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ダイコンの市場価格 変動とその理由 2023年2月

ダイコンの市場価格アイキャッチ画像
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ダイコンの市場価格について、その変動と理由を調べ発信しています。

10月から翌年3月までに出荷されるダイコンは秋冬ダイコンに分類されます。

秋冬ダイコンの出荷は関東の千葉県、神奈川県、西日本の長崎県、徳島県、鹿児島県がその多くを占めており、相場は1キロ60円から100円ほどです(ただし年末年始を除く)。

最新のダイコン市況を確認しましょう!

※農林水産省の「青果物卸売市場調査」より作成しています。札幌市、仙台市、東京都、横浜市、金沢市、名古屋市、京都市、大阪市、神戸市、広島市、高松市、北九州市、福岡市及び沖縄県に所在する卸売市場のデータの集計です。本ブログで示す市場価格は、2022年9月より日本農業新聞の「日農INDEX」から農林水産省の「青果物卸売市場調査」に切り替えました。
「こんなグラフが欲しい」「生産量が知りたい」など、ご要望がありましたらお問い合わせフォームからご連絡ください。

1キロ105円と平年比1割高 2023年1月30日

ダイコンの市場価格が急上昇しています。

主産地の千葉県では、寒波の影響を受けて出荷量が伸びていません。

干ばつが解消し、数量が戻ると見越した矢先の寒波だった。土壌の凍結で収穫作業が進まず、太物比率も減って箱数が伸びない

引用:日本農業新聞2023年2月1日

現在の品薄が解消するのは2月中旬との予想です。

それまでの間、ダイコンの市場価格は高値傾向で推移するでしょう。

1キロ94円と平年比1割高 2023年1月27日

1週間で20円以上の上昇です。

10年に一度といわれる寒波の影響を大きく受けています。

めったに見ない宮崎の大根。輸送コストが高いから大根とか九州からでは割に合わないが… 関東が凍って収穫できないので

引用:ANN NEWS 2023年1月27日

千葉や神奈川といった秋冬ダイコンの生産地では、低温によりダイコンが凍ってしまい、収穫作業に遅れが出ています。

2月からは再び暖かくなるようですが、品薄による高値はしばらく続くでしょう。

1キロ84円と平年並みまで上昇 2023年1月23日

ダイコンの市場価格が上昇に転じました。

この時期のダイコンは生育期が低温となるため、生産量が落ちているようです。

太物比率減り、減少基調。弱含みだった前週から上向く。

引用:日本農業新聞2023年1月23日

主産地である関東地方の今後の天気ですが、日照はあるものの寒い日が続く予報です。

平年通り、1キロ90円台後半に向けて上昇を続けると思われます。

1キロ74円と平年比1割安 2023年1月16日

ダイコンの市場価格が下落しています。

ダイコンが売れていないようです。

関東は低温で生育やや停滞。2L級比率が減り入荷増えないが、小売り引き鈍い

引用:日本農業新聞2023年1月15日

お正月が明け、お財布のひもが固いのでしょうか?

これから1月21日、25日と今シーズン最強寒波が襲来する見込みです。

収穫作業の遅れや流通の混乱等で価格が上昇に転じる可能性があります。

1キロ105円と平年並み 2023年1月7日

平年並みを維持しているダイコンの市場価格ですが、値を下げそうです。

年末から年始にかけて小売りの引きが強かったが、他品目の増量に伴い売り場が縮小されているという

引用:日本農業新聞2023年1月11日

ハクサイやネギ、トマトなど生育好調で出荷量を増やしている品目が多く、スーパーのダイコン売り場が狭くなっているとのことです。

また1月中旬までは比較的暖かい日が続くため、お鍋の需要も減る予想。

ダイコンの市場価格はしばらく下落傾向となるでしょう。

1キロ93円と平年比1割安も上昇中 2022年12月26日

ダイコン価格が上昇しています。

年末年始の需要に加え、今年は11月の暖かさによる前進出荷の反動が影響しそうです。

年末に向けて育てていたものの11月が暖かかったため育ちがよく先に出荷されてしまったため年末の今品薄に

引用:YouTube ANNnewsCH 【野菜高騰】記録的大雪で価格が↑ 年末にむけホウレンソウ影響か(2022年12月26日)

