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ピーマンの市場価格 変動とその理由 2022年4月30日最新版

山積みにされたピーマン

日々変動するピーマンの市場価格。変動幅とその理由について情報を集め、発信しています。天候、スーパーの意向、産地の動向によって左右される市場価格の予想は難しいですが、過去の事例を読み解けば自ずと答えが見えてくる!過去の情報と合わせてご覧ください。

目次

1キロ431円と価格上昇中! 2022年4月30日

関東産の出荷が増加し、価格は下落傾向が続く時期に差し掛かりましたが、逆に価格が上昇に転じました。

その理由は、重油高騰と日照不足。

茨城産は加温控えで増量緩やか

… (中略) …

日照不足などで出方鈍いまま

日本農業新聞2022年4月30日

茨城ではボイラーによる加温を必要とする時期がもう少し続きます。

このまま加温控えが続くとなると、影響は長期化する可能性があり注意が必要です。

1キロ409円と価格横ばい 2022年4月17日

終盤の宮崎や高知、そしてこれから出荷本格化を迎える茨城、ともに生育順調で安定した出荷が続いています。

また400円ほどで価格が安定していることから、スーパーの特売が活発化。

西南団地産は安定入荷続き、値頃感から特売需要増える

日本農業新聞 2022年4月17日

現状はよく売れているようですね。

ただし、これから5〜6月にかけて生産量のピークを迎えます。

それにともなって、市場価格も300円前後まで下落するのが例年の相場です。

茨城県産が増量するにつれて徐々に値を下げるでしょう。

ついに大産地茨城県が本格始動!入荷量増加中 2022年 4月10日

日本一のピーマン栽培面積を誇る茨城県の半促成栽培ものが出荷本格化です。

ピーマンは茨城県産が作型の端境期を過ぎて回復に向かい、…

日本農業新聞2022年4月10日

市場価格は1キロあたり410円と平年並みを維持していますが、4月9日の大田市場では日量で宮崎県産22tに対し、茨城県産24tと西の大産地宮崎県を早くも追い越す勢いです。

今のところ生育に不安要素はなく安定した入荷が見込まれており、しばらく平年並み、400円前後の価格が続きそうです。

1キロ415円と平年比9割まで下落 2022年4月3日

ピーマンの市場価格の推移2022.4.3
ピーマン市場価格の推移 出典:ネットアグリ市況

低温で生育が遅れていたピーマン。

しかし3月に入り大産地茨城県の出荷が本格化したこと、そして西南暖地の出荷が回復してきたことによる出荷量の大幅増で価格が大きく下落しました。

その下落幅、2ヶ月弱前と比較すると1キロあたり400円です。半額になってしまいましたね。

大産地で共に生育好調の茨城県、宮崎県は6〜7月ごろまで出荷が続くため、今後も入荷量は安定し価格は平年並みで推移するとの予想です。

1キロ693円と平年比2割高 2022年2月26日

ピーマン市場価格の推移2022年2月26日
ピーマン市場価格の推移 出典:ネットアグリ市況

 

昨年10月から今年の1月にかけて安値が続いたピーマン市場ですが、2月に入り相場が急上昇。 

直近1ヶ月は平年比で2割を超える高値が続いています。 

同じナス科野菜のナスやトマトがほぼ平年並みの価格を維持するなか、なぜピーマンがこれほど高いのでしょうか。 

その理由は、今年の冬の気候と大産地の作型にありそうです。 

ピーマン市場価格が高い理由① 低温と1月下旬の曇天による生育遅れ 

1、2月の主な生産地は宮崎、高知、鹿児島といった西南暖地で、ビニールハウスの中でボイラーを焚きながら栽培する冬越し栽培が主流です。 

トマトやナスの場合暖房の設定温度は12 ~14℃が一般的ですが、ピーマンの設定温度は17~18℃とかなり高め。寒さに弱い作物なんですね。 

ところが今年はA重油の価格が110円/Lを超える異常事態。寒波襲来に加えて暖房費節約のため設定温度はどうしても低めになってしまい、生育が抑えられていると思われます。 

それに加えて、1月下旬の西日本は天候不順に見舞われました。 

気圧の谷などの影響で曇りや雨の日もあった

宮崎地方気象台

冬春栽培日本一の大産地である宮崎では日照時間が平年比54%とかなり低く抑えられ、結果として出荷量の減少とピーマン市場価格の上昇につながったようです。 

ピーマン市場価格が高い理由② 大産地茨城の端境期

冬春栽培日本一の面積を誇る宮崎ですが、その上を行くのが栽培面積日本一の茨城県。 

ピーマンの栽培面積は日本全体で3,200haですが、そのうちの17%、543haを茨城が占めています。 

当然市場価格に与える影響は大きいものがありますが、茨城のピーマン栽培の特徴は半促成、抑制の短期栽培が主流であるということ。 

そのため宮崎など西南暖地と異なり、冬場の1、2月は出荷量が大きく減ります。 

半促成栽培の出荷が本格化する3月まではそもそも出荷量が少ない時期にあたり、高値がつきやすい時期なのです。 

今後の展開は? 

西の宮崎、東の茨城ともに出荷量が増加する見込みです。 

茨城県産が徐々に増える

…(中略)… 

気温の上昇で生育が進み入荷量は徐々に増える(高知、宮崎)

日本農業新聞2022年2月26日

約1ヶ月続いた高値はようやく落ち着き、平年並みの取引価格に戻ると思われます。

1キロ389円と前日比19円高!2022年1月11日

ここのところピーマン価格の上昇が続いています。

その理由はやはり寒さ。

厳寒期で加温が抑えられ、(出荷量が)少ないまま横ばい

日本農業新聞 2022年1月13日

年末からの寒波の影響に加え、原油高でハウスの加温が難しくなっています。

低温にさらされた分、冬場の主産地である宮崎県、高知県産のピーマン出荷量が落ち込んでいるようです。

ちなみに、ピーマンの青果価格は1、2月がピーク。

大田市場におけるピーマンの月別入荷量実績(令和元年)
出典:alic ピーマンの需給動向

今後は日本最大産地である茨城県産が徐々に増量し、春に向けて価格の下落が続きます。

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この記事を書いた人

神戸大学大学院農学研究科卒業、元種苗メーカー研究開発部門所属。
こんなことが得意です。
・野菜の栽培
・トラクター、農業機械の操作
・環境制御ハウスのオペレーション
・農家さんへの栽培指導、講習会の開催
・商品企画、開発、設計
・バイオサイエンス分野の最新情報の提供
・統計解析、プログラミング(←勉強中)

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