりして生育を止めることでしょう。

一方、生産地の状況は順調とのことです。

前年に比べ12月出荷分の作付けを増やしているため、大幅な冷え込み等がなければ潤沢の見込み。ピークは12月20日頃から

引用:東京青果 12月野菜展望

11月の暖かさと適度な雨に恵まれてすくすくと生育しているようですね。

例年であれば、11月下旬から年末にかけて寒さと年末年始需要により価格が上昇する時期に入ります。

12月第二週の寒さが出荷のピークある程度抑えてくれれば、価格が上向いてくるでしょう。

1キロ412円と平年並み 2022年11月7日

ブロッコリーの市場価格が10日ほどで約80円の下落です。

夏秋ブロッコリーの出荷終了により10月中旬から1キロ400円台後半の比較的高値が続いていましたが、11月に入ってから価格が急落、400円を割り込む勢いで下落が続いています。

その理由は、全国各地の冬春ブロッコリー産地の出荷が増加しているから。

高値疲れが出る中で入荷がまとまり、過剰感が出ている

引用:日本農業新聞2022年11月9日

高温を避けるため生産地が北海道や長野県のような冷涼地に限られる夏秋ブロッコリーに対して、冬春ブロッコリーは埼玉県、群馬県、愛知県、石川県、香川県、徳島県、鳥取県、長崎県など全国で栽培が盛んです。

その冬春ブロッコリーの出荷が増加する中、スーパーの小売価格は10月の高値を引きずっているため販売量が増えず、ブロッコリーが余っている状態となっています。

少なくとも今後1週間は下落傾向となりそうです。

また11月は比較的温暖な気候となる予想ですから、適度な雨さえあれば生産量はさらに増加し、11月下旬の300円台前半に向けて平年通り下落を続けるでしょう。

※追記 かなりの前進出荷となっているようです。年末年始に品薄となる予感…

1キロ491円と平年並み 2022年10月28日

ブロッコリー価格が平年並み~やや高値を維持しています。

北海道、長野県産の夏秋ブロッコリーが出荷を終了し冬春ブロッコリーのシーズンとなりましたが、生産動向としてはすこぶる好調、とはいかないようです。

低温の影響で生育不良が散見

引用:日本農業新聞2022年10月30日 今週の野菜の見通し京浜市場

台風とその後の低温や干ばつの影響で増量ペース鈍い

引用:日本農業新聞2022年10月30日 今週の野菜の見通し大阪市場

台風14号が四国のブロッコリー産地の定植期を襲ったほか、10月の急な冷え込みと降雨の少なさから今年の冬春ブロッコリーはやや厳しい生育環境となっています。

とくに雨が少なく干ばつ傾向となっていることは露地野菜の生育にとって大きな心配材料です。

10月下旬に入ってからは全国的に雨が少ないことが分かりますね。

11/1が雨予報ですから、久々の降雨を期待したいところです。

そして今後の生産動向ですが、前年の出荷量を下回る予想を出す産地があります。

現在病害による圃場ロスが散見されており、11月の出荷量はその影響が残るため前年比減の予想

引用:東京青果 11月野菜展望 ブロッコリー 埼玉岡部

やはり生育初期に台風15号の大雨被害が影響しているのでしょうか、関東でもやや不安定な生育となっているようです。

今後の市場価格は平年並み~やや高値で推移するものと思われます。

1キロ502円と平年比2割高 2022年10月17日

ブロッコリー価格が再び上昇に転じました。

10月上旬には平年通り1キロ430円台まで下落を続けましたが、中旬に入り急上昇!