東京練馬区のスーパー「アキダイ」の社長によると、品薄のためスーパーや加工業者の間で取り合いになっているとのことです。

今後さらに価格を上げる可能性があります。

1キロ81円と平年比1割安も上昇中 2022年12月23日

年末に向けダイコンの価格が上昇していますが、その要因は年末需要の高まりだけではないようです。

ついに今週から国の緊急需給調整事業による買い等級の出荷抑制が始まりました。

引用:Twitter

緊急需給調整事業とは、市場価格の暴落を避けるための国の制度です。

出荷をしない、またはフードバンクに寄付するなどして市場への流通量を減らすことで、価格の上昇を促します。

12月は平年比で2~3割安となったため、実施されたようです。

問題は、年明けの値動きです。

年内の出荷前進の反動や寒波による積雪の影響で出荷量が減少した場合、平年対比で高値となる可能性があります。

1キロ60円と平年比2割安 2022年12月16日

気温の低下でダイコン価格が上昇に転じました。

気温低下で2L級の比率やや減り、減少した前週と横ばい。週後半から売り場が拡大

引用:日本農業新聞2022年12月18日

寒さによる生育の鈍化と煮炊き需要の高まりが価格を押し上げています。

年末年始に向けて価格はさらに上昇するでしょう。

1キロ54円と平年比2割安 2022年12月9日

ダイコン価格の低迷が続き、平年比2割安にまで落ち込みました。

秋冬ダイコンの生育がよく、供給過剰に陥っているためです。

2L級比率が6割と高まり、一段と増量。潤沢入荷続き、需要に対し供給過剰感増す。

引用:日本農業新聞2022年12月11日

ただし、警戒すべきは出荷が前進傾向にあること。

生育が進みすぎて1月出荷予定分まで12月に出てしまうと、反動で年明けに品薄高となる恐れがあります。

12月の天候とダイコンの出荷量に注意が必要です。

1キロ57円と平年比1割安 2022年12月2日

秋冬ダイコンが出荷ピークに近づいています。

年内のピークへ増量。2L級が6割と太物が中心。店頭売価下がるが過剰感強い。

引用:日本農業新聞2022年12月4日

気温が下がり鍋物需要は大きいものの、冬春ダイコンの生育が順調で生産過剰に陥っています。

例年であれば、今後は年末の需要期に向けて値を上げる時期です。

気温低下で生育スピードがある程度落ち着いてくれば、価格は徐々に上向くでしょう。

1キロ72円と平年並み 2022年11月22日

ダイコンの価格が再び下落に転じ、平年並みの価格に戻しました。

全国的な干ばつに伴い10月下旬から11月上旬にかけて価格が上昇しましたが、11月中旬に入ると下落をはじめ、10日ほどで20円近く安くなりました。

その理由は干ばつの解消と徳島県産の出荷開始です。

干ばつ徐々に回復し2L級が増加

引用:日本農業新聞2022年11月20日

前週に徳島県産がスタートし入荷増量傾向

引用:日本農業新聞2022年11月20日

ダイコンに限らず、多くの露地野菜で生育が進み安値傾向となっています。

また秋冬ダイコンの産地である徳島県が出荷をスタートしたことで生産量が増加、結果として品薄が解消され平年並みの価格に戻ったというわけです。

さて今後の動きですが、

  • 秋冬ダイコンの最大産地である千葉県と神奈川県はともに生育順調
  • 向こう1か月の気温は平年並み~やや暖かい
  • 向こう1か月の降水量は平年並み~多い

とのことです。生産量は平年並み~やや多くなる予想ですから、今後のダイコンの市場価格は平年並み~やや安値で推移するでしょう。

1キロ90円と平年比2割高 2022年11月7日

約1か月続いたダイコンの価格下落がついに止まり、上昇に転じました。

北日本の大雨の影響が徐々に解消されて夏ダイコンの出荷量が増えたこと、さらに千葉県産などの秋冬ダイコンの出荷が始まったことによりダイコン価格の下落が続いていましたが、10月下旬から上昇に転じました。

通常であれば12月の60円台に向けて徐々に値を下げる時期ですが、何が起きているのでしょうか?

