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ジャガイモの市場価格 変動とその理由 2023年12月

じゃがいもの市場価格

ジャガイモの市場価格について情報を収集しています。

「最近ジャガイモの値段が高いのはなぜ?」

「ライバル産地の生産動向や価格の推移を知りたい」

など、ジャガイモの価格に関心のあるみなさまのお役にたてるとうれしいです。

※2021年、2022年とジャガイモの高騰が続いたため、グラフの平年価格はやや高めに算出されています。

※農林水産省の「青果物卸売市場調査」より作成しています。札幌市、仙台市、東京都、横浜市、金沢市、名古屋市、京都市、大阪市、神戸市、広島市、高松市、北九州市、福岡市及び沖縄県に所在する卸売市場のデータの集計です。平年価格は2018~2022年の価格の平均値を算出しています。
「こんなグラフが欲しい」「生産量が知りたい」など、ご要望がありましたらお問い合わせフォームからご連絡ください。

目次

1キロ117円と平年比1割安 2023年12月15日

ジャガイモの売れ行きが不調です。

前週までの気温高による煮炊き需要の伸び悩みがある

引用:日本農業新聞2023年12月19日

平年より出荷量は少ないものの、12月中旬までの暖かさで「煮物を食べよう!」という気分にならないようですね。

なお、12月から九州産の出荷も始まっています。

これから冬本番ですが、ジャガイモ価格が平年以上の高値を付けることはなさそうです。

1キロ118円と平年比1割安 2023年12月1日

2021年、2022年の高騰を受けて平年価格が高めに算出されているため平年対比で安値となっているものの、決して安くはありません。

むしろ、出荷量は少なめ。

夏の天候不順で品質維持に懸念あり、前年よりも入荷少なく堅調相場が続く

引用:日本農業新聞2023年11月26日

どうやら夏以降の暑さで発芽してしまい、出荷できないものが多いようです。

北海道産が出荷を開始してから下落傾向が続いていましたが、このあたりで下げ止まるものと思われます。

1キロ143円と平年並み 2023年8月26日

北海道産新ジャガの季節が本格的に始まりました。

高温・干ばつの影響が心配されましたが、生育はまずまずのようです。

北海道産は干ばつ傾向で小玉傾向がみられるが玉数はあり数量十分。

引用:東京青果 9月野菜展望

今後のジャガイモ価格は、北海道産の増量に伴って平年通り下落へ向かうでしょう。

1キロ169円と平年比15%高 2023年8月5日

関東から北海道へと生産地が移行しており、平年比で高値となっています。

北海道産出荷開始だが産地切り替わり価格は強め展開予想。

引用:仙台中央卸売市場 今週の入荷と価格の見通し 2023年8月1日

その北海道産、生育、出荷ともに順調とのこと。

今後のジャガイモ価格は、近いうちに平年並みに戻すでしょう。

1キロ196円と平年並み 2023年7月21日

北海道産の新ジャガがスタートしましたが、まだ出荷量は十分ではないようです。

前週に北海道産スタートも出始めで量横ばい。

引用:日本農業新聞2023年7月23日

今後のジャガイモ価格は、北海道産が増えるにしたがって徐々に値を下げるでしょう。

1キロ185円と平年並み 2023年7月15日

平年並みとはいえ、ジャガイモ価格の上昇が続いています。

6月2日襲来した台風の影響で千葉・茨城県産の「馬鈴薯」は、圃場で腐敗が進み入荷が減少しています。

引用:仙台中央卸売市場 今週の入荷と価格の見通し 2023年7月11日

7月下旬ごろより北海道産の出荷が増加するまで、1キロ180円前後の価格が続くものと思われます。

1キロ167円と平年並み 2023年7月10日

ジャガイモ価格が上昇しています。

静岡産は台風被害の影響あり、長崎産も切り上がり、端境で不足感ある取引

引用:日本農業新聞2023年7月9日

なお、北海道産の出荷が増えてくるのは7月下旬から。

それまでの間、ジャガイモ価格は平年通り1キロ170~180円台まで上昇するでしょう。

1キロ145円とほぼ平年並み、上昇中 2023年6月24日

ジャガイモが端境期に突入し、値を上げています。

関東産は雨で正品率低下、長崎産も終盤で不足感強まる

引用:日本農業新聞2023年6月25日

7月は、九州産が終わり北海道産の出荷がまだまだ少ないため、出荷量が限られる時期。

今後のジャガイモ価格は、7月下旬の1キロ170~180円台に向けてさらに上昇するものと思われます。

1キロ140円と平年比1割安 2023年6月9日

鹿児島県産の出荷終了により下げ止まるかと思われたジャガイモ価格ですが、下落はなかなか止まりません。

他産地の出荷が順調に進んでいます。

鹿児島産は終盤だが、長崎、静岡産とも順調。産地シフト円滑で不足感なし

引用:日本農業新聞2023年6月11日

平年であれば、今後は長崎県産の出荷終了が近づくにつれて市場価格が上昇、1キロ200円近くまで値を上げます。

ジャガイモ価格は、近いうちに上昇へ転じるでしょう。

1キロ156円と平年比1割安 2023年5月26日

鹿児島県産の出荷遅れ解消に伴い安値となっているジャガイモ価格ですが、そろそろ下げ止まりそうです。

鹿児島県産終了。関東産始まるが長崎産が漸減して総量は減少し、荷動き改善

引用:日本農業新聞2023年5月28日

6月中には長崎県産も終了し、端境期に入ります。

ジャガイモ価格は、2~3週間のうちに上昇へ転じるでしょう。

さっとはけてむれにくい!
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1キロ159円と平年比15%安 2023年5月8日

鹿児島県産と長崎県産の出荷が重なり、安値となっているジャガイモの市場価格。

今後の見通しについて、日本農業新聞が報じています。

東京の青果卸は「静岡産や関東産も始まって潤沢入荷は続き、下げの展開。荷動き改善に向け、タマネギとセットにした特売が増える」と見通す

引用:日本農業新聞2023年5月10日

主要産地の長崎県産が出荷終了に向かう6月中旬ごろまで、安値傾向が続く可能性があります。

※5月14日追記 ジャガイモ価格はひとまず下げ止まった模様です。価格が下がったことで販売は好調とのこと。

鹿児島県産終盤で減少も長崎県産が順調で潤沢な入荷。特売が増え荷動きは改善

引用:日本農業新聞2023年5月14日

規格外だから安い!ニシユタカ5kgも入って980円

引用:食べチョク

長崎県南島原産の「ニシユタカ」です。

煮崩れしにくいので、煮物やスープなど幅広い料理に使えます。

小粒のため規格外ですが、味や品質には問題なし!