一気に500円台まで回復しました。

全国14卸の取扱量を見ると、10月上旬までは多い日で日量300tほどあったのに対して中旬は200t前後と急ブレーキとなっています。

その理由は、夏秋ブロッコリーの最大産地である北海道産の出荷終了。

北海道産終了し長野も微減

引用:日本農業新聞2022年10月16日

後続である関東・四国産の冬春ブロッコリーはまだ出始めですから、品薄により一時的に高値となっているようです。

ただし、冬春ブロッコリーの生育は順調とのことですから品薄は徐々に解消し、平年価格に戻るものと思われます。

1キロ当たり478円と平年並みまで下落 2022年10月4日

10月に入り、冬春ブロッコリーの出荷が始まりました。

埼玉県産の入荷始まり、総量横ばい。卸値緩やかに下げるが店頭価格はばらつく

引用:日本農業新聞2022年10月2日

関東や四国産を中心とした冬春ブロッコリーは、台風被害にも負けず今のところ生育順調のようです。

一方、7月から出荷を続けてきた夏秋ブロッコリー産地の様子はどうでしょうか?

北海道の農家さんです。

今作は大雨に苦しみましたが、終盤には出荷量が回復しているようですね。

今のところ不安要素はありませんので、例年通り11月下旬の300円台前半に向けて緩やかに下落を続けるものと思われます。

1キロ581円と平年比1割高 2022年9月23日

夏秋ブロッコリーの不作により品薄高となっているブロッコリーの市場価格ですが、9月19日をピークに下落し始めました。

高値疲れ続く

引用:日本農業新聞2022年9月25日

9月はもともとブロッコリー価格が高い時期ですが、そこからさらに150円プラスの高値であったためスーパーは注文を控えているようです。

ただし、10月に入ると関東や四国産の冬春ブロッコリーが始まります。

冬春ブロッコリーの増量に伴って、徐々に値を下げるものと思われます。

※追記 埼玉でも採れ始めましたー!

1キロ590円と平年比15%高! 2022年9月13日

ブロッコリー価格が急上昇しています。

9月6日に1キロ496円であった市場価格が、9月10には590円とたった数日で100円近い値上がりです。

もともと8月、9月は高温のため生産が難しく、高値になりやすい時期ではあります。

しかし平年比15%高に加えこの急上昇、何が起きているのでしょうか?

北海道産の不作に加え、夜温の低下で長野県産も入荷減る

引用:日本農業新聞2022年9月11日

ご存じの通り、夏秋ブロッコリーの最大産地である北海道産は8月大雨による冠水被害で出荷量や品質低下に悩まされています。

また、もう一つの夏秋ブロッコリーである長野県も9月に入り気温が低下。

JA浅間山管内を中心に標高1000mほどの高冷地で栽培されていますが、最低気温は15℃を切っています。

大雨と気温低下の影響で品薄高となっているようですね。

出荷量は前年を下回るとの見通しですが、大幅減には至らないようです。

関東産や四国産が出始める10月までは、やや高値で推移するものと思われます。

1キロ491円と平年比1割安 2022年8月29日

一年でブロッコリーの出荷量が最も少なくなる時期となりました。

ブロッコリーの生育適温は18~20℃と涼しい気候を好みます。
また25℃を超えると高温障害が起きてしまうので、夏は北海道や長野といった冷涼地でしか栽培ができないためです。

そしてその北海道は8月の豪雨の影響に苦しんでいます。

大雨の影響で生産者によって冠水被害が出ている。また、降雨により防除が進まなかったため、8月下旬~9月上旬にかけて黒すす病の発生も懸念される

引用:東京青果 9月野菜展望 ブロッコリー

9月の出荷量は昨年に比べてやや少なくなる見込みです。

8月上旬以来やや伸び悩んできたブロッコリーの市場価格ですが、月は平年並みの500円台前半で推移しそうです。

※追記 北海道の農家さん、やはり大雨で苦労されているようです。

1キロ378円と1割安 2022年6月28日

ブロッコリーの市場価格がふたたび下落に転じました。

加熱調理敬遠され消費振るわず

引用:日本農業新聞2022年6月19日

本日関東の梅雨明けが宣言されましたが、今年の梅雨は雨が少なくとにかく暑い!

消費者の皆さんはブロッコリーをゆでる元気がないのです…

今後のブロッコリーの市場はどのように動くのでしょうか?