干ばつ気味で肥大抑えられ、引き合いがある中で入荷ペース鈍り相場は持ち直す

引用:日本農業新聞2022年11月6日

気象庁のデータを確認すると、ここ1か月のあいだ平年に比べて雨が少ない状態となっていることが分かります。

たしかに11月上旬に少し降った程度で、ほとんど雨がありませんでしたね…

降水量平年比2022年11月
出典:気象庁 前4週間の気温、降水量、日照時間の平年差・比

ダイコンに限らず、キャベツやハクサイ、ブロッコリーなど露地作物を中心に影響が広がっています。

11月半ばには全国的な雨予報の日もあるようですが、まとまった雨となってくれるでしょうか?

今期の秋冬ダイコンは台風の影響もなく豊作となる見込みであっただけに、思わぬ展開でした…

今後のダイコンの市場価格は千葉県、神奈川県、長崎県、徳島県といった秋冬ダイコン産地の天候によって大きく左右されそうです。

1キロ82円と平年比1割安 2022年10月24日

ダイコンの市場価格が下落を続け、ついに平年対比で安値となりました。

春からの高温や干ばつ、その後の降雨に大雨と今年の夏ダイコンは天候に恵まれず、厳しい栽培環境となりました。

その結果7月から3か月以上もの間ダイコンが品薄状態となり、一時は平年比5割以上もの高値に。

そのダイコン価格は10月に入ってから徐々に下落をはじめ、ついに平年価格を割って1キロ80円台前半となり、まだ下落が続きそうな勢いです。

その理由は10月14日に書いた通り秋冬ダイコンの出荷量増加ですが、その他にも理由があるようです。

北日本を襲った8月の大雨の影響により夏ダイコンが品薄となりましたが、播種が遅れた分が後ろにずれ込んだことで、今になって収穫のピークを迎えているとのことです。

9月の品薄の反動が10月の増量として表れているんですね。

秋冬ダイコンの増量とタイミングが重なったことでダイコンの流通量が増え、市場価格の下落に拍車をかけている模様です。

ただし、夏ダイコンの増量は一時的と思われます。秋冬ダイコンは平年並みとのことですから、今後は平年並みの価格で推移するものと思われます。

1キロ109円と平年比4割高 2022年10月14日

ダイコンの市場価格の下落が続いています。

9月下旬に1キロ140円台を記録した後およそ2週間にわたって価格が下がり、10月中旬までに30円以上の下落幅となりました。

その要因は、秋冬ダイコンの出荷量増加です。

北海道産は最終盤も千葉産が増量し価格は落ち着く

引用:日本農業新聞2022年10月16日

北海道や青森を中心とした夏ダイコンは大雨の影響を受けて不作となり価格が高騰しましたが、その夏ダイコンの出荷が終わりを迎えています。

その後に続く千葉県産などの秋冬ダイコンは台風の影響もなく好調で、ついに大雨被害による高値から脱出しつつあります。

ただし、そうはいっても平年比で4割高の高値には変わりありません。

秋冬ダイコンの出荷ピークまでには時間がかかるため品薄解消までは至っていないことや、冷え込みで鍋需要が高まり消費が好調であることも高値い傾向の要因であるようです。

秋冬ダイコンが主流となる11月までは高値基調が続くと思われます。

1キロ140円と平年比4割高 2022年9月26日

北日本の大雨被害によりダイコンの高値が続いていますが、そろそろ下落を始める可能性が高いです。

その理由は、北海道産の回復と千葉県産の出荷開始。

北海道産夏ダイコンの回復

ダイコンは播種から収穫までが比較的早い野菜です。

9月までは8月の豪雨の影響を受けていましたが、10月以降の収穫分は豪雨の後に播種が行われているため、順調に生育しています。

10月上旬の出荷は播種が滞りなく行われたた分で順調な出回りを見込む

引用:東京青果10月野菜展望 だいこん

夏ダイコンは終盤を迎えていますが、10月分は平年通りの出荷量となりそうです。

千葉県産秋冬ダイコンの生育が早い

10月は北日本産の夏ダイコンから関東、西南暖地産を中心とする秋冬ダイコンへの切り替わり時期です。

その秋冬ダイコンの中でも出荷量が多い千葉県産ですが、気温がやや高めに推移したせいか生育が早く、10月の出荷量は平年より多い予想です。

