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レタスの市場価格 変動とその理由 2022年2月20日最新版

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一時1キロ200円に達するも141円に下落、平年並みに 2022年4月17日

レタスの市場価格2022年4月17日
出典:ネットアグリ市況

4月の10日ごろ急上昇したレタス市場。

4/17日現在追いつきを取り戻しましたが、いったい何が起きたのでしょうか。

東西の産地で端境期

東の大産地茨城県では、トンネル作から露地作の切り替わり時期。

一方の西日本では徳島県産が終盤となり、一時的にものが少ない状態に。

西の大産地、兵庫県淡路島は雨が少なく出遅れ

洲本市(淡路島)の気象データを見ると、2月の降水量が30mmを切っています。これは平年の雨量の半分以下の値です。

また収穫前の4月上旬も晴れが続き、平年だと40mm降るはずの雨がわずか1mmにとどまっています。

4月中旬から出荷が始まるのは2月定植の春どりレタスですから、定植直後と収穫前に雨がもらえず生育がやや停滞したようです。

気温上昇にともなって需要が増加

鍋物需要が収束し、サラダ需要が高まる時期に突入。

スーパーは売り場を広げて販売強化体制となり、品薄感が広がりました。

4月17日現在は兵庫県産の出荷が本格化し、平年並みに値を戻したレタス市場。

やや遅れたものの生育は順調のようなので、一大産地の長野県産が始まる5月までの間は130〜140円ほどとなるでしょう。

1キロ190円台に急落し、平年並みの価格に 2022年2月20日

2022年2月20日レタス市場価格
出典:ネットアグリ市況

2月上旬に一時キロ260円台をつけた結球レタスの市場価格が急落しています。 

2月19日の日農平均価格は190円となり、10日間で70円以上の下落幅です。 

1月下旬から高値が続いてきた結球レタス市場に何が起きているのでしょうか。 

低温と干ばつでレタスの入荷量が一時減少し、高値に

全国的な寒波と干ばつの影響で、葉菜類を中心に出荷量が減少しました。 

それに加え、主力の静岡県では降雨が続いたことによる収穫遅れも響いているようです。 

例年この時期は1万〜1万2000ケース(1ケース10キロ)で推移する1日出荷量が、現在は8000ケース程度

日本農業新聞2022年2月15日

そもそも1月までは安値が続いた葉菜類。 

特売を組んだスーパーが多く取り合い状態となり、価格上昇に拍車をかけました。 

干ばつが解消し、高値解消へ 

収穫遅れを招いた降雨ですが、同時に干ばつによる出荷量減少を解消へと向かわせました。 

関東の茨城・静岡、西日本の兵庫・徳島を中心に、2月中旬から出荷量が増加しています。 

しかし、価格下落の要因はこれだけではないようです。 

高値疲れでに動きは鈍化する見通し。産地からは反動安を懸念する声も聞かれる

日本農業新聞2022年2月15日

一時は平年比3割高となった結球レタス市場。 

スーパーが仕入れを控える結果となり、実際入荷量の増加を待たずして下落が始まりました。 

仕入れは割安のハクサイに流れたようです。 

3月からは本格的な春レタスシーズン突入、価格下落が続く見込み 

茨城、徳島県産の春レタス収穫開始により、レタスの生産量は3月から急増します。 

それに伴って市場価格は200円を切り、6月の100円前後まで下落基調が続くのが例年の値動き。 

今後の主力産地となる茨城県、兵庫県の動向に注目です。

1キロ202円と前日比9円高! 2022年1月24日

レタス 価格の上昇が続いています。

その理由は干ばつと寒波の影響。

各産地の状況を見てみましょう。

まずは静岡県。

今季は12月中旬以降の寒波や干ばつで肥大が抑えられ、L級中心。

日本農業新聞 2022年1月25日

12月から2月まで生産量トップを走る静岡県、肥大はやや抑えられているものの、出荷ペースはなんとか平年並みを維持しているようです。

続いて兵庫県。

年明け以降も低温と干ばつで小玉傾向となり、例年より少ない出荷が続く。

日本農業新聞 2022年1月25日

西日本随一の冬春レタス 産地である兵庫県淡路島。天候の影響を大きく受けたほか、作付け面積の減少も響いているようです。

例年であれば気温の上昇とともに出荷量が増えていく時期ですが、しばらく低温が続く見込みで価格は高止まりする予想です。

1キロ147円と前日比15円高! 2021年12月15日

寒さでレタス 出荷量が減少しています。

そしてこれからやってくるのが年末商戦!

年末の需要期に向けて引き合いは強まり、強めの展開で推移する

日本農業新聞 2021年12月15日

そう、年末は食品が最も売れる時期なのです。

食未来研究所webサイトより

クリスマスにお正月、野菜が売れますね。

1キロ111円と平年比4割安 2021年11月16日

茨城県産が年内最後のピークを迎え数量が増えている

日本農業新聞 2021年11月16日

ん?年内最後?

どういうわけなのかわからないので、いつもの「野菜情報」にアクセス!

野菜情報より

…確かに!

東京では10月、11月とレタスの出荷量トップが茨城県です。

ただし12月は減少、そして3月4月再び出荷量トップに。

これはどういうことなのでしょうか。

今度はお野菜情報の産地紹介をのぞいてみましょう。

主要品目のレタスは、茨城県の県西地区を中心に栽培され、春レタス(3~5月)と秋レタス(10~12月)の年2回栽培からなっています。

産地紹介 岩井市農業協同組合 (茨城県岩井市)より

なるほど、レタスの大産地茨城県は、春レタスと秋レタスの2作に別れていたのです!

ちなみに、品種は横浜植木さんの「ラプトル」が多いそう。

横浜植木webサイトより

ちなみに、今後も高値は期待できないみたい。

茨城県産のピークが過ぎれば数量は減るが、当面は引きが弱いまま

日本農業新聞 2021年11月16日

ホテルなど業務需要の低迷が大きいようですね。

1キロ88円と平年の4割安 2021年10月19日

台風被害もなく温暖な気候が続いた結果、結球野菜が全面安の展開に。

9月下旬の半値に落ち込む。長野県産は「遅れ分が出て最後の山ができた。例年通り今週で大方終了する。

日本農業新聞 2021年10月19日

後続の茨城県産も順調であり、今後も安値基調が続く見込み。

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この記事を書いた人

神戸大学大学院農学研究科卒業、元種苗メーカー研究開発部門所属。
こんなことが得意です。
・野菜の栽培
・トラクター、農業機械の操作
・環境制御ハウスのオペレーション
・農家さんへの栽培指導、講習会の開催
・商品企画、開発、設計
・バイオサイエンス分野の最新情報の提供
・統計解析、プログラミング(←勉強中)

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