長野県産は夜温低下や干ばつで出方鈍い

日本農業新聞2022年6月26日

7月から11月は北海道や長野を中心とした夏ブロッコリーが主役です。

梅雨掛けからの気温上昇に伴って生産量が上がり、価格は徐々に下げるでしょう。

1キロ400円と平年並みまで上昇 2022年6月17日

西日本の春夏ブロッコリー産地が終盤を迎え、ブロッコリー全体の出荷量が減少しています。

鳥取、徳島県産が切り上がり間近で、出回りが減っている

日本農業新聞2022年6月17日

ただし、大田市場ではブロッコリー100tの入荷のうち30tが長野産、大阪本場市場でも15tのうち5.8tが長野産となっており、長野産の夏ブロッコリーがすでに本格的な出荷を開始しています。

また7月に入れば北海道産も登場するため、出荷量の減少と価格の上昇傾向は一時的なものと思われます。

1キロ365円と平年比1割安 2022年6月14日

やはりブロッコリーが徐々に値を下げています。

その理由は、長野、北海道といった夏秋ブロッコリーが出始めて端境期が解消されたから。

福島産は終盤も長野産が本格化し北海道産も出始め増量

引用:日本農業新聞2020年6月12日

ちなみに、東日本の過去1ヶ月の天候を振り返ると、

  • 平均気温:平年よりやや低い
  • 降水量:平年より多い
  • 日照量:ほぼ平年並み

となっています。天候を見る限り不安要素はなさそうですね。

ブロッコリーの市場価格は平年並み〜やや安い程度で推移するでしょう。

1キロ385円と平年並み 2022年6月5日

夏秋どりブロッコリーの長野県、北海道産がスタートしました。

端境は解消へ向かい、市場価格は平年並みの水準に下げています。

西南暖地産ほぼ終了も長野産が増量で北海道産も始まり、高値疲れから軟調

日本農業新聞2022年6月5日

5月下旬から急に価格が上昇したこともあり、スーパーのブロッコリー売り場は小さくなってしまっているようです。

また、気象庁のデータによると2022年5月の北海道は「日照時間平年並み、気温やや高い、降水量やや多い」と気象条件はよく、生育不良といった情報もありません。

7月より夏秋ブロッコリーの大産地である北海道から例年通り出荷が本格化すると思われますので、今後価格が上昇する可能性は低いと思われます。

1キロ397円と平年比1割高に急騰! 2022年5月29日

安値から一転、ブロッコリー価格が上昇しています。

四国、九州産の出荷が多くなった5月中旬に1キロ300円を切りましたが、そこから急上昇。

5月下旬には1キロ400円に迫る価格で推移しています。

その理由はやはり端境期による出荷量の減少。

香川県産は最終盤で、後続産地まとまるまで品薄感残る

引用:日本農業新聞2022年5月22日

香川、徳島、熊本、長崎といった西南暖地産の春ブロッコリーが終わりを迎えました。

また埼玉産の初夏ブロッコリーも終盤とのことです。

一方、そのあとを引き継ぐのが長野、北海道といった夏ブロッコリー産地。

埼玉県産は最終盤も後続が増え、端境は徐々に解消

日本農業新聞2022年5月29日

夏ブロッコリーの増量に伴って、価格の上昇傾向は落ち着くものと思われます。

1キロ282円と平年比2割安 2022年5月15日

ブロッコリーの市場価格が再び安値に転じました。

その理由は生育遅れの回復で集荷量が増えたから。

主力の徳島県産や九州産は、干ばつや低温の影響で数量が伸び悩んでいた。生育の回復で今週いっぱいは安定した入荷が見込まれる

引用’日本農業新聞2022年5月15日

4月下旬以降、前線が日本の南に停滞して天候不純が続きましたが、その影響を四国や九州の産地が大きく受けたようです。

なお、6月からは長野や北海道産の夏ブロッコリーに切り替わる時期を迎え、入荷が不安定になる可能性があります。

夏ブロッコリーが本格化する7月までの間、価格の変動に注意が必要です。

1キロ362円と平年並みの価格を維持 2022年4月30日