旧盆明けに播種した分がやや前倒し傾向になっており、10月の出回り量は例年の2~3割増しになると予想される

引用:東京青果 10月野菜展望 だいこん

8月以降高値が続いたダイコンの市場価格ですが、約2か月ぶりに平年価格を割り込む可能性があります。

1キロ151円と平年比5割高 2022年9月5日

ダイコンの高値が止まりません。

お盆明けに1キロ119円だったダイコンの市場価格は、2週間ほどで150円台にまで上昇。

お盆前から高騰が続いてきたダイコン市場ですが、再び高止まりの展開となりそうです。

その理由は、8月の大雨被害が長期化していること。

8月を通じて異例の天候不順に遭った影響。畑の水が抜けず収穫作業が滞り、長期間の冠水で品質も低下した。

引用:日本農業新聞2022年9月7日

8月下旬のダイコンの取扱量は平年の3割以上も減少したそうです。

そしてさらに深刻なのは、今後の生産量に対する影響です。

雨で播種も遅れ、品薄高は当面続く

引用:日本農業新聞2022年9月7日

10月までは北海道、青森を中心とした北日本産がメインとなりますが、10月収穫分のダイコンは8月に播種が行われます。

ただし8月は大雨のため圃場の整備が遅れ、播種をしたくてもできない状況だったようです。

そのため、9月分だけでなく10月出荷分も出荷量の減少は避けられない見通し。

千葉、神奈川、長崎といった暖地産が本格的に出始める11月までは、品薄高が続くものと思われます。

※追伸 青森合同青果さんからの情報です。サンマが出始めて需要が増していることも高値の要因だそうです。

1キロ108円と平年比4割高 2022年8月31日

ダイコンの高値が続いています。

お盆前より少し落ち着いたものの、依然として平年比で4割高い状態です。

やはり、8月の豪雨の影響が尾を引いています。

北海道産、大雨の影響残り入荷少ないまま

引用:日本農業新聞2022年8月28日

それでは、大雨の影響はいつまで続くのでしょうか?

夏秋どりのダイコンの産地は、北海道、青森、岩手がその大部分を占めており、10月ごろまではこうした北日本産がメインとなります。

そして残念ながら、8月の大雨の影響は9月~10月収穫分にまで及んでいるようです。

播種期も降雨が多かったため作付けが順調には行かず、9月の出回りは前年・平年を下回る予想

引用:東京青果 9月野菜展望 ダイコン

前年も平年比で1割少ない出荷でしたが、それを下回る予想です。

しばらく高値が続くものと思われます。

1キロ102円と平年比1割高まで下落 2022年8月21日

北日本を襲った豪雨の影響が深刻なようです。

北海道、青森産が市場の9割以上を占めるこの時期、8月上~中旬の豪雨がダイコンの生産現場を直撃しました。

北海道産が一部産地の冠水被害で入荷量少ないまま

引用:日本農業新聞2022年8月21日

全国の取引量を見ると、一日当たり平年は300tほどあるところがここ数日は200tを切る日が続いています。

ところが、市場価格はこの1週間で20円以上下落しています。

その原因は高値疲れとのことです。

ダイコンも数量は少ないが、高値反動で相場を下げる

引用:日本農業新聞2022年8月21日

さすがに平年比5割高、スーパーで1本200円では販売も厳しいですね。

北海道・青森体制は9月まで続きますので、今後も生産量が少なく高値傾向となるでしょう。

1キロ123円と平年比5割高続く 2022年8月11日

ダイコンの高値が止まりません。

北海道産がメインとなる7月から、平年であれば1キロ70円台のダイコン市場価格が今年は110~120円台と約1か月にわたって高騰しています。

その理由は、播種期に北日本を悩ませた雨です。

北海道、青森は6~7月に雨が多く、生育不良が見られ播種もうまくできていない状況。このため予想入荷量は平年をやや下回る見通しで、需要は提言する時期だが全体量は多くなく相場堅調の気配

引用:東京青果 8月野菜展望 だいこん

4~5月の干ばつ・高温に続き、6月以降は梅雨時期の天候不良とダイコン農家にとっては厳しい栽培環境が続いています。

さて、今後の値動きはどのようになるでしょうか?

8⽉は、⻘森産を中⼼に⼩ぶり傾向が続いていることから⼊荷量は⼤きな伸びもなく、価格は⾼値の⾒込みです。

引用:alic 野菜レポート(令和4年8月号)だいこん

梅雨明け後も曇天や豪雨が続くなど生育環境が好転しないことから、生産量は平年を下回ることが予想されます。

8~9月にかけて高値となるでしょう。

1キロ121円と平年比5割高! 2022年7月25日

青森、北海道を中心とした夏ダイコンが苦戦しています。

平年であれば全国の取引量が日量400tになるなずが、今年は300〜350tと出荷量が伸び悩んでいるのです。

その原因は、やはり天候。

高温や干ばつで入荷量は少ないまま

引用:日本農業新聞2022年7月27日

北日本では播種直後の4〜5月にかけて干ばつや高温に悩まされ、ダイコンの初期生育にダメージがあったようです。

ただし、今後は以下の理由により徐々に値を下げる模様です。

作が進み、4〜5月の天候不良の影響が少なくなる

4〜5月の天候不良のあとに播種されたダイコンは、生育もまずまずのようです。

天候回復で、週後半に増量。L級割合高まる

引用:日本農業新聞2022年7月25日

ダイコンの消費が少ない

7月に入ってからというものダイコンの高値が続きました。

ダイコンを販売してもスーパーは利益を出しにくいため、品揃え程度の販売のようです。

また夏も本番となり、食卓でダイコンが活躍する場面も減る一方。

高値続きで荷動き鈍く暑さで消費減退

引用:日本農業新聞2022年7月25日

平年並みの80円前後へ向け、徐々に値を下げるでしょう。

1キロ96円と平年比3割高! 2022年7月10日

5月に1キロ110円代後半まで上昇したダイコン価格は6月に平年並みにまで下落しましたが、7月に入り再び上昇に転じています。

その理由は夏ダイコンの主産地である北海道の高温と干ばつ。

高温と干ばつで生育鈍く品薄感強い出回り

引用:日本農業新聞2022年7月10日

北海道産については、4月が記録的な干ばつだったために初期生育が影響を受けた模様です。

また、青森県産も同様に干ばつの影響を受けています。

6月末時点では干ばつの影響で曲がりやひげ根が散見される。…中略… 中旬から出る分は干ばつで播種できていない面があり数量は多くない予想

引用:東京青果「7月野菜展望」

やはり生育初期の干ばつが影響しているようです。

その後も5月は高温と大雨、6月は低温と日照不足など厳しい生育環境が続いているようですから、ダイコンの市場価格は今後も不安定な動きになるものと思われます。

1キロ88円と平年並みの価格に戻す 2022年6月19日

春ダイコンから夏ダイコンへの端境期のため一時115円を超える値をつけたダイコンの市場価格。

6月半ばになりようやく平年並の80円台まで値を戻しました。

ただし、夏ダイコンの出荷量が思ったほど伸びていないようです。

関東産から主産地移るも、作付け減や種まきの遅れで端境となり品薄感出る

日本農業新聞2022年6月19日

実はダイコンの栽培面積は全国的に減少傾向が続いており、2020年には30,000haを割っています。

人手不足と高齢化で、ダイコンやハクサイといった重量野菜の栽培が難しくなっているんですね。

それに加えて今作は、種まきが遅れているとのこと。

夏ダイコンの播種は通常4月からスタートしますが、降雪の影響で種まきが遅れ、収穫がずれ込んでいるようです。

また、今後7月〜9月の間は冷涼地の青森・北海道産がメインとなるため、なにか起きたときに他の産地でカバーすることができない状況が続きます。

今後のダイコンの市場価格は天候にされやすく、読みづらい状況がつづくと思われます。

1キロ98円、徐々に値を下げるも依然として平年比2割高 2022年5月29日

端境期で高値が続くダイコン市場。

5月中旬の1キロ110円代後半に比べれば価格は落ち着いてきましたが、依然として平年比2割以上の高値が続いています。

千葉県産は切り上がり早まり、後続も出始めで少ない

引用:日本農業新聞2022年5月29日

とはいえ、5月28日の大田市場では187tの入荷のうち青森県産が61tと徐々に夏ダイコンが存在感を増しています。

6月に入れば日本一のダイコン産地である北海道産が始まることを考えると、高値は徐々に落ち着いてくると思われます。

1キロ116円、平年比5割高と高騰中! 2022年5月15日

ダイコンが再び高騰しています。

曇天の影響を受けて価格が上昇した4月中旬から1ヶ月。再び上昇が始まり、5月15日現在で平年比5割高まで値をあげました。

その理由は、産地の切り替わりと天候不良。

春ダイコン産地から夏ダイコン産地へと移行開始

温暖な気候を生かし、冬〜春にかけてダイコンの供給を続けてきた春ダイコン産地の千葉、神奈川、長崎。

5月半ばに入り、その作型が終わろうとしています。

そして次にダイコンの出荷を始めるのが、青森、北海道といった夏ダイコンの生産地です。

ところが、その夏ダイコンの本格化にはまだ時間がかかるようです。

全国的にも出回りが少なく、後続の冷涼産地が出始めるまでは、しばらく堅調相場を維持する

引用:日本農業新聞2022年5月13日

6月になるまで出荷量が少ない状況が続く可能性があります。

雨が続き収穫作業に遅れが発生

4月下旬より日本の南に前線が停滞し、天候が不安定になっています。

5月4日には平年より早く沖縄が梅雨入りし、西日本を中心に降雨が続く展開に。

露地野菜であるダイコンは不安定な天候の影響を受けやすく、出荷作業に遅れが生じているようです。

週明けには天候が回復する予報なので、遅れていた分の出荷が増えて一時値を下げる可能性がありそうです。

しかし全体量が少ない状況はしばらく続くでしょう。

1キロ103円と再び価格上昇中! 2022年4月17日

気温の上昇とともに入荷量が増え、このまま平年並みの展開となると思われたダイコン市場ですが、再び価格の上昇が止まりません。

平年並みに戻した4月上旬から一転、再び上昇に転じ4月17日現在で平年比3割高。

日照不足などで出方が鈍く不足感が強いまま

日本農業新聞 2022年4月17日

春特有の不安定な天候の影響を大きく受けているようです。

冬の神奈川県産から春の千葉県産に大きくシフトする4月に千葉県産が出遅れている状況でしょうか。

天候回復によってこれまで遅れていたものが一気に出荷される可能性があり、価格の急な下落に注意が必要ですね。

1キロ74円と平年比93%まで下落 2022年4月3日

2月から続いたダイコンの高値がついに終わり、平年並みの価格まで下がってきました。

その理由は、入荷量の増加と消費者の高値疲れ。

雨と気温上昇で生育進み潤沢な入荷が続く。店頭価格が高いままで消費鈍い

引用:日本農業新聞2022年4月3日

およそ2ヶ月もの間高値が続いたため、献立からダイコンが外されやすくなっているみたいですね。

そして気になる今後の動きです。

3月に入り、気温の上昇等、天候が回復したことから、生育が順調で、安定した出荷が見込まれるため、4月の出荷数量、価格ともに平年並みで推移する見込み。

引用:野菜の生育状況及び価格見通し(令和4年4月)について

大産地である九州、関東は生育順調、価格はこのまま平年並みで動く予想です。

1キロ102円と平年比2割高 2022年2月26日

ラニーニャ現象の影響から2021年〜2022年にかけて続いた寒波がようやく落ち着きを見せ始めました。 

季節の変わり目に変動しやすいのが青果価格ですが、品目によって明暗が分かれています。 

ニンジンやハクサイが平年比3、4割安に沈む一方、キュウリやピーマンといった果菜類は平年並み〜2割高をつけています。 

そんな中、ここ2週間で価格を伸ばしているのがダイコン。 

2月10日前後から上昇を始め、平年より20円以上高い1キロ100円ほどで推移しています。 

2月下旬のダイコン市場で何が起きているのでしょうか。 

ダイコン市場価格上昇の要因① 低温と干ばつによる肥大遅れ

この時期の主産地は関東の神奈川・千葉、九州の鹿児島・長崎です。 

2月上旬から中旬にかけて出荷されるダイコンの多くは「越冬どり」の作型で、9~10月に播種され下降気温下で肥大期を迎えます。 

その肥大期に今年の冬の特徴である低温と干ばつが重なり、肥大遅れが生じているのです。 

2月10日ごろより入荷量の減少が始まり、価格上昇のきっかけに。 

ダイコン市場価格上昇の要因② 作型の変わり目による端境期

2月の中下旬より、先ほどの「越冬どり」から「早春どりトンネル栽培」へと作型の切り替わりが進みます。 

「早春どりトンネル栽培」は「越冬どり」より1ヶ月遅い10~11月の播種です。 

その代わりにトンネルを設置して防寒対策を行い、生育を前進させることで早春の出荷を目指します。 

ところが今年の寒波はトンネル栽培にも影響を及ぼし、やはり肥大が遅れている様子。 

作の切り替わりで出荷が少ない上に「早春どりトンネル栽培」の肥大遅れが重なり、出荷が遅れているのです。 

3月以降の展望は? 

平年は気温の上昇に伴い3~4月に向けて徐々に価格が下落するダイコン市場。 

今作でも遅れている春物が徐々に出始めてくるようです。

徐々に太物増える(神奈川県)

長崎県産の春物の生育遅れで始めるのは週後半(長崎県)

日本農業新聞2022年2月27日

こうした産地の動向に加えて、高値の影響からスーパーが売り場を縮小しています。 

入荷横ばいも売り場が縮小し、荷動きは鈍化する 

日本農業新聞2022年2月27日

出荷量の増加と引きの弱さから、高値が続いたダイコン市場は今後値を下げていくと思われます。 

1キロ70円と前市比13円安 2022年1月7日

年末に価格を上げたダイコンですが、年末需要が一服して値を下げています。

ここで気になったのがこの記事。

太物が多く箱数が伸びていることもあり、佐賀、長崎県産が増量傾向にある

日本農業新聞 2021年1月7日

寒波の影響が少ない九州産が好調のようです。

一方、関東産は寒波の影響を大きく受けている模様。

(主力産地の千葉、神奈川は)低温の影響で生育停滞し、数量不安定

日本農業新聞 2022年1月9日

いづれにせよ、需要低迷の状況はしばらく続きそうです。

1キロ48円と平年比35%安の展開、緊急需給調整実施の可能性あり

温暖な気候で出荷が前進し、市場にダイコンがあふれています。

と同時に、業務需要が低迷。

大口の需要が戻らず、太物がだぶついている

日本農業新聞 2021年11月26日

街のおでん屋さんも儲かっていないのでしょうか。サンマが不漁で大根おろしが出ないのでしょうか。

業務用が余ってスーパーの家庭消費頼みが現状のようです。

千葉県産のダイコン、大ピンチです。

みなさん、おでんが美味しい季節ですよ。ダイコン食べましょう。

1キロ53円と平年の3割安 例年にない暖かさで出荷量増える 2021年11月9日

ようやく秋らしくなってきましたね。

しかし天候の変化に一足遅れてやってくるのが野菜の相場。鍋物野菜が10月の暖かさの影響を大きく受けています。

10月以降の主産地である関東、九州で出荷ペースの高い日が続いています。

JA全農ちばによると…(中略)…平年比2割増。2L級の太物が45%と例年(40%)より多い

日本農業新聞 2021年11月9日

ところが、売れ行きは今ひとつ。

暖かさでお鍋の季節本番!とはいかず、またコロナの落ち着きで外食が増えてスーパーの野菜売り上げが減少しているようです。

ダイコンはカット売り主体で量が出ない

日本農業新聞 2021年11月9日

11月に入り気温もぐっと下がってきました。

平年並みの価格に期待しましょう!

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