日々変動するミニトマトの市場価格。変動幅とその理由について情報を集め、発信しています。天候、スーパーの意向、産地の動向によって左右される市場価格の予想は難しいですが、過去の事例を読み解けば自ずと答えが見えてくる!過去の情報と合わせてご覧ください。
1キロ501円と平年比3割高! 2022年6月11日

ミニトマトの価格上昇が止まりません!
5月中旬以降、徐々に値を上げ始め、6月9日にはついに平年比3割高となる500円台を突破しました。
本来であれば一年で最も市場価格が下がるこの時期のミニトマトに、一体何が起きているのでしょうか。
大産地である熊本の出荷量が減少
11月〜翌年6月までの長い間、出荷量のトップを走るのが熊本県。
その熊本産、毎年6月に終了しますが、今年はいつもより早く出荷が終わるようです。
5月の前進出荷の反動で減少ペースが平年より早い
引用:日本農業新聞2022年6月11日
ちなみに、6月9日の大田市場入荷量79tにたいして、熊本産は33tです。
まだまだ存在感は大きいものの、絶対量は平年より少ない状態が続いています。
茨城産、北海道産の生育遅れ
熊本を代表とする冬春ミニトマトが出荷を終えるころに登場するのが、茨城や北海道の夏秋ミニトマトです。
ところが、その夏秋ミニトマトにも異変が起きています。
後続の北海道、茨城産は夜温が低いため着色が遅れており…
引用:日本農業新聞2022年6月11日
気象庁のデータを確認すると、確かにここ1ヶ月の平均気温は東日本を中心に平年より1℃ほど低い状態となっています。
夏秋ミニトマトの出荷が本格化する7月頃まで、高値が続くと思われます。
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