春物の埼玉、徳島産の出荷本格化に伴って出荷量が増え、安値が続いたブロッコリー価格。

4月中旬以降、上がりこそしないものの価格を維持し続け、現在は平年並みの水準に戻しています。

その理由は需要の高さ。

特売需要あり堅調

日本農業新聞2022年5月1日

気温の上昇とGW需要でブロッコリーがよく売れているようです。

また5月から6月にかけては産地の切り替わり時期にあたり、西南暖地から長野、北海道といった冷涼地へとシフトします。

スムーズに切り替われば価格の変動も小さく済みますが、今年は4月の天候不順が6月の出荷にどう影響するのか、注意深く見ていく必要がありますね。

1キロ383円と価格維持も上昇止まる 2022年4月17日

4月上旬より急上昇したブロッコリー市場価格ですが、価格を維持しています。

秋冬物から春物への端境期が以依然として続いているためです。

ただし、価格の上昇は一旦ストップ。

長崎県産をはじめとした九州の春物が出荷量を伸ばしているためです。

九州産の入荷量増。春物中心に切り替わる

日本農業新聞 2022年4月17日

とはいえ、九州産の存在感はまだまだ小さいのが実際のところ。

大田市場、大阪本場市場では埼玉、香川、徳島県産が中心で、大阪東部市場でわずかに0.6tの入荷があるのみです。

入荷量はしばらく少ないまま、荷動きも鈍いままで、価格は現状維持が続くと思われます。

1キロ377円と先週比+140円の急上昇! 2022年4月10日

ブロッコリー価格が急上昇しています。

3月中旬より平年比3割安に沈んできたブロッコリー価格ですが、4月に入りどんどん上昇。

1キロあたり400円台に手が届くか?というところまで来ています。

その理由はやはり端境期。

厳寒期作と春作の端境期で減少基調が続く

日本農業新聞2022年4月10日

産地としては引き続き徳島、香川、愛知といった西南暖地主体が続きますが、 もともと4月は端境期で出荷量が減少する時期。

加えて2月からの降雨と気温上昇により出荷が前進、その反動で入荷量が減ったことが価格をさらに押し上げる要因となっています。

前進出荷の反動で入荷減る

日本農業新聞2022年3月27日

とはいえ、ようやく平年並みに値を戻したところです。

春作の出荷が本格化する5月までの間、しばらく価格の上昇傾向は続くでしょう。

1キロ238円と平年比3割安も価格上昇の気配 2022年4月3日

干ばつの解消と気温上昇により、3月上旬からブロッコリーが一気に取れ始めました。

気温上昇と日射時間増加で肥大進む。全国的な増量に伴い、小売りは売り込み

日本農業新聞2022年3月6日

当然市場価格は落ち込み、4月に入っても安値が続いています。

ただ、この10日間ほどで回復の兆しが見え始めました。

その理由は作の切り替わり。

秋冬作から春作の移行期を迎え、端境期で入荷量減少

日本農業新聞2022年4月3日

夏に向けて出荷量自体も減少していく時期に差し掛かります。

価格上昇に期待です。

1キロ355円と平年比75円高 2022年3月1日 

2022年に入り平年並み〜やや高値で推移してきたブロッコリーの市場価格。 

平年であれば2月中旬ごろより下落を始めるはずですが、今年は価格を340~350円台に維持したまま平年より高値を維持し続けています。 

2月中旬からの市場価格に何が起きているのでしょうか。 

ブロッコリー価格は1月から3月にかけて下落する

ブロッコリー価格は年始に一度上昇して1キロ400円台前半となり、その後3月にかけて300円台前半まで徐々に下げるのが例年の動きです。 

そのわけは、年始が作の切り替え時期に当たるから。 

12月に秋冬物の出荷ピークを迎えた後に出荷量が一度減少、その後徐々に春物へと切り替わり出荷量が増えていくことで価格が下落していくというわけです。 

冬〜春の主要産地である愛知県や香川県、徳島県でこのような動きが見られます。 

今年の2月下旬は下がるどころか上昇中!