甘辛煮にちょうどいいサイズ。

1キロ174円と平年比1割安 2023年5月1日

鹿児島県産の冬作と長崎県産の春作の出荷が重なり、安値傾向となっているジャガイモ価格。

5~6月の出荷は長崎県産がメインとなりますが、今後の見通しについて日本農業新聞が伝えています。

気温上昇もあり計画に沿ったペースで5月中旬にピークを迎え、6月いっぱい続く。

引用:日本農業新聞2023年5月6日

今後は、鹿児島県産が終了するとともに価格を戻し、しばらく平年並みで推移すると思われます。

1キロ186円とほぼ平年並み 2023年4月27日

ジャガイモの出荷量が増加しています。

遅れていた鹿児島産がピーク迎え長崎産と重なり潤沢。

引用:日本農業新聞2023年4月30日

鹿児島県産の生育遅れにより高値となっていましたが、4月11日をピークに下落が続いています。

ただ、ジャガイモの他にニンジン、タマネギの供給も増え、同様に下落傾向です。

スーパーはこれらのセット販売で売込みを強めていますから、売れ行き次第では極端な安値は避けられるでしょう。

1キロ191円と平年並み 2023年4月24日

ジャガイモ価格は高騰から一転、約2週間にわたる下落となりました。

前週以降、遅れていた分の入荷が増えて相場は下げ、店頭も今後、高値は落ち着く見通し

引用:日本農業新聞2023年4月26日

鹿児島県産の遅れ分と長崎県産の出荷重複により安値転落が心配されましたが、どうやら平年並みの価格に軟着陸したようです。

5~6月の出荷メインとなる長崎県産について、特に生育が悪いなどの情報はありません。

今後のジャガイモ価格は平年並みで推移するでしょう。

1キロ204円と平年並み 2023年4月17日

鹿児島県産の遅れにより高騰していたジャガイモ価格が急落しています。

天気の崩れは心配も、鹿児島離島産が最終週から入荷ピーク。荷動きは回復

引用:日本農業新聞2023年4月16日

鹿児島県産はほぼ1か月遅れの出荷ピークとなります。

ただ、心配なのは本来後続となる長崎県産の出荷ピークと重なる恐れがあることです。

供給過多による安値に陥る恐れがあり、注意が必要です。

1キロ253円と平年比3割高 2023年4月8日

鹿児島県産の不作により、ジャガイモ価格が高騰しています。

高値は4月中旬まで続くようです。

4/15以降は春物が入荷する予定です。それまでは高値継続。

引用:仙台中央卸売市場今週の入荷と価格の見通し

遅れていた鹿児島県産と後続産地である長崎県産の出荷時期が重なれば、相場は急落に向かう可能性があります。

※4月14日追記 4月下旬ごろより大きく下げる見通しです。

大型連休の出荷ピークに向け鹿児島産は数量が回復。後続の長崎産も増量が見込まれる

引用:日本農業新聞2023年4月14日

1キロ225円と平年比2割高 2023年4月6日

ジャガイモ価格が急騰しています。

北海道産の貯蔵物に加えて鹿児島県産が多くを占める時期ですが、その鹿児島県産が苦戦しているためです。

鹿児島産は天候不順が続き品薄続く。北海道も平年に届かず相場は小幅揚げ

引用:日本農業新聞2023年4月2日

鹿児島県産は1月の寒波の影響が残っていること、雨が多く収穫作業が遅れていることが響き、出荷量を落としています。

また、北海道産の貯蔵物も残りが少なく、全体として品薄状態です。

ただし、4月中下旬には遅れている鹿児島県産の出荷と、本来鹿児島県産の後を引き継ぐ長崎県産の出荷が重なり、出荷量が大幅に増える見込みです。

ジャガイモ価格が急落する恐れがあり、注意が必要です。

1キロ158円に上昇 2023年3月16日

ジャガイモ価格が上がっています。

北海道産の出荷が終盤に向かう中、本来であれば鹿児島県産の出荷が増える時期ですが、今年は異変が起きているようです。

離島産は終盤で減少傾向、本土産は植え直しをした影響で、1か月以上生育が遅れている

引用:日本農業新聞2023年3月17日

1月下旬に日本列島を襲った寒波の影響でジャガイモの葉が凍ってしまい、鹿児島県産のジャガイモが大きな被害を受けました。

しばらくは出荷量の少ない状況とのことですから、高値傾向が続くと思われます。

この記事を書いた人
小林大介
小林大介
  • 元ブリーダー(品種改良をする人)
  • 機能性野菜品種の開発を担当
  • 得意なこと:野菜の栽培、市場分析
  • お問い合わせはこちらから

1キロ147円と平年比2割安も上昇中 2023年3月3日

北海道産の貯蔵物が終わりに近づいており、生産地の切り替わり時期を迎えています。

その後を引き継ぐのは鹿児島県産の秋作ですが、作柄は思わしくないようです。

北海道産は残量少なく、鹿児島産は前段の低温・降雪により作柄悪化で小玉傾向。

引用:東京青果 3月野菜展望 ばれいしょ

3月下旬になり鹿児島県産の出荷がさらに増えるまでの間は、現在の1キロ150円前後での取引となりそうです。

1キロ145円と平年比2割安 2023年2月6日

ジャガイモ価格が平年対比で安値ですが上昇しています。

北海道産と並んで出荷の多くを占める鹿児島県産が寒波の影響を受けたうえ、雨にも苦しんでいます。

鹿児島産長雨で入荷量減る

引用:日本農業新聞2023年2月5日

九州地方は今週末も雨予報です。

ジャガイモ価格の上昇傾向は今後も続く可能性があります。

1キロ140円と平年よりやや安値、上昇中 2023年1月30日

ジャガイモの市場価格がじわじわと上昇しています。

この時期の出荷の多くを占める北海道産は、生育期に雨が少なかったために歩留まりが悪く、出荷量は平年を下回っています。

ただし、上昇基調は長く続かない予想です。

上旬は全体量の少なさから相場が一時上昇するも、販売環境は良くないため中旬以降は下落の気配

引用:東京青果 2月野菜展望 ばれいしょ類

2月中旬からは鹿児島県産の出荷が本格化します。

今後のジャガイモ価格はやや安値で推移するでしょう。

鹿児島県のジャガイモ産地を最強寒波が直撃 2023年1月27日

ジャガイモの生産量が北海道に次いで2位の鹿児島県。

ジャガイモの肥大にとって大事な時期に葉が凍ってしまい、大きな被害を出しています。

今回の寒波で作付面積の1/3がダメージを受け、被害額はおよそ20億円にのぼる

引用:ANN NEWS ジャガイモ生産者エグチベジフル

2月~4月までは鹿児島県産のジャガイモが多くを占める時期ですが、出荷量の減少は避けられないと思われます。

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