2月中旬には1キロ340円を切ったものの、再び上昇に転じ3月1日には360円に迫る勢いのブロッコリー 価格。 

西日本の主産地徳島県で出荷が遅れているようです。 

前週は寒い日が続いたため、春物の出方が鈍いという。

日本農業新聞 2022年3月1日

ただし、3月は春物の出荷が本格化する時期です。今後は出荷量が増加し価格下落に転じると思われます。 

入荷は増量基調で、週後半は価格を下げると見込んでいる 

日本農業新聞 2022年3月1日

春物のメインとなる香川、徳島といった四国の動向に注目です。 

1キロ336円、雨で数量不足解消へ 2022年2月18日

価格こそ平年並み〜やや高値であるものの、1月下旬より入荷量の少ない状況が続きました。

その理由は降雨が少ないこと。

干ばつで玉伸び抑えられ、入荷少ないまま。

日本農業新聞 2022年1月30日

ところが2月に入って適度に雨が降り、四国産を中心に生産量がアップ!

雨で四国産の生育が進み、出回りが増えた

日本農業新聞 2022年2月18日

ただし、この状況は限定的です。

西日本の主力の一つである鳥取県産が雪のため収穫が遅れています。

近いうちに価格が上昇する予想です。

1キロ343円と前日比17円安 2022年2月1日

年明けから平年以上の高値で推移してきたブロッコリーの価格が、1月下旬より下落に転じています。

1月のブロッコリー 栽培のメインは香川、愛知、徳島です。

各県ともに年末からの干ばつと寒波で生育が鈍く、出荷量が少ない状態が続いています。

ところが先週末に異変が。

休市明けで入荷が集中した

日本農業新聞 2月1日

たまたま週末に徳島県産のピークが来たようです。

ただし、入荷量が少ない状態は今後も続く予想。

しばらく相場は強もちあい

日本農業新聞 2月1日

今週末にかけて再び冬型の気圧配置が強まる予想です。

しばらくはブロッコリーの高単価が続くと思われます。

1キロ289円と平年比3割安 2021年12月18日

ブロッコリーが値を下げています。

原因は、石川県産の出荷量が多いこと。

石川県産の切り上がりが想定より遅く、入荷量が多い

日本農業新聞 2021年12月17日

実は石川県、ブロッコリー業界では大きな存在感はないものの、栽培面積は増加しています。

北陸地域では、新潟県と石川県での作付けが多く、とくに石川県では近年、面積が増加しています。

北陸農政局

稲作からの転換で、ブロッコリーが栽培されているようです。

1キロ313円と前日比15円高 2021年12月7日

徳島県産のブロッコリーが値を上げています。

理由は病害の発生と冷え込み。

一部産地で病害が発生したのに加え、冷え込みで生育が鈍く入荷量が減った

日本農業新聞 2021年12月7日

不安定な天候が続き、病気発生のリスクが高まっています。

中でも秋から冬に向けての曇天で発生しやすいのが、黒すす病とべと病です。

冷え込みが厳しさを増す12月、ブロッコリー価格に注目です。

6キロ2,376円と前市日324円安。2021年11月5日

ブロッコリーが端境期(産地の移り変わり時期)を迎えています。

北海道、長野といった冷涼地帯の出荷が終わり、四国、埼玉など暖地からの出荷が本格的にスタート。

価格が不安定になりやすいこの時期ですが、今年はさらに厄介です。

干ばつや定植時の長雨の影響で、主力の石川、徳島産の出方が鈍く、前週に相場が上がったため、小売が注文を抑えている

日本農業新聞 2021年11月5日

まずは8月の長雨からの干ばつ。
整地や定植がなかなか進まず植えても動きが鈍かった生育初期の悪天候がひびき、ここにきて出荷量が思うように伸びていません。

当然市場価格は上昇、10月下旬の市場価格は6キロ3000円程度とまずまずの値をつけました。

ところがことはそう単純でないのが市場価格。
野菜全体が一時高値基調だったことからスーパーが注文を控えたのです。
高いと特売も組めませんからね。

「高値の反動」から注文が減り、品物が少ないにもかかわらず安値をつけるという謎は、こういうからくりだったのです。

ちなみに今後は入荷量が回復する見込み。しばらく価格の低迷が続きそうです